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設計の進め方:良案が思いつかなければバラシに入るのは良い進め方か?
- 設計の進め方に悩んでいる方へ。実際の進め方には正解はありませんが、いくつかのアドバイスをご紹介します。
- 構想設計から詳細設計までの進め方について考えてみましょう。例えば、構想設計までは時間縛りをせずに納得のいく設計を行い、詳細設計が終わった時点で日程をたてる方法があります。
- また、良案が思いつかなければ構想まで遡ってやり直す方法もあります。自分に合った進め方を見つけるために、試行錯誤しながら進めることが大切です。
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設計は無から有を作り出しますので,先を見通すことは大変ですね。 私達は基本的に1)で進めていますが、「エイヤー」では誰もが納得して進められません。 で、私達は過去のデータを分析して次のようにして当てはめています。 ?構想時間は設計時間全体の60% ?ディテール・バラシは25% ?組立図・部品表等は 10% ?その他 5% これは過去設計した大小含めて図面枚数・設計時間等々のデータを分析して上記の数値になったものです。 この値に総日数を掛けて日程表を作ります。 更にこれに難易度・類似品・設計者レベル等々を加味して日程を設定します。 この日程内に入っているかどうかで応援対応を取ります。 おっしゃるように良案ってことはしょっちゅうです。良案をいつも遡っていると設計は進みません。日程遅れの要因となります。 (良案は極端な話し1時間後にはまた生まれる) 基本的に間違いが無ければ日程の中で次ステップへ進めます。 もちろん取り入れることが可能であれば取り入れますが・・・。 ゆういちさんの所ではQCサークル活動を行なっていると別サイトでお話ししていましたが、このようなデータ取り・分析をサークルのテーマとして取り上げてみたら如何ですか。(既にやっていたらごめんなさい) 有意義なデータが得られると思います。 データを基に日程を組むことが全員の納得が得られ、ムリ・ムダ・ムラのない進め方が出来ると思います。 但し,なかなか思うように出来ないことも多々あります。そこで大切なことはチームワークと上司のリーダーシップですね。 以上,長くなってしまいました。参考になれば幸いです。
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1か2か3かと問われれば1.5とでも呼ぶかな? #5のお礼中の通り 試作評価の繰り返し ウチの場合、可能かどうかはやってみないと分からない場合が多い それも構想設計=見積もり添付資料であったりして 見積もり用資料作成は業界の慣例で無料 つまりタダで構想設計する事となる タダだから簡単に手っ取り早く廃品や不良在庫を集めて試作 「ヘタの考え休むに似たり」 幾ら時間をかけて構想を練ったとしても机上の空論に過ぎない場合が多い 世の中に無い物を作る場合は特に
お礼
1に近づくほど、個人の経験や技能からくる要素が大切な気がします。直感といいながら、裏の無意識下ではここが働いていると思います。 直感が、おおむね進行方向をさせる設計者に早くなりたいと思います。頑張らねば・・・
度々すみません 良案が・・・・というお話ですが、 いくつも案を出して、結局最初の案、という事が 意外と多くないですか? 恐らくそう信じて良いと思いますよ。 いろいろ案を出すうちに客先も欲が出てどんどん仕様が変わる事も 良くある事ですし。 少々投げやりな意見かもしれませんが、前例が無い製品であればなおさら それが「たたき台」というつもりで行きましょう! 何しろ物が出来なきゃどんな良いアイデアが出ても意味なんですから。
お礼
>いくつも案を出して、結局最初の案、という事が意外と多くないですか? すっ鋭い!そういうこと多いです。 あと、読みきれてないのに詳細設計に入り、当然無理がたたって四苦八苦してたら良案が・・・ってことも多いです。 要は良案の出し方って「自分を追い込んでなんぼ」 ってところが多々あります。 そういう意味でも、すべてに日限を決めるのは必要ですね。プライドと納期にはさまれて四苦八苦するから・・・ なんか、お礼しながら自分の中の答えを吐き出しているような気がします。。。
