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SUS304の階段加工 工具の選定に困っていませんか?
- SUS304の板に階段加工をする際、加工時間とコストを考慮して使用する工具の選定に悩んでいる方への助言をお求めですか?
- ラフィングエンドミルでは時間がかかる上に、研磨の日数や新しい工具の購入費用などの心配があります。インサート式ラフィングエンドミルでは切削長の心配やインサートの交換時間、切削条件の不安などがあります。効率的な加工工具や加工方法についてのアドバイスをお求めですか?
- また、φ40のインサート式ラフィングエンドミル(日立のアルファラフィングエンドミルAME型)を使用したことのある方の感想も知りたいですか?
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SUS304は加工硬化するし、水溶性クーラントを掛けると熱衝撃で 切込み境界部分がチッピング、掛けないと溶着の恐れがあり、実を 言うと刃先交換式工具での切削はかなり厄介な印象があります。 ご質問の加工はかなり面倒で、2日間思い悩みましたが、回答させて 頂きます。 基本的には(1)(2)さんが回答されている通り、刃先交換式工具を用いて、 深さ方向の切込みを小さく幅方向の切込みを大きくして加工した方が、 良いと考えます。 質問者さんもご興味の持たれている、高送り式工具を用いることも一案 でしょう。 工具の一例(カタログ)を、参考URLに示します。 例えば、φ40×4枚刃のシャンクタイプ、ステンレス加工用材種(VP30RT) を用いるとして、 ・切削速度vc120m/min→回転速度955min-1 ・一刃送りfz1.Omm/tooth→テーブル送り速度3,820mm/min ・深さ切込みap1.25mm×4回 ぐらいの条件となります。 このタイプの工具は、Z方向の切削負荷(背分力)が大きく、また切削幅 もそこそこ大きくないと加工が安定しないので、加工段の最後の方(幅15 以下)は、一刃送りfz0.8mm/tooth,深さ切込み1mm×5回ぐらいに下げた 方が良いかもしれません。 クーラントは用いずにエアブローで加工することをお勧めします。 (加工歪みが心配ですが、クーラントを用いると寿命が低下します) なお、カタログ1頁右下記載の通り、立壁と底面の隅部は疑似3Rで、底面 に若干の削り残しが生じます。 これが問題になるのであれば、コーナ3Rの刃先交換式エンドミルで仕上げ を行なうことも一案です。 さらに、この工具で最後の段を□790→□800にすれば、工具は2種類で 済みます。 このエンドミルも色々な選択肢がありますが、個人的には切れ味に優れ た研磨級タイプを用いた方が工具寿命が良いと考えております。 同様に一例(カタログ)を示します。 φ32×2枚刃、難削材加工用材種(VP15TF)が適しています。 ・切削速度vc140m/min→回転速度1,400min-1 ・一刃送りfz0.15mm/tooth→テーブル送り速度420mm/min ぐらいの条件となります。 例に挙げたような工具は、色々な切削工具メーカで入手可能と思います ので、出入りの工具屋さんにご相談してみてください。 恐らく、φ40の刃先交換式長刃ラフィングエンドミルよりもインサートの 使用量、および工具本体の価格はかなり安価で済むと思います。 TECMILLのカタログを見ましたが良さそうな工具で結果が 楽しみですね。 巻末にステンレスの切削事例が掲載されていましたので 参考になりそうです。 vc100,fz0.3,ap10!,ae40,乾式加工 やはり、刃先交換式工具の場合は、クーラントを用いない方が ベターです。溶着防止のために、エアブローをお勧めします。 高送り式工具は、鋼や鋳鉄でも威力を発揮しますので、次の機会 に一本買ってお試しあれ。
BT50 門型 開口部は750角 1回の切り込み 5×5mm なら 十分に フルバックカッター(フェイスミル)が使える もし斜面の階段を 45度に加工するなら それも選定可能 この程度の深さならラフィングはもったいないと感じる。 カタログをよく見て比べてください。 回答 1)さんと同じく上面から順に広げるのが得策でしょう。 フライス(MC)の加工をされているなら 1本ぐらいフェイスミルはあるでしょう コーナー加工時の径の問題もあるが それ用に1本用意するか? 後でエンドミルでコーナーのみ加工する。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >>この程度の深さならラフィングはもったいないと感じる。 まさに、おっしゃるとおりです・・・ ですので、軸方向は首下が届くところまでは、 日立ツールのじゅうおうで加工しています。 いろいろな工具メーカーにも聞きまして、 タンガロイのTECMILL(φ40)というのを注文しました。 深さ5mm程度なら難なく切削できるようです。 あとはチップのもちはどうなのか・・・ というところです。 24日に届くそうなので TECMILLの結果はまたご報告させていただきます。 ありがとうございました。
私は普段SUSは削らない鋼が主なのですが、もし仮に私が加工すると考えた場合、私だったらインサート式で加工すると思います。 両方の工具の単価はわかりませんが、Φ40というとソリッドエンドミルでも結構な値段がするのではないでしょうか? 工具寿命がわからない状態なので、この先の事も考えてインサート式を試されてはいかがでしょうか? 一個加工するのに工具が持ちそうも無ければ、二本以上つかって途中でツールチェンジするようにすれば良いのでは・・・ 不安を払拭できるような回答ではありませんが、頑張ってください。 すいません、質問を読み返してみたのですが、加工は一回目に一気に50の深さを加工するのですか? それよりはワーク上面のZ=0の所から広げていった方が良いような・・・ それで工具を複数用意してチャッキングする工具の径にもよりますが、それぞれの突き出しをなるべく短くして、突き出しの短い工具で長い距離を削って、突き出しが長いものは削る距離を短くしたほうが良いのではないでしょうか? 当然短い工具の方が条件も上げれますし・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。 この質問後にもいろいろと調べましたが、 やはりインサート式のほうが主流のようですね。 おっしゃる通り、ソリッドエンドミルはかなり高いです・・・。 納期も近かったので、質問投稿しました翌日には タンガロイのTECMILL(φ40)というのを注文しました。 24日に届くそうなので 今は、社内のラフィングエンドミルをかき集めてゴリゴリやっています。 TECMILLの結果はまたご報告させていただきます。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 高送り工具の紹介ありがとうございます。 切り込み深さが少ないにしろ、テーブル送り速度3,820mm/minとは 非常に魅力的ですね。 最初のロットの納期が近かったために すでにカッターを注文してしまいましたので 今回は試せませんが、いつか高送りを経験したいと思っています。 >>φ40の刃先交換式長刃ラフィングエンドミルよりもインサートの 使用量、および工具本体の価格はかなり安価で済むと思います。 費用を計算してみましたが、インサートをどんどん代えたとしても 圧倒的にインサートのほうが安価でした。(エンドミルですと研磨もしなくてはならないし) 細部までのご回答ありがとうございました。 高送りやってみたいな・・・