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歴史「ファン」の心理
歴史「ファン」って、なぜカッコイイ歴史に心酔したがるのでしょう? それとも、そんなの我が家の歴史ファンだけでしょうか? たとえば、我が家の歴史ファンは、テレビ番組で武将が出てくると、その度に「なんとかなんとかのなんとか!!」っと大声で、テレビのナレーションより先に、名乗りをあげます。武将名に限らず、土地名、合戦名等、なんでもナレーションします。 もちろん、織田信長の「人間五十年~」のシーン等は、すかさず言い出します。 そこで、どうしても私はつっこんでしまうのです。いきなり出陣だって言われたら、兵糧なんかの担当の人が、「え? いまから行くの? しまった、まだ行かないと思って今夜の弁当用意してないよ~。マズったな~」とか困らないの? と。まあ、準備万端で控えてるのかもしれませんが、それにしても「困っちゃうな~、うちのお殿様。はっきり決めてくれないと予定立たないよ」とか内心ぼやきたくなかったのか、と……。 歴史番組等でも、ドラマティックなところは「これでもか!」と誇張してるのに、影で家臣が大慌て…なんてところはとりあげませんよね。 それをやったらギャグになってしまうから……かもしれませんが、歴史「ファン」の人は、そういう舞台裏が気になったりしないのでしょうか?(そうじゃない歴史「ファン」のみなさま、スミマセン)
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もう一言申し上げます。はっきりいってNHK大河ドラマも含めて、ほとんどは史実ではないことには注意していただきたいものと思います。すべては「演出」です。例えば、本能寺の変の場面で、信長を起こすのはいつも森蘭丸ですが、誰がそれを見て記録したのでしょうか。信長の遺骨すら発見できなかったのに、どうして蘭丸が信長に伝えたことを見ていたのでしょうか? ただ、最近の大河ドラマは時々最新の学説を採り入れたり、民衆の声を重視するようにかなり改善されたと思います。
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- ekubo
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歴史ファンです。あくまでもファンですから、学問的にこうだ、といったことは二の次だと思います。芸能人のファン・追っかけと似たところがあると思います。自分の大好きな分野(人)のことには、熱中しますが、興味のない分野(人)は、どうでもいいのです。歴史ファンもいろいろで、好きな関心のある分野に対する情報を文献にまで求める人もいれば、視聴率に一喜一憂しているテレビドラマに求める人もいるでしょう。人それぞれの楽しみ方があっていいと思います。 > 我が家の歴史ファンは、テレビ番組で武将が出てくると、 その度に「なんとかなんとかのなんとか!!」っと大声で、 テレビのナレーションより先に、名乗りをあげます。・・・ 待ちに待った大好きなアイドルがテレビ画面に登場したんです。うれしくて叫びたいんでしょう。「待ってました!~屋!」歌舞伎みたいなもんです。 どうしても自分のお気に入りのことを知っている限り話したい。分かってもらいたい(と、いうより教えたい、伝えたいかも・・・)という気持ちわかってあげてください。家族に話している分にはいいじゃないですか。これが、~大学の教授でその時代の専門家に話しているのではないですから。(これだと、赤っ恥)
お礼
回答ありがとうございます。 あくまでも「ファン」だったら……詳しいことは知らなくても満足できちゃうものでしょうか。 芸能人のファンや追っかけだったら、その人のこと何でも知りたくて知りたくてたまらなくなってしまいますよね。 それと同じなら、歴史ファンだって