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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SS材の焼入れについて。)

SS材の焼入れできない理由とは?

このQ&Aのポイント
  • SS材(一般構造用圧延鋼)は焼入れができないと言われていますが、その理由について詳しく説明します。
  • なぜSS材は焼入れができないのか、その理由をご紹介します。
  • SS材が焼入れできない理由について、詳しくお答えします。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#230359
noname#230359
回答No.2

極々簡単に言えば焼入硬化の原理に関係があります。 炭素鋼には、主に鉄の中に炭素が存在していますが、その様子は常温と高温では大きく変わります。温度をあげると鉄の結晶の中に炭素原子が入り込みます。(専門用語で固溶と言います)が、徐冷すると又元の安定状態に(鉄と炭素の分離して)戻ります。焼入は急冷によって鉄の結晶に入り込んだ炭素原子を、その中に封じ込めた結果、大きな歪みを生じ、その応力によって硬化します。硬化するには、入り込む炭素の量が有る一定以上ないと、充分なひずみを起こせない為、硬化しません。SS材にはその為の炭素が少ないと考えてください。一般的にどの程度硬さが欲しいかで変わりますが、いわゆる、「焼きが入る」のは0.30%C(S35C)以上で安定した硬度が得られると考えて良いと思います。

参考URL:
http://www.rtkg.com
noname#230358
質問者

お礼

大変詳しい内容で、回答を頂きありがとうございました。 また、1つ勉強をさせて頂きました。

その他の回答 (5)

noname#230359
noname#230359
回答No.6

自動車部品等でコスト削減のためSPCCやSPHCの代替材としてSS400が使われることがあります。他の方のアドバイスの通りそのまま焼入しても硬化しないので、一般的には浸炭窒化焼入や軟窒化により表面硬化して使います。ただし、化学成分には不純物以外は何の制約もなく引張強さだけ規定されている材料なので、製鋼課程の脱酸剤として使用されているアルミの影響により浸炭焼入の硬さが出ない場合があります。軟窒化の場合には表面に生成する1015μm程度の化合物層がHv450以上の硬さがあるため、耐摩耗性の工場等には有益な手段だと思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.5

Yoskさんへ 余談ですが現在SS41という表記は無く SS400が正式表記です。 SI単位に移行により変更になっています。 念のため。

noname#230359
noname#230359
回答No.4

 理論的な回答は専門家の人にお任せし、SS41を焼入れして付加価値を上げられないか!・・・を考える者です。 (1)高周波焼入れではSS41の23倍硬くなります。 (2)レーザー焼入れでは硬化範囲は狭いが4倍以上の硬さになります。 (3)SS41同士で溶接すると2倍位硬くなる部分ができます。  SS41を部分的に硬く(焼入れ)したい時に考えてください。

noname#230358
質問者

お礼

御回答、ありがとうございました。 部分的に焼入れが可能とは、SS材の用途が増えそうです。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

JISによるとSS材は、化学成分がPとSの規定しかありません。 即ちCは、問われません。 焼入れに際しては、このCが重要となります。 炭素の析出が硬さを示します。 炭素が過剰な状態では、表面に析出できないため 炭素量の多い鋼は焼きが入りません。 もちろん、炭素が無い純鉄も焼きが入りません。 よって、一般にSS材は、焼入れをしません。 生材として使います。

noname#230358
質問者

お礼

御回答ありがとうございました。 JISにCの規定が無いとは、知りませんでした。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

焼入れである程度の硬度を確保するためには、一定量以上の炭素が必要ですが、たいていのSS材には炭素量(%)の規定がありません。焼入れできない、というよりも焼きいれして所定の性能が得られる保証がない、というのが正解ではないでしょうか。 ちなみにS**Cであっても、炭素量が少ないと硬度は出ません。

noname#230358
質問者

お礼

シンプルに解りやすい回答を、ありがとうございました。

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