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NC旋盤の周速一定制御と主軸回転一定制御について
- NC旋盤の周速一定制御の利点とは?主軸回転一定制御での切削加工とは?
- 周速一定制御を利用すると、加工品質の向上や作業効率の向上が期待できます。
- 主軸回転を一定にすることで、安定した切削加工が可能になります。
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何と言っても、実地で試さないと現象の理解が進まないと思います。 それでは話も終わりなので、絵を探すと http://mcweb.nagaokaut.ac.jp/~kousaku/point-kakou/senban-kakou/mentorid03.JPG 回転一定の端面削りでは、ある径より小さくなると仕上り面が曇ってくる。 境目はかなりハッキリ出る。 切削速度が落ちると切れ味が落ちてムシリ気味になるから。 今なら周速一定制御はインバータで簡単だけど、昔の非NC機には機械的な無段変速を使ったものがあり、高価なので床の間に飾り置くようなものでした。 『昌運カズヌーブ旋盤』で検索すると研究機関で生きていたり、結構綺麗な状態の中古機が出てきます。
・周速一定制御利点 主に端面加工において切削速度を一定にさせるために用いる ・回転数一定制御 外径,内径加工などで「主軸回転を一定にする必要がある」のではなく、 周速がほとんど変わらないので「周速一定制御をする必要が無い」こと により普通に用いる 過去の質問-回答も参照方 No.33571 http://www2.nc-net.or.jp/mori_log/detail.php?id=228082 No.36683 http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=247517&event=QE0004 書き込んでから気づきましたが(1)さんのご回答素晴らしいです ねじ切りの加工は、主軸1回転あたりのZ軸移動量を正確に制御します。 例えばピッチ1mmのネジなら、主軸1回転でZ軸は1mm、主軸が1度 回転するとZ軸は1/360mm、と正確に動くことで、ねじが加工 されます。 主軸回転数一定→切削抵抗が安定→ねじ切り精度安定 すると考えます。 また、ねじ切り加工は外径・内径の加工なので、そもそも「周速一定制御 にする意味がない」のでしょう。 蛇足ですが... ×ご教授下さい ○ご教示下さい です。
旋盤を使った量産メーカーで働いているものですが、 当社の場合、ワークの径にあまり変化の無いものが多い為、ほとんど の場合は回転一定で加工しています。 メリットとしては、プログラムの先頭に回転指令を入れることができるので マシンタイム的に有利な点(プログラムを工夫すれば周速一定でも同じですが) 経験的に主軸の外乱が入らない分切りくずが安定する点です。 逆に径の変化が大きなワークに対しては、周速一定を使います。 メリットは周速が安定する為、刃具の寿命、粗さの向上などがメリットです。 言ってしまえはどちらでもプログラムさえ工夫すれば同じような事が できるのですが、手間のかからない方を選んで使用しています。 主軸の外乱とは表現が不十分で申し訳なかったです。 感覚的な話になってしまうのですが、 回転の上昇、下降時に主軸の角加速度が毎回まったく同じわけでは無い気がします。(古い機械ほど) 細いワークの浅い溝を加工する場合など経験的には主軸が一定の方が切り屑の巻きつきのバラつきは少ないことから、個人的に上に書いたように考えております。
お礼
なるほど、機械を知る感性も重要ですね。 参考にさせて頂きます。ありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます。 切り込みと送りが同じの場合、回転が一定だと材料の径に応じて刃具に加わる抵抗は毎回変わってしまうので寿命に関連するということですね。 それと「主軸の外乱」とはどんなものですか? 浅はかな知恵しかなく申し訳ありません...。ご教授願います。
お礼
切削抵抗が安定する理由がなんとなくわかった気がします。 (やはり実際にやってみないとわかりませんね...。) ×ご教授下さい ○ご教示下さい これは意外と重要ですね。以後気をつけます。
補足
ワークの径にそれほど変化がなければ回転数一定で外形、内径を加工すれば良いのがわかりました。 また、過去の質問(No.33571)での回答で、「ねじ切りだけは回転数一定(G97)を使用します。」とあります。なぜ、ねじ切りだけ回転数を一定にする必要があるのですか? 座学でしか勉強していませんので、NC旋盤の構造はまだすべて把握できていません...。ご教授願います。