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ネジ送りのオネジ部とメネジ部の材質組合せ
- ネジ送りによる一軸シフトの設計を行っています。
- ネジ部でグリスを塗ると金属のスレ音が発生する問題があります。
- オネジ部の材質とメネジ部の材質の組合せについてアドバイスを頂きたいです。
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おはようございます。 >異種にした方が良い理由としてはどういった項目がありますか 相対運動で接触を伴う場合。 1)焼付けの防止 2)部品の交換メンテナンスを容易にする。耐磨耗性の高い部材の相手部品を交換対象にする。 他にもあったようですが、思い出せません。 ただ、機械の構造的な変形(弾力性の範囲内)が影響するような場合は異種部材の組合せは要注意です。ねじの回転でスラスト運動を生ずる機構は接触面圧だけでなく疲労破壊をも考慮する必要があります。
2の部材を潤滑性のある素材で加工すれば動きや、持ち、騒音などはかなり良くなると思いますよ。 オイレスや、大同メタルなどに素材として販売している物があります。 3の部材もスライド部に自己潤滑性のある物を張り付けるとか・・・ ご参考まで。
ネジはおそらく台形ネジを使われていると思います。我社ではメネジは市販品の真鍮製を使っています。ただしメネジをスライド部に直結してしまうとガイドとの芯だしが難しくスムーズに動きません。メネジのパーツはスライド部に固定せずにラジアル方向に少し動けるようにしています。もちろん回転してしまっては意味が無いので平取り等により回らないようにしています。ただし台形ネジを使うのは頻度の少ない個所に限定しており、高頻度の場合はやはりボールネジを使用したほうが寿命、摩耗、騒音、駆動力で有利です。 コストと納期は難点ですが・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。今回の初期試作は台形ネジではなくて普通の三角ねじ(メートル並目ねじ)を使用しました(台形ネジや細目ネジより安いと思って)。スピード的には1回転0.50.8s程度のゆっくりした回転です。台形ネジを使用した方がやはり良いと思われますか?こういった送りの場合よく台形ネジが使われていますが、どういった面でメリットがあるのか教えて頂ければとてもありがたいです。メネジは同じようにラジアル方向に動けるようにしています。製品として大量生産を考えるとボールネジはコスト面でやはりNGとなります。
多分、3部品の重量がガイドで受けきれず、ねじ部でも相当な重量を受けた構造にしているのでは?たわみ(角度)によってはねじは回転しない場合もあります。 ねじの形状、リード、メネジ部の長さ、負荷の大きさも大きな影響を与える要因です。 先ず材質以前にこの部分をご確認ください。 材質ですが、SUSとS45C材では、温度膨張率が相当異なった記憶があります。ねじの形によっては加工時の歪が影響を残しているかもしれません。異種金属というセオリーはありますが、焼き付けが問題にならなければ敢えて同種金属でもいいのでは? グリースは油膜で保護するので、回転量の多い物体ででは効果がないかもしれません(油膜が切れるため)。潤滑油での環境ではいかがでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。一つ質問させて頂いても宜しいでしょうか?異種金属のセオリーというのは、うちの上司からも言われているのですが、異種にした方が良い理由としてはどういった項目がありますか?お知恵を下さればたいへんありがたいです。よろしくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございます。オイレスなども当たってみたいと思います。