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グリスの低粘度化について
- 電動ステージのメンテナンスでグリスを塗り込む際、高粘度のグリスは内部に浸透しにくくなります。
- アルコールでグリスを溶かし、駆動部に流し込む方法を検討していますが、アルコールが揮発してもグリス成分は残るでしょうか。
- 市販のグリススプレーはケロシンを使用していますが、クリーンルームで使用するためアルコール系でも同じ効果があるか知りたいです。
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再出です。 > 電動ステージは各部品を購入し、自作しています。 > それぞれの部品に、給脂ニップルはなく、メーカーに、給脂方法を確認しましたが、 > 分解しかないとかで、良い回答は得られていません。 であれば、設計に確認する内容ですし、設計に問題があることになります。 設計に問題がある具体的な内容は、 ア)部品選定は、給脂ニップルがある物を選ぶか、給脂用の孔が明いている物を選び且つ 給脂できるシステムを他の部品と共に構築する設計をするかです。 それが、できていない設計か、給脂用の孔も使用していない構造なら、改造要求を するなりして対応する。 イ)ストロークが微量であるなら、設計上で追加給脂しなく無給脂でも耐用年数は動作可能 と判断している場合もありますので、給脂期間等を設計に確認してください。 (数年に1度の給脂なら、定期オーバーホール時期に給脂としての設計かも?) 等があります。 その方面でのアクションも同時に考えた方が得策です。
グリスを溶剤で溶かすことはお奨めしません。増調剤が分解し、基油だけの 状態になってしまいます。溶剤が蒸発しても元の状態には戻りません。 グリスにこだわらず、ドライ潤滑に切り換えるのも手です。 スミコーあたりからスプレー式の乾燥皮膜形成潤滑剤がいろいろと出ています。 クリーンルームでは有効だと思います。 あとは、スライド部やボールネジ部に接触させて含浸させた潤滑剤を滲み出させる タイプの半固形潤滑剤などもあります。 グリスを奥まで届かせたいのであれば、グリスニップルを取り付けるか、 給油用の配管を取り付けて集中潤滑させるかです。
お礼
オーバーホールGOHZN様 >増調剤が分解し、基油だけの状態になってしまいます。 化学的知識が無いため、最も知りたかった内容です。 ありがとうございました。
回答(1)さんのアドバイスは、とても良いと思います。 さて、モータ+ボールネジ+クロスローラの電動ステージをユニット購入しているのであれば、 取扱説明書を確認してみたり、お問合せ先へ電話してグリース給油方法を確認してみるのも 違った回答が得られるかもしれませんよ。
お礼
後の先アフターユー様 アドバイスありがとうございます。 電動ステージは各部品を購入し、自作しています。 それぞれの部品に、給脂ニップルはなく、 メーカーに、給脂方法を確認しましたが、 分解しかないとかで、良い回答は得られていません。 やはり、グリスを溶剤で一時的に軟化させることが出来れば、 解決できると思います。 しかし、溶剤が気化した後の残留グリスが元の性能であるかが気になります。
グリースを暖めて、トロトロの状態にして注入できませんか? 又は、ちょう度番号0番のものを使ってみてはどうでしょうか?
お礼
鶴屋南木様 回答ありがとうございます。 耐フレッチンググリス(微少繰り替えし動作でグリス切れしにくい)という事もあり、400度まで昇温しましたが、ダレは全くなく、昇温はあきらめました。 グリスはガイドメーカーより購入しています。 ちょう度番号0番では、耐フレッチング性が有るか、ガイドメーカーには聞いてみます。直ぐに回答は出てこない可能性があります。 他にはブローで流し込むことも試しましたが、内部にはあまり浸透しない様子でした。クリーンルームなので、あまり飛び散るブローは使えません。
お礼
後の先アフターユー様 追記ありがとうございます。 >設計に確認する内容ですし、設計に問題があることになります。 私が設計者で、困っています。 標準品では、給脂穴が無い為、改造要求をしてみます。 また、アルコールによる軟化は生じませんでした。 市販の灯油(ケロシン)による軟化済みグリス(呉工業製)を検討してみます。