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旋削における切込み量と切込み幅の意味と表記規格について
- 旋削において、切込み量をap、幅をaeと表記することを目にしますが、その意味や略称について知りたいです。
- また、切削条件の表記規格は存在するのでしょうか?
- 旋削に関する切込み量と切込み幅の考え方や表記方法について教えてください。
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"ae"はフェースミーリングやエンドミーリングでの半径方向の切り込み深さのことです。 "ap"はターニングの切り込み量、ミーリングでの軸方向の切り込み深さです。 残念ながら私も記号の由来はわかりません。 現状はメーカーによって、切削条件、工具寸法の使用記号や単位がばらばらです。たいていは英語をもとに記号化しているみたいですが、ドイツ語などの他の言語をもとにしていると思われるものだったり、適当に使っているものもあるようです。 単純に"ap"を"a"、"ae"を"b"と表記しているのも見られます。 また"ap"を切り込み深さと言うことでdepthの"d"を使っていると聞いたことがあります。 こういう状況のため、超硬工具協会の技術小委員会で推奨する記号と単位の表を取りまとめ、メーカーのカタログの掲載に採用するように勧めていると聞いています。 私の入手した表では、概ね回答(1)さんの表記ですが、送り量はf、ドリルの穴深さはHとなっています。
切削加工条件に用いる記号として、 vc(m/min) 切削速度 n(min-1) 回転速度 fまたはfr(mm/rev) 工具/ワーク1回転当たりの送り量 fz(mm/tooth) フライスカッタなどの工具1刃当たりの送り量 vf(mm/min) 送り速度 ap(mm) 深さ方向の切り込み量 ae(mm) 幅方向の切り込み量 ld(mm) ドリル加工などの穴深さ などを見かけますね。 もともと世界最大の切削工具メーカであるスウェーデンのサンドビック社 が用いた記号が業界標準(ディファクトスタンダード)になったと聞いたこ とがあります。 日本では、業界団体である超硬工具協会が関係しているものと推察いたし ます。 因みに旋削(ターニング)加工でaeは用いないような...