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冷凍機におけるガス詰まり
- 冷凍機の冷却不良によるガス詰まりについて教えてください。
- 冷凍機の蒸発器は一時的に冷えるものの、数時間後には常温に戻るという症状があります。
- コンプレッサーとコンデンサーの間に白く凍り付いた箇所があり、冷媒詰まりの可能性を考えています。
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>1、冷媒に含まれる水分はどの位なのでしょうか? 通常はごくわずかです。 冷媒の量が抜けたり、空気が侵入したりして冷媒ガスの圧力が低下すると問題になってきます。 冷媒の量は規定量のとき設計通りの位置で液化したり蒸発しますので冷媒の量と圧力の変化によって位置が変化します。 通常は入れすぎない限りは漏れなどで圧力低下のほうに移行します。 極端に圧力が下がると圧力スイッチで循環システム自体を停止します。 空気(酸素)が入ってしまった状態で循環をしていると管内が間違いなく錆びますから量の把握は重要です。 一般には、冷媒圧を計測できないクローズドのシステムでは管の温度を計測して判断します。 もし 正常に動いているものがあれば 同時スタートで 温度差や温度が最大 最小になる位置を見える範囲の部分で計測すると 判断がつく場合があります。 >2,使用と共に水分が増えてきてドライヤーで吸収しきれなくなるのでしょ >うか? 冷媒の成分や量に変化が無ければ水分量は変化しません。 増えるとすれば何か変化があったはずです。 ・空気を吸ってしまった ・ガス補充の経験がある機器の場合は真空引きが足りないなど ドライヤーがある場合 ドライヤーの薬品にも対応できる限度がありますのでそれを越えてしまうと水びたしになってしまい水分の吸収はせず、ただのタンクになってしまうことになります。 かなりの年数をお使いのようですので 構造を見て 構造や手持ちのツール的に冷媒の入れ替えができないならユニット交換をしたほうが良いかと思います。
> 霜がついていたのは、 > コンプレッサー~コンデンサー間、ではなく、コンプ~エバ間で > コンプから3つあるエバに分岐しているあたりの銅パイプの部分です。 その場合もやはりガス不足の症状です。 低圧側(エバ)が圧力が低くなり冷媒が蒸発してはいけない部分で 蒸発することによって霜が付いています。 この場合もコンデンサを塞いで高圧側の圧力を少し上げてやることで 改善しますが、絶対量が足らないので涼しい時期は大丈夫ですが 気温が上がってくるこれからは無理だと思われます。 また、ガス漏れが発生しているのであれば、長くは持たないと 思いますので、交換された方が良いと思います。
お礼
改めてありがとうございました。 なるほど、分かりやすかったです。 今日は業者まかせで自分で見れなかったので確認できませんでしたが、 ガス不足の可能性が強いですね。 コンデンサーの埃をエアダスターで吹き飛ばしていたので、圧が下がって冷えなくなったかもしれません。 本日、冷凍機の交換を手配しました。
詰まっているのでしょうか? まず最初に冷えはじめますのでこの時点では正常です。 次にエバが白くなると言うことはガスが不足(原因は?) さらに、コンデンサ入り口で霜が発生と言うことは 確実にガス不足と言うことになりませんか? もし、詰まっていれば高圧側の圧力が上がりコンデンサ入り口では 霜が付いたりしないはず。(逆に温度が上がると思います) 簡単に確認するには、コンデンサを段ボールなどで 半分かそれ以上塞いで運転してみてください。 少し改善されたら確実にガス不足です。 もし、そうであればガスを充填しなければいけませんが 自販機用は車のように後から充填できるような構造に 成っていないものがほとんどです。 出来ないわけではありませんが、ロウ付けなどの技術が 必要になります。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 ありがとうございました。 確かに、本当にガス詰まりなのか、ガス不足なのかは私には判断出来ませんでした。 以前にガス詰まりとガス不足は判断が難しいと言われた事があります。 どちらにしても、自販機の冷凍機の場合には現場ではユニット一式を交換して工場で修理しているようです。 教えて頂いた方法で確認してみたいと思います。 大変、申し訳ありません! 霜がついていたのは、 コンプレッサー~コンデンサー間、ではなく、コンプ~エバ間で コンプから3つあるエバに分岐しているあたりの銅パイプの部分です。 無知な為、説明しようと慣れない用語を使っていた為に間違えてしまい せっかくのご回答頂いたのに申し訳ありませんでした。 しかし、初心者の私にはありがたい回答でした。 もっと勉強します>
>パイプ内に水分でも出来て凍るのでしょうか? その通りです。 冷媒の中の水が条件によっては凍ってしまいます。 そのため 環境温度変化が激しいカーエアコンなどでは 冷媒のライン上にドライヤーがあります。 ドライヤーが有る場合には通過することによって水分は吸収されますが 限度がありますのでドライヤーの交換が必要です。 ガスを抜いて回収し、部品交換後にガスを規定量入れます。 冷媒の量が漏れなどによって減り圧力が下がると詰まりが発生し易くなります。 Web検索で 冷凍機 カーエアコン 冷蔵庫 冷房 などで検索すると 参考になるものがあるかも知れません。 電源を切っておいても症状が変わらないとのことですので追記します。 配管の内部が錆びて エキスパンションバルブ付近の配管が絞られる部分に酸化物がたまってしまい冷媒が詰まるケースも有ります。 その場合には エキスパンションバルブを掃除するか交換をします。 この場合にも 冷媒は一旦回収してから規定量入れることになります。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 ありがとうございました。 大変分かりやすく理解できました。 《ドライヤーの能力にも限度があり》、《冷媒の中の水》が吸収されずにパイプ内で凍結を起す訳ですね。 1、冷媒に含まれる水分はどの位なのでしょうか? 2、使用と共に水分が増えてきてドライヤーで吸収しきれなくなるのでしょうか? この2点についてお分かりでしたら教えて下さい。 電源を切っておいても、最初は冷えてくるが数時間後にはまた冷えなくなるので酸化物が要因では無いようです。書き方が悪く済みませんでした。 しかし、水分以外の冷媒詰まりの要因として勉強になりました。
お礼
改めて有難うございました。 >冷媒の量が抜けたり、空気が侵入したりして冷媒ガスの圧力が低下すると問題になってきます。 ガス漏れが原因での能力低下と、ガス詰まりによる冷却不良と判断つきませんが、どちらも結果は同じですね。ガス漏れが原因で能力が低下して、さらに空気の侵入で詰まりも引き起こして・・・。 まだまだ、頭を整理しないといけませんが、今回教えて頂きながら勉強したことで、だいぶ理解が深まりました。 教えて頂いた一つ一つは大変よく理解出来ました。 本当に有難うございました。