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軸受設計-軸受隙間の算出方法と線膨張の考慮について
- φ2.5のシャフトとI.D.:5,O.D.:7のスリーブを用いた軸受設計において、温度変化による軸受隙間の算出方法が知りたいです。
- 円筒形状のスリーブを使用した場合、線膨張の影響をどのように考慮すれば良いか悩んでいます。
- シャフトとスリーブの線膨張係数はそれぞれ10.5×10^-6/degCと11×10^-6/degCです。
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Q1 結論から申し上げると(寸法交差を無視)、 温度が高くなると程、軸受隙間は広くなり、 温度が低くなる程、軸受隙間は狭くなるという 認識で宜しいのでしょうか??? A1 YESです。 スリーブの外径がボスの内径、スリーブの内径がシャフトの外径 スリーブの肉厚が隙間で考えますとその様になります。 但し、著しくシャフトの熱膨張率(線膨張係数)がボスに比べて 高い場合には、NOになるケースがあります。
基本的には20℃での測定が基準なので、20℃との差が熱膨張や収縮と なります。 さて、 * シャフトはφ2.5mmですが、公差がある筈です。 その公差を考慮した寸法から、 50℃では、10.5×10^-6/degC(50℃-20℃)×2.5mm ≒ 0.0007875mm 100℃では、10.5×10^-6/degC(100℃-20℃)×2.5mm ≒ 0.0021mm の様にシャフト外径が大きくなります。 ◇ スリーブ内径(I.D.)はφ5mmですが、これにも公差がある筈です。 その公差を考慮した寸法から、 50℃では、11×10^-6/degC(50℃-20℃)×5mm ≒ 0.00165mm 100℃では、11×10^-6/degC(100℃-20℃)×5mm ≒ 0.0044mm の様にスリーブ内径(I.D.)が大きくなります。 ◆ スリーブ外径(O.D.)はφ7mmですが、これにも公差がある筈です。 その公差を考慮した寸法から、 50℃では、11×10^-6/degC(50℃-20℃)×7mm ≒ 0.00165mm 100℃では、11×10^-6/degC(100℃-20℃)×7mm ≒ 0.0044mm の様にスリーブ外径(O.D.)が大きくなります。 以上です。 尚、この計算により、スリーブの肉厚1.0mmも熱膨張をしています。 スリーブ外径(O.D.)- 内径(I.D.)の計算をしてみると判ります。
お礼
早速の親切な御教示誠にありがとうございます。 20℃測定が基準であるなど御教示頂き大変有難うございます。 結論から申し上げると(寸法交差を無視)、温度が高くなると程、軸受隙間は広くなり、温度が低くなる程、軸受隙間は狭くなるという認識で宜しいのでしょうか??? 例)50℃での軸受使用の場合の軸受隙間 ((11×10^-6/degC×(50℃-20℃)×5mm)-(10.5×10^-6/degC×(50℃-20℃)×2.5mm))/2