私も#2さんと同様に、計画図→部品製作図→組立図 の順番です。 下流部署の都合を考えても、組立てる前に部品を作らなくてはお話にならないので、 組立図は最後になります。 時には計画図=組立図 ということもありますが。 工程に関しては大体装置の大きさや機能等から丼勘定でまず始めに出します。 その時点で日数不足であれば社内・客先と調整とります。 丼勘定ゆえ、「終わってみたら早かった」であれば結果オーライとし、遅れ始めたらその都度再調整します。 やはり工程はまず立てないと後の祭りになりますから。 けつが決まっているといっても、無理ということを理解しもらう事も設計者に要求される事と考えています。 安請け合いは結局最後に信頼を損ねる事にも・・・・。
設計ならではと言う悩みですね。 その設計するするものによってかなり進め方が、変わると思います。 エンドユーザーで、人が直接操作や触るなどの危険度がある場合は、まず安全性重視で不安定要素を潰して基本設計に入ります。 あまりにも漠然とした言い方になってすいません。 一品料理的な設計と大量生産的な設計ではかなりやり方が変わると思います。 一品料理的な設計で行けば、1)のやり方でないと前に進まないので、実際の工程?でいけると思います・ 2)が比較的に大量に生産を行うときに合っているかもしれません。 3)の場合は、実は1)とか2)とかをしたいと思いつつ気付くと3)になっていたという私も経験があります。 経験上一番多いのが、3)ですがあとでトラブルのも一番多かったですね。 やはり条件やグループ設計(分担制)や個人設計(個人)のやり方によっても違うようです。 答えにはならないですが、このように思います。
お礼
私の場合、一品ものや受注生産もので「こういうものはできないか?」や「他社の○○を参考にこういうものはできないか?」が多いです。 「1)や2)をしたいと思いつつ気づくと3)になっていた」が実際の気がします。 あらためて実感できました。 ありがとうございました。
#3の者ですが勘違いをしておりました。 私は1)派です。 各ステップのゴールとなる日を決めずに進めると日程がずるずるずれ込むのは世の常。 たとえ「えいやー」でも日程を決めてそれをゴールに仕事は進めるべきです。 その中で下にあるような試作モデルのステップも織り込んでください。 でも月ロケットを作るわけでもないし、2万メートルの深海艇を作るわけでもなく、当たり前にある物を当たり前にハンドリングし、当たり前に位置決めし、当たり前に加工するのであれば、前例がないとはいえ、目標のゴールあたりで収束してくる思いますよ。 頑張ってください。
お礼
たしかに、社内に前例は無くても他社さんは作っていたり、類似品はたくさんあったりするものが大半。 「目標を決め、杓子定規にならずこまめなプチ試作チェックでターゲットをこまめにつぶしましょう」 との事でしょうか? ぜひ取り込みたいと思います。 ありがとうございました。
毎回前例がない設計をしてきた経験としてアドバイスです。 (1)です。 私の経験から ・高い技術力を要している ・開発期間が短い ・量産後の不具合が少ない 会社は、まず(1)です。 私も当初は(3)でした。かなりの人がそうではないでしょうか。 設計を始めると、次から次と良案(と思っている)が出てきたり、求めていた機能に近い部品・機器が出てきたりでこれをやり始めるときりがなく、スケジュールの遅延や開発費の増大を招きます。(また、大抵の場合、皆さん格好良い回路にするために膨大な時間を使います。) 重要なのは、基本スペックの作成と達成意識です。 仕様を満足するのかしないのかが大切であり、満足しないのであれば場合によっては、後戻りもあるかもしれません。「良案が思いついたら・・・」とありますが、この案が画期的なものかどうかが問題です。 だいたいが、構想設計時点での気合の入れ方がぬるく、図面締め切りと構想設計終了予定を同等レベルの意識で望まなければ、結果、(3)になってしまいます。 えらそうに失礼いたしました。
