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5軸NC複合旋盤の切削条件的な強度
- SKD61の加工を主とする5軸NC複合旋盤の切削条件について質問です。荒削りの切削条件が現在よりも厳しくなる可能性があり、切削強度の影響や精度低下について心配しています。具体的なデータや経験をもとにアドバイスをいただければ幸いです。
- 最近の動向で荒削りの切削時間短縮が求められ、チップメーカーの推奨条件を使いたいと考えています。現在の切削条件よりも厳しい条件になるため、5軸NC複合旋盤の切削強度や精度への影響を心配しています。具体的なデータや経験がある方の回答をお待ちしています。
- 5軸NC複合旋盤での荒削りの切削条件に関して質問です。現在の切削条件は主に周速150、送り0.3、切りこみ2~3ミリですが、最近の動向で切削時間の短縮が求められています。チップメーカーの推奨条件を使うことになる可能性があり、その場合の切削強度や精度への影響について心配しています。具体的なデータや経験を持つ方の回答をお願いします。
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回答(1)さんの内容に同感です。 SKD61の生材と推測いたしますが、先ずは >普通のタレットマガジン型のNC旋盤では何とか削ってますが、 >多軸のインテはけっこう苦しそうに削ってます。 ことから、インサート(チップ)のブレーカ形状を、低切削抵抗 (かつ刃先強度の高いもの)へ変更することをお奨めいたします。 現在使われているメーカのフリーダイヤルへご相談することが 最善でしょう。 ワークが太くてかつ単純な外径加工であれば、ワイパーインサートを 用いての低切込み高送り=切込み2mm,送り0.6mm/rev...といった 方法も考えられます。 (切込みを減らせば、ずいぶん楽になるはずです) また、現在使われているツールホルダが、もし角バイトを取り付ける タイプであれば、工具の突き出しが長いので、ビビリやすくなります。 ホルダの中心にインサートを直接取り付けて、B軸を45度に傾けて 使用するストレートタイプのツールの使用がお奨めです。 主軸がKMであればケナメタル、CAPTOであればサンドビックまたは 大昭和精機にお問い合わせ下さい。 また、どうしても角バイト取付ホルダを使用する場合、複合機に向かっ て左側のメイン旋削主軸にワークを取り付けて加工するのであれば、 左勝手ツールを使用して下さい(インサートが手前向きになります)。 切削力が、ツールを取り付けた工具主軸を押し付ける方向に作用する ので、右勝手ツール(工具主軸を引き剥がす方向に作用)よりも、多少は ビビリ難いと考えます。 複合機の工具主軸は、ツールホルダをATCすることにより、旋削/転削両方 を行なう心臓部分です。ご心配の通り、不安定な加工を続けると精度低下 のリスク大ですので、現在の状況を改善することが望まれます。
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こんにちわ。 compop さんのところより小さいタイプの複合機を持っております。 弊社では苦い経験があります。 加工条件UPの為どのくらいまでいけるか試しをしていた時です。 角バイトがクランプホルダーから派手に外れベアリング交換になりました・・・。正直そこまでいくとは思いもしませんでした。 で、修理では無しに丸ごと交換。2週間くらいかかりました。 確か、75万くらいかかりました・・・。 泣きました。 複合機なのでやり過ぎは注意です。 加工条件はcompop さんのやろうとしている条件に近いです。 切り込み量は少なめに、送りを上げたほうが良いかと。 (送りを上げた場合アプローチの位置を通常より手前にして下さい。戻る前に切り込んでしまいいきなり当たる可能性があり品物がぶっ飛びます。) 切り込みが多いと段の立ち上がりでの抵抗が多く危険です。 チップの形状など考慮しながら行って下さい。 がんばってください。
お礼
s.nさん 回答ありがとうございます。 返信が遅れて申し訳ありません。 貴重な経験談、ありがとうございます。 そんな壊れ方もするんですね。 恐ろしいです。 私も切りこみを少なくして、送りで補う感じを提案してるのですが・・。 B軸を固定しているところがずれるなんて聞いたことがあったもので。 小切りこみ高送りを、もっとアピールしてみます。 ありがとうございました。
チップのノーズRやブレーカー形状によっても、機械動力は変わってきます。 また、工具ホルダーの突き出し量によって、主軸がどの程度耐えられるかが変わってきますので、その辺を詰めてみてはどうでしょう。 荒で以下の条件なら、チップ寿命をある程度無視できるならば不可能ではない条件だとは思います。 周速 200 送り 0、4 切りこみ 3ミリ この条件で、まさか焼きは入ってないですよね。
お礼
Gyaoさん 返信が遅れて申し訳ありません。 回答ありがとうございます。 生材での条件です。 確かに、この条件では加工できてます。 時間はかなり短縮できますが、寿命は落ちますね。 それと、外径を切削していくごとに高くなる壁にキリコが挟まり 先端でないところが欠けるのも問題です。 今のところ、メインで使っている荒加工用のホルダーのみのテストなので 違うタイプの刃物でも試してみようと思います。 回答ありがとうございました。
お礼
zaumakuさん 返信が遅れて申し訳ありません。 説得力のある回答、ありがとうございます。 やはり、少ない切りこみで、速い送りですね。 それにしても、送り0.6は私にとっては未知の領域です。 それ対応のチップを手に入れて、早速試してみます。 B軸を45度に傾けての加工方法にも興味があります。 この不景気で購入は先送りですが、いつか試してみたいですね。 最近の話ですが、このテスト加工後の右側のサブ旋削主軸の補正量が大きく なったような気がします。 早めに小切りこみ高送りの条件を提示してみようと思います。 回答ありがとうございました。