申し訳ないですが別板を立てるほどの議論をする気は無いのでこれで終わりにします。あとは、質問者さんの判断に任せましょう。
1.対称要素や対象操作という言葉は、私の研究分野では結晶にしか使っていません。私の知る限りでは、アモルファスへの定義は固体物理や結晶学の専門書には見あたりません。
2.圧電性を含む電気分極特性は全ての物質に存在します。従って、圧電定数そのものは全ての物質に存在します。しかし、その解釈を結晶対称性で出来るのはもちろん結晶に対してのみです。私は電気分極が専門でないので、詳細は知りませんが、アモルファスの原子配列から考えて局所的には圧電分極は発生しているでしょう。ただし、ランダム配置のためにマクロには分極は相殺されるはずで、マクロ物性として測定される圧電定数はゼロで不思議は有りません。これは、別にアモルファスに限らず、圧電性を示す物質でも多結晶体では、分極方向を揃える分極処理を行わないとマクロな圧電特性は出てこないようです。未処理の多結晶体は分極を相殺してしまうからです。
3.厳密にはアモルファスと転移温度を持つガラスは同義では有りません。ただ、質問者さんが「ガラス」を聞かれ、38endohさんが「アモルファス」を使われており、ランダム原子配列の意味では同じですので、(ここではアモルファスと同義とします)という但し書きを付けたわけです。
4.干渉効果を使った顕微鏡とは、走査電子顕微鏡やSPMなどではない、光学顕微鏡と透過型電子顕微鏡を指した意味です。これらは、光や電子の干渉効果である回折現象によって結像を行いますから、使う光や電子の波長より小さい分解能は原理的に不可能です。このことと勘違いされたのでは無いでしょうか?という意味です。
一応、これらの言葉は私の専門分野では専門用語になっていますよ。
お礼
なるほど。参考になりました。ご回答ありがとうございました。