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ワークガイド材質についてのライフアップのための検討
- 装置にて搬送されているワークとワークガイドの擦れにより、ワークガイド磨耗が著しく困っています。ワークは質量10g程度の樹脂製品で、ワークガイドはSUS304薄板の折り曲げ加工品です。
- ワークは数mmピッチでピッチ送りされ、ワークガイドに掛かる負荷は概ねワーク質量のみです。ワークガイドのライフアップに取り組んでおり、擦れによる磨耗に強い材質を探しています。また、価格はSUS304と同等で、現行品と同様に折り曲げ加工可能な材料を希望しています。
- 対磨耗性を向上できる材料で、1.5倍程度のライフアップが期待できるものが望ましいです。適合する材質があれば教えてください。
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超高分子量ポリエチレン樹脂は、耐摩耗性に優れていて、耐衝撃性に優れているので、 30年以上も前から、ガイドに使用されていました。 アルミやステンレスのサッシ用下部ガイドとしてもです。 そして、その時からの謳い文句は、鋼製であるステンレス鋼の方が摩耗するでした。 以上から、超高分子量ポリエチレン樹脂にて折り曲げ加工品を作るか、剛性に問題があれば、 SUS304薄板にねじ等で貼り付け使用する。 “価格はSUS304と概ね同等”とは、ライフサイクルがアップした期間や交換のダウンタイムも 含めて同等であれば、検討の余地はあるでしょう。 ワークは一期一会ではなく1回接触ですが、ガイドはワーク生産数だけの接触なので、 知恵を出してダウンタイム軽減によるコストダウンは、貴社のノウハウの一つとなるでしょう。 それと、今回は無理でしょうが“ワークガイドはSUS304薄板の折り曲げ加工品”仕様でない 構造も、次回設備製作時に有効なので、同時に検討をしてみてください。
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>擦れによる磨耗に強い材質(1.5倍程度のライフアップを期待) >現行品と同様に折り曲げ加工可能 回答(2)のテフロンは例外として、摩耗に強い=硬い なので曲げRが小さい折り曲げは難しいでしょう。 形状が決まっているなら折り曲げたあと硬い皮膜処理が可能。 処理の候補に挙がるのは窒化処理と TiN、DLC などのコーティング。 窒化処理 http://www.parker.co.jp/netsu/pal_n_05.shtml DLCは処理温度が低い利点と、硬さ抜群と低摩擦係数、剥がれがない使用下では半永久的と思われ http://www.asahi-nets.com/technology/etc.html >価格はSUS304と概ね同等 とりあえずは外さないと排除対象が多すぎます。 SUS304 でもバネ用SUS304-CSPを使ってないなら代えるだけで効果は期待出来ますが
フライパンに処理している銅粉末+テフロンコーティング加工は如何か。 価格アップ分をSUS304からSUS430へ材料費を低減させる。
もう少し使用環境を具体的にした方が良いかと。特に耐腐食性やワークが樹脂 は判るのだがより具体的に材質を示した方がより効果的な回答が得られそうだ +++ 普通に考えればより表面硬度が硬い材質を選ぶとなるであろうからヒネった 1.摩擦係数がゼロに近ければ減らない理屈だから、コーナー部でエアーで浮上 させて摩耗を防ぐ 2.カーレースのコーナー部のようにバンクを付けてガイドに掛る力を減少させる 何れも、思いつきなので使えるか判りませんしアドバイスにもならんかも
お礼
御教示ありがとうございます。 参考になります。