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サージ吸収抵抗とは?静電気保護対策について解説
- サージ吸収抵抗をコネクタ入力部に挿入することで、静電気保護対策を行います。
- コネクタ入力ラインの抵抗値を高くすることが、耐静電気性を高める理由です。
- 静電気によるダメージを防ぐためには、サージ吸収抵抗を使用することが有効です。
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そうですね一見すると逆効果のような気がしますがそもそもICなどの静電破壊の原理を考えると半導体内部の絶縁体を静電気の放電エネルギーが破壊(単純に燃やす)するからです。 そこで問題になるのが電圧の大きさではなく放電される総エネルギー量が問題になるのです。ですからICなどのデーターシートには対静電気耐量の規格としてジュール(エネルギー量)が規定されてます。 そこで各端子に抵抗を直列に挿入することで静電気に接した時に流れる電流量を制限することで放電エネルギーを低く抑えることが出来ます。
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毎度JOです。。 電子回路は静電気などの「サージ」を無制限に許容していません、 半導体には「耐電圧」があるからです(±電圧に対して)、そこで各素子には回路に見合った保護回路が挿入されています、 代表的には、電源電圧に対する「クリップ」です、例えば+5Vで動作するICであれば、 ICの各入出力ピンには、+5V側とGND側にダイオードが挿入されています、 これはIC内部に製造工程で出来る寄生ダイオードも含みますが、このダイオードのおかげで ICの各ピンは+5V+ダイオードの順方向電圧分の電圧までしか上がりません≒5.6V またGND側は0V-ダイオードの順方向電圧分の電圧までしか下がりません≒ー0.6V このダイオードとて無制限に電流を許容できません、そこで抵抗を挿入する事になります 入力コネクタ―100Ω―5VのICとすると、 入力コネクタんに50Vのサージがかかると、(50V-5.6V)/100Ω ≒ 444mAとなります ICに内蔵されたダイオードが、この444mAに耐える事ができれば、 コネクタに印加された50Vのサージに耐える事ができます、 注)5Vに444mAが流れ込むから、5Vの電圧が上昇するって突っ込みは今回除外!!
お礼
具体的な例を頂き、理解が深まりました。お返事ありがとうございました。
お礼
分かり易くご回答して頂き、これを元に、もう一歩踏み込んだ知識を付けたいと思います。お返事ありがとうございました。