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ガラスとセラミックスの違いとは?
- ガラスとセラミックスは、組成、構造、性能、用途などの面で異なる特徴を持っています。
- ガラスは非晶質であり、セラミックスは結晶質の集合体であるとされています。
- 実際には、ガラスは熱伝導性が低く透明性が高いため、建築や光学機器などに使用され、セラミックスは耐熱性や耐摩耗性に優れているため、電子部品や触媒などに広く利用されています。
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一般論ですが セラミックの定義は非金属無機材料とされています(最も広く取った場合)。 その場合ガラスもセラミックの中に含まてしまいます。 セラミック中のガラスの定義として ・非晶質であり ・ガラス転移現象を有する物質 とされています。 よって質問どおりの比較は成り立たない事になります。 それでは回答がつまらないので 今回の「セラミックス」という言葉を一般的なファインセラミックのアルミナに「ガラス」を窓やビンに使われるガラスに置き換えて比較すれば。以下の様な違いがあります。 アルミナは結晶性です、単結晶ではなく細かい結晶が集まって出来た多結晶構造になっています。対してガラスは決まった構造を持たない非晶質の塊です。両者ともどこでも均一な組成を有しています。 アルミナは耐熱性が強く1500度以上の温度にも耐えます。ガラスは1000℃程度でガラス転移現象が起き強度が低下します。また熱膨張係数が小さいのもアルミナの特徴の一つです。 紙面に限界があるのでとりあえずこの程度の違いを 上げておきます。
ガラスが均一組成のかたまりとは言えないと思いますし、セラミックスがたくさんの結晶の集まりだとしても組成の異なる結晶の集まりとは言えません。ロットの同じ結晶の集まりであれば組成は同じとも考えられるのでは?? 詳しい話は以下の会社へ問い合わせた方が良いでしょう。 住金セラミックス(株)本社工場 TEL:076-274-9800
学問的定義については難しく私の方からお答えは出来ませんが、一般的な製造方法に関する違いを少し書いておきます。 ガラス 溶融ガラス:ドロドロに溶かしてある炉から型に流し込む等して成型する。 結晶化ガラス:粉末又は、ペーストの状態で売られています。加熱すると結晶化ガラスとなり、接着剤・充填材等に用いられます。なぜガラスなのに結晶化しているのか不明です。わかる人がいたら教えてください。 セラミックス: 結晶粉末とバインダーを混ぜて粘土状にし型等を用いて成型し、結晶粉末の融点以下の温度(バインダーが固まる温度)で焼きます。 結晶粉末の融点以上まで熱しドロドロになった後固めればガラスになるのかも知れません。 セラミックスを成型する場合バインダーの接着力を利用するので低い温度で固めることが出来ます。
お礼
ありがとうございました。ガラスは溶融状態を経て均一組成物としたものの固まりで、セラミックスは組成の異なる結晶を低融点のバインダーで固定したものと考えればよろしいのでしょうか。