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ルーツブロワの圧縮比について
- ルーツブロワの圧縮比はなぜ低いのか?
- 圧縮比2以下の理由を解説!
- ルーツブロワの圧縮比について分かり易く説明します!
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一般的には、カイコの繭(英語では「耳たぶ」lobe)のような形状 のものが二つ回転するタイプのものです。 繭と繭の空間に気体を吸込みますが、回転するに従って この空間が小さくなり気体を圧縮して、それからまた 空間が大きくなります。 構造上から、この空間が小さくなる割合に制限がありますので、 高圧縮比とすることは不可能です。 URLにこれを説明するアニメーションを添付しておきました。 文章を読む必要はありませんので、 きれいな回転図だけ見てください。 なお、ネジ式にすれば吸込んだ気体をどんどん圧縮 することができます。これはネジ式圧縮機です。
何故ブロアという名前になっているのでしょう、コンプレッサーでは無いわけがあるからではないでしょうか。 レシプロにしてもロータリにしてもコンプレッサーの圧縮室はほぼ密閉状態です。ですから高圧のエアーを発生させることが出来ます。 ルーツブロアはあくまでブロアであると言うことです。 ネットから 「ルーツブロアとは、イギリスのルーツさんが考案したコンプレッサーを用いたスーパーチャージャーのこと。 元々は産業用の送風機として開発されたもので、2~3個の繭(まゆ)型ローターが噛み合いながら回転し吸気を吐出する。 内部圧縮がなく高圧過給には向かないが、製造が比較的容易で、スーパーチャージャーとしては最も古くから用いられている方式である。」
> 構造からするとレシプロと同程度の圧縮比でもおかしくないと思います そうでしょうか? レシプロなら、エンジンで云うところの燃焼室の容積を、 必要に応じて幾らでも小さく設計出来ます。 ところがルーツブロアは、回転しながら接触&転がりをし、 容積を変形させながらの圧縮です。 幾何学的な制約に阻まれます。 バンケル型ロータリーエンジン等と同様に、 この手のタイプが高圧縮に出来ない事は、良く知られています。 どうして同じ程度の圧縮比を得られると思うのかが、むしろ不思議です。 # 多段圧縮 等を、考えない前提です。