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周速一定制御ってなに?CNC旋盤の刃持ち改善法について教えてください
- CNC旋盤で刃持ちが悪い場合、工具屋やチップメーカーに相談すると、周速を上げることで刃持ちが改善されると教えられました。
- しかし、周速一定制御の場合、回転を上げても送りが同じなら意味がないのではないかと疑問に思っています。
- 周速一定制御の仕組みや刃持ち改善法について教えていただきたいです。
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経験則から単純にお話します。 欠ける場合は、抵抗を下げなければならないので、取り代をいじったり、周速をあげたり、ノーズRを小さくしたり、チップのコーティングを変えたりします。 摩耗する場合は、周速を下げるのが一番手っ取り早いです。 そのかわり、欠けないようであれば、取り代や送りを増やして、加工効率が極力下がらないようにします。
周速を上げれば抵抗が減るので刃持ちが良くなる・・・・ 加工部品の材料により最適な加工条件、最適な工具材種、最適な工具形状があります。周速を上げれば材料の剪断係数が変化しますので抵抗が下がります。しかし、速度を上げることにより摩耗(横逃げ面、すくい面)の進行速度がどのようになるのかは、材質によって微妙に異なります。 最適な加工条件は、工具メーカのカタログや公的な機関で公開している切削加工のデータベースを参考にしてセットしたらどうでしょうか? 材質が不明のため加工条件を指示することが不可能です。 下記ホームページは、セミクローズ方式ですが無料です。 参考:http://unit.aist.go.jp/dmrc/
一回転あたりの送り量を指示するのなら、送りも一定します。 NC旋盤はマザックの対話式しか使ったことがないもので、 この程度しかわかりません。スンマセン。
>刃持ちが悪いので・・・・ これは単に寿命までの時間だけでなく それまでにどれだけ加工出来たか(数)を 考慮した速度設定が必要となります 切削抵抗はチップブレーカー形状により 異なりますがほぼ同じような変化をしめします およそですが 切削速度(m/min)~50までは上昇し~100までは急に下がります 100~はゆっくりと下がります ただ速度上昇は刃先の温度を上げ寿命に悪影響を及ぼし短くなります ですから 上げたら抵抗が減り寿命が延びると思いこむのは間違いです 切削速度の上昇>加工数のアップと 切削速度の上昇>寿命の低下を 天秤に掛け速度を経済的に決めなければなりません まずは メーカの推奨速度(幅があれば真ん中)で加工し 条件を変えトライを続け 決める必要があります
お礼
回答ありがとうございます。 なかなか奥が深いですね。この仕事をしている限り 日々、勉強ですね。
ども、旋盤屋をやっております。 切削抵抗を下げるのに、回転数を上げるのは。 剪断力を上げるためです。 単純に切り込みの面積が同じならかかる力は同じ様に見えますが。 回転のエネルギーで切り子を細かく分断する(連続的に剪断する)と抵抗が減ります。 つまり、切り込みにかかる面積より小さく剪断してしまうと考えたら分かりやすいでしょうか。 ただし、この場合そのエネルギーの分だけ熱が発生しますので、 ステンレスやチタンなど、ネバイ&熱伝導率が低い材料の場合回転数を上げる事がむずかしくなります。
お礼
回答ありがとうございます。 >つまり、切り込みにかかる面積より小さく剪断してしまうと考えたら分かりやすいでしょうか。 とくにこの部分が非常に解かりやすくて感謝しております。 >ステンレスやチタンなど、ネバイ&熱伝導率が低い材料の場合回転数を上げる事がむずかしくなります。 確かにステンで回転を上げてみたところ、以前より刃持ちが悪くなりました。
お礼
回答ありがとうございます。 >NC旋盤はマザックの対話式しか使ったことがないもので、この程度しかわかりません。スンマセン。 少しの情報でもお教えいただいて、とても感謝しております。