- 締切済み
電気めっきにおいて酸性溶液が必要な理由とは?
- 電気めっきにおいて酸性溶液を使用する理由についてご説明します。
- 酸性溶液を使用しないと、電気めっきの過程で適切な反応が起こらず、めっきの効果が得られません。
- 具体的には、酸性溶液中では金属イオンが容易に酸化され、電流を通して金属がめっき層として形成されます。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
アルカリ性浴を使用するのは耐酸性のない品物に限ったことではありません。 例えば鉄素地上や亜鉛上、ニッケル上などには直接硫酸銅めっきができない(置換皮膜が生成する)ため青化銅やピロリン酸銅めっきでストライクめっきを行ったりしますし、装飾用の合金めっきなどはほとんどが中性からアルカリ性のキレート剤浴です キレート剤を選択する方法ですが、必要となる分極電圧(浴中の金属がキレート剤を離脱し金属イオンとなり陰極上二析出するのに必要な電圧)に応じたキレート力を有するキレート剤を選択することになります。 しかしキレート力は、キレート剤や金属濃度、浴温などで変化する上に複数のキレート剤を調合する場合は非常に複雑な挙動を示すため、実際にはポテンショスタッドを用いて分極電圧を測定しながら、いろいろなキレート剤や添加量を片っ端から試してみて決定します。 と、このようにキレート剤浴を自前で組成を検討して自家建浴を行うのは、とっても難しくて手間なので、薬剤メーカーから購入するのがベストでしょう。 一般的なめっき浴組成は専門書などに載っているので、参考にされるといいと思います。
亜鉛めっき、すずめっき、金めっき、銀めっき、銅めっきなどあらゆるめっきでアルカリ浴はあります。一般的なめっき技術です。
アルカリ性溶液で出来るか、出来ないかという点だけに限れば、可能です。 しかしながら、ほとんどの金属はアルカリ性では水酸化物を形成して沈殿してしまうので、アルカリ性で行う場合には沈殿しないようにキレート剤(金属をイオンとして溶解させておくための薬剤)を入れなければならず、結果的にコストが掛かります。 めっきする材料に耐酸性が無いなどの特別な理由が無い限りは、一般的には電気めっきは酸性で行われます。 沢山あると思いますが、具体的にはよく判りません。 一言でめっきといっても非常に沢山の種類がありますが、私の知っているのはごく一部の範囲なので、正確な解答が出来ません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 初心者なので補足等いれていただき感謝しています。 ありがとうございます。 さらに質問になるのですが、 実際にアルカリ性で電気めっきされているものは あるのでしょうか? Engineerさんの回答上ほかのめっきに移ってしまって アルカリ性で電気めっきされている製品(市場に出回ってるもの)は ないのでしょうか? 初心者とはいえ漠然とした質問に 丁寧に回答していただきありがとうございます。
お礼
御回答ありがとうございます。 Engineerさんの回答のように耐酸性のないものに対して キレート剤を使用し、電気めっきすることが一般的なのでしょうか? またキレート剤としてEDTAが多用されているようですが、 選択するときにどこに着目すれば良いのでしょうか? 御回答いただければ幸いです。