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SKS3油焼入れ時の注意
- SKS3の焼入れ時には注意が必要です。
- 窯から出したワークを急いで油につけることが問題ないのか、安全上の確認が必要です。
- 同じ板厚のワークを複数同時に窯に入れる場合、窯の温度低下に注意が必要です。
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>カゴなどを使っていない場合 是非使ってください。。。目が粗くて柄が長く油槽の大きさに近い物 http://www.oyogkn.co.jp/item/st_tray/senjo.php >ハサミで一度つかめるワークは一つなので カゴは油槽内に入れておいて、投入はハサミで一個ずつ、引上げはカゴごとやる。 >油に入れるまでの順番待ち時の、窯の温度低下は問題ないのでしょうか 炉は開けたまま投入に専念すれば、5個でも1分内外で済むはず。それなら問題になりません。 5個投入して油槽が小さいなら油の温度が上がり、触れないぐらいになるなら大きくする。 それと炉と油槽とを作業しやすい位置関係に設置する。(近づきすぎても火災の心配)ハサミも扱いやすい大きさのものにする。 焼入た結果の硬さを測ってますか? それをしないと、加減が判らず不安なままの作業が続くことになります。 硬度計が無いと判断ができないから、何とかすべきなのです。 ハンディタイプのものでも十万~掛かりますが 安いのはショア硬さ計の類の反発式。精度があまり良くないのと小物は無理。 http://www.ndtmart.jp/info/HardnessTesters.pdf ビッカース硬さ計の類。数倍するだろうけど精度は良い。 http://www.jfe-advantech.co.jp/atsusa/handy/sh-21.html いずれも使ったことないので本当に使えるかどうか保証はいたしかねますが・・・・・ でないと、日本刀の焼入れと一緒。とても文章では表現出来ないワザを一生掛けて磨くしかないです。 >板厚が異なるワークがあり 例えば 30ミリ、、、50ミリ、、、 区別することないです。間をとって40ミリと考え同時にする。それが100ミリとかになると別にしたほうがよいかも。 それでも1分開けてたからどうなるとか、心配には及びません。 日立金属の空冷鋼:ACD37 のカタログ http://www.hitachi-metals-ts.co.jp/product/pdf/acd37a.pdf SKD11は空冷鋼 = 取出しただけでも焼きが入る。油冷しなくともよい。 SKS3の類でもそれと殆ど同じ性能を持っているのが ACD37 P.4 の焼入性のグラフ。 焼入温度の半分までに冷える時間=半冷時間 により焼入硬さが変わる。 SKS3 :2分強までHRc60以上 ACD37、SKD11:40分までHRc60以上(φ140まで空冷で可能) SKS3で投入に時間差が生じ後のものが1分ロスっても、油投入して残り1分で冷えれば大丈夫。 後のものは開放してもまだ炉内なので、即冷却開始とは言えないハズ。出した時間とすれば後先は関係ない。その中間であろうから厳密に考えることもない。 大物で心配ならこの ACD37 を使うのも手です。 >釜の扉を開けてから 15秒くらい・・・ >部屋の空気中での滞在時間の限度の時間・・・ 熱処理屋でもそこまで考えない SKS3 には同じような質問が出てます。 http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=256515&event=QE0004 No.38125 SKS3の焼入れ 焼入れを自分でやろうと挑戦するのはよいが、この方もおそらくそうだろうけど、結果を測らないのはヤッパリ奨められません~~ また文章だけで作業を云々するのは限界があり、こんなポリテクの講義があるから受けられてはいかがでしょう。 http://www.apc.jeed.or.jp/seminar/course/11semiZ040.html それしないと業者お任せのほうが結局安くつくのでは。今日日地方にも焼入業者はあると聞きます。
補足
ありがとうございます。 >炉は開けたまま投入に専念すれば、5個でも1分内外で済むはず。それなら問>題になりません。 一分 窯のトビラを開けたままにすると 窯の温度は結構下がると思いますが、 それは問題ないのですね? 逆に問題になるのは どのような部分で 判断すると良いでしょうか? 板厚が異なるワークがあり 例えば 30ミリのが3つ あり 50ミリのが2つある場合は 30ミリの板厚に対するブザーがなると 30ミリの方は油へ投入しますが、 まだ50ミリの方は指定時間に達していないですが、 この場合でも 30ミリを投入する間 トビラを開けっ放しにしますか? 硬度計がないため 硬度は測っていません。 やすりでチェックする位です。 ありがとうございます。 釜の扉の方は 1分位なら釜の扉を開けっ放しにしてもOKということで理解しました。 あと ワークをはさみでつかみ 油につけるまでの時間は 何秒以内で入れないと まずいとか大体の目安はありますか? 釜からワークをはさみでつかんで 油に入れるまで 部屋の温度(今の時期だと15度とか) の空気中に滞在していいのは何秒くらいまで 問題なさそうでしょうか? ある程度余裕があるなら、 落ち着いて はさみでつかみ 油に入れられるのですが、 いつも釜の扉を開けてから 早く入れないといけないという認識(常温滞在時間を出来るだけ短く) なので、あせってやるので もう少し落ち着いてやった方が安全上いいとおもっているのです。 落ち着いてやっても 釜の扉を開けてから 15秒くらいで油につけるところまでいけると思うのですが、 そういう点から 部屋の空気中での 滞在時間の限度の時間を大体知りたいのですが。 アドバイスいただけないでしょうか。 ありがとうございます。 焼入れ温度830度の 半分415度まで 2分以内で 冷やしたらいいのですね。 そう考えると かなり 余裕ですね。 釜から出して 空気中の時間とか 油投入待ちの時間とか 考えず 余裕がもてました。