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旋削加工での切削温度測定装置改善法とは?
- 旋削加工において切削温度を測定するために使用される熱電対法の改善について考えています。
- 現在の装置では測定精度が低いため、文献を調査しても解決策が見つからない状況です。
- 切削温度の正確な測定装置についてのアドバイスをお待ちしています。
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文献というのは論文の要約を読んでいるのでは?と思います。論文の詳細には必ず測定方法は載っていますので、是非詳細を読んでください。 測定方法はいろいろあります。 例えば サーモグラフィ,切子からの推定 熱伝対からも測定する場合も当然あります。 研究の最終目標によって測定方法も異なってきます。 貴方が実施している今の測定方法では 80℃~100℃というのは普通です。 切削の接触部位のほんの一部分が800℃以上 1300℃程度まで上昇します。 大学の研究であればいろいろ試行錯誤を実施するのが大事だと思います。 あまり表面的な話で満足するのではなく深く切削を追求することを望みます。
700℃とか800℃とかというのは、切れ刃上の温度です. 超硬は熱伝導率が低いので、 チップ全体がその温度まで上がる事はないハズですし、 もしチップ全体がそこまで熱を持つ様では、 ホルダは軟化しかねず、不水溶性切削液を使えば発火する事になります. チップに細工をして熱電対を埋め込んでも、 実際にその熱電対で削っている訳ではないと思うので それが妥当な数値ではないでしょうか. 80℃まで上がれば、既に手では触れない温度です. 切削温度は局所的なもので、 切削点が700℃になっても、その温度の一部は空気中に放散し、 一部は切り屑に持ち去られ、一部は被削材に逃げて行きます.
補足
チップに細工をして熱電対を埋め込んでも、 実際にその熱電対で削っている訳ではないと思うので それが妥当な数値ではないでしょうか. >>確かにおっしゃる通りかと思いました。 しかし文献ではチップに熱電対を通した装置で700℃、800℃になったと書かれていたのでこれはなぜかがわかりませんでした。
熱伝対での測定は補正が必要と聞いた事があります。 しかし測定値の誤差が大きすぎますね。 切削水を使用しなければ赤外線などでの測定が可能ですね 「薄膜熱電対内蔵工具」なども研究されているようです。 いくつかの文献はすぐに検索できました。 御自分でも根気良く探して下さい。 http://www.irii.go.jp/theme/98/05_01.htm http://www.irii.go.jp/theme/h10/09_01.htm http://www.obikawalab.iis.u-tokyo.ac.jp/theme.html http://www.nagano-it.go.jp/seimitsu/bccs/bccs-print.pdf
補足
回答の方ありがとうございます。 文献は要約だけでなくすべて読んでいるのでいます。 質問で説明が不十分だったのですが、測定装置はどの論文も載っていますが研究者によっては水銀槽やスリップリングなどを使用していますがなぜ使用しているかまでは文献には載っていませんでした。 大学での研究なので研究費がそんなにかけられないので出来るだけお金がかからない方法で測定したいと考えています。 これからも文献等を調べがんばります。