お礼
まったくご指摘のとおりと思います。鋭い! 私は当初は(3)が正しいと思っていましたが、(1)では思うようになっており、今年のテーマです。 ただ、以前(1)を中途半端にやった結果 ・一応仕様は満足したが、非常に不安定なものになった。 ・出荷時は問題なかったが、納入○ヵ月後にぼろが出た。 となり、多少臆病になっておりました。 言葉、言葉に大夕張さんの経験を感じました。 そうなれるよう頑張りますね。 ありがとうございました。
私も3)派ですが、前例がないと言っても機構のすべてがそうではないと思います。 3-1)ツボとなる部分の機構の簡単な試作モデルを作り評価する。併せて分かっている部分はどんどん設計を進める。 評価が終われば分かっている部分とツボの部分の合体設計をする。 試作モデルは内容によって作り方は変わってきますが・・・・ きっちり見極めたいとき→ちゃんと図面を書いて試作 そこそこでOKの時→DIYセンターで部材を買って試作 基本的な動きの確認でOKの時→ボール紙でモデル製作(これ、結構重宝しています)
>「構想設計(主として機器選定とレイアウト)→詳細設計→バラシ」 との事ですが、設計の基本図面で極おおざっぱに追いますとと、計画図→部品設計→組立図 です。計画図は構想を練りながら、部分組立図、全体組立図等に近い形で描いて行きます。必要な剛性計算、強度計算、運動力学計算等も必要に応じしていきます。簡単な物や慣れた物では計画図は、ラフな手書きや場合によってはメモ書き程度で済ませられる場合もあります。 一通り済んだら、ここで部品図を起こしていきます。もちろん、ここで初めてできる細部検討もありますから、必要に応じ各種計算や計画図へフィードバックを行います。もちろん部品図は必要に応じ、加工図を別途起こす事もあります。 次に部品図を元に組立図を描きます。ここで図面段階での最終検証がなされるわけです。これも、極簡単な物では省略できます。 いずれにせよ、基本的に、最後にバラシ、というイレギュラーな考え方は時々聞きますが、リスクが大きくやはりお勧めできません。
お礼
言葉の違いですが私の設計方法です。 計画図=構想設計+詳細設計の一部 部品設計=詳細設計 に近い気がします。 詳細設計時に、各パーツの部品形状をほぼ決めてしまい、CADにレイヤー配置しています。詳細設計が終ると寸法の入っていない組立図状になります。この段階で、干渉チェックや部品単位のチェックも行い、バラシは純粋に部品図にするだけでこの時点では設計的な意図は介在しません。(実際はあっ!て事もありますが・・・) 組立図は、CAD上では分かっても図面にすると分からなくなるので、これを分かるようにする手段になっています。このため、出図から組立着手の間に組立図を書いています。 私の世間の狭さからか、ご指摘の「最後にバラシ=イレギュラー」の主旨が分かりません(すみません) お手数ですが、この辺をもう少し詳しく教えていただけませんか?
出図日が決まっているのであれば、1)でしょうか。 私の場合、図面の完成を出図日の何日か前に終わらせ、 見直しと改良の出来る日数を残せたら理想だと思いつつ 実際は、計画段階で行ったり来たりの繰り返しで 出図前にバタバタしています。 バラシ始めると工程を戻しにくいことを知っている技術者は やはり前半に力が入るので、後半の工程が厳しくなってしまうようです。 (私の周りでの話ですが・・・・)
お礼
当初(3)でずるずると設計が延び、(1)に切り替えるも大失敗し、慎重になりすぎて(3)に戻り、今年からまた(1)にチャレンジしています。 実際の感じが分かり参考になりました。 ありがとうございます。
お礼
すごく納得できる黄金比率と思います。 これが社内に浸透すると、いい設計環境になると思います。 現在のうちの環境では、部品図を書き出すと(その内容がどうであれ)安心する傾向にあります。 よって、全体の1/3くらいから「まだ部品図に入れないのか」との雰囲気が強くなります。 期日を設けるのはいいのですが、あまりに短いと構想の外乱になります。 QCなどで、この比率の検証と総合的な評価を行い、全社公知の事実にするのは大切な気がします。 ありがとうございました。