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外径の淵の直径ふくらみについて
- φ16までのスター精密の自動機を使用しており、外径の淵が0.02mm太くなることが時折あります。負荷の掛かり方の違いが原因かもしれません。
- 面取りをC0.2程度行い、外径挽きを行っているスタート地点のため、負荷の掛かり方の違いから太くなってしまうことがあるかもしれません。
- 具体的な理由は分かりませんが、外径の淵が太くなる原因として負荷の掛かり方の違いが考えられます。
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こんばんは >φ16までのスター精密の自動機を使用しておりますが、外径の淵(約0.5mm~1.0mmくらいの長さ)が0.02mmほど太くなってしまうことが時折あります。 スター精密さんの自動機どのようなものか分かりませんが、おそらく バイト刃先部が冷えた状態から切削熱が加わって膨張するために起こる現 象だと思います。 削り始め部が正常ですぐ細くなるのは膨張による食い込みですので、仕上 げは無理せず削り代を径で0.2程度にして発熱を少なめにした方がいい と思います。
削り代はどれくらいありますか? もし、削り代が大きい様なら、 バイト形状が影響している可能性もあります. ガイドブッシュを使っての旋削は、基本的に ガイドブッシュとバイトとで被削材を挟んで寸法を出す訳ですが、 ごく一般的な外径旋削バイトは、切込角が93°とか95°とかになっています. 切込角が90°を超えるバイトは切込が大きくなると、 被削材をガイドブッシュから引き離す方向に力が発生します. ガイドブッシュと被削材の間には 大なり小なりクリアランス(間隙)がありますので、 この場合、ガイドブッシュへの押し付け力が弱まる事で 直径が小さくなる訳です. これは数あるパターンの一つに過ぎないかも知れませんが、参考までに. 私もこの頃、同じ様な現象の対策を練っているところです. 切込角は、バイトのホルダーのカタログに書いてあります. っていうかISOタイプであればホルダーの型番で解ります. 例えば、SDJCR1212という型番でいう“J”が切込角で、 Z軸に対して直角に取り付ければ、切込角は93°です. 同様に、“L”(SCLCRやSDLCRなど)は95°、 “A”(SCACRやSDACRなど)ですと90°もしくは91°ですね. “N”は直剣バイトで、SDNCNなら62.5°です. 当初私が言いたかったのは、 とば口の、その膨らんだ部分がほぼ正常な状態であり、 削り代が大きくなるにつれ被削材が バイトのクサビ形状のために持ち上げられて(引き寄せられて) 径が小さくなっているのではないかという事です. もしくは、刃物台の方がその力によって、 ねじのバックラッシュ分動く事も考えられますけれども.
補足
ご丁寧な説明、本当に感謝いたします。 質問ですが、アキオ様の仰られる切込角とはどの角度でしょうか? それと削り代は3mmくらいありますので、φ16くらいまでの機械では少し多い方なのかもしれませんね。 最終の締めくくりに『直径が小さくなる』とありました。ということはアキオ様の仰られる今回の事例では直径が大きくなるケースはいかがであったでしょうか? お手数お掛けいたしますが、ご教授お願い致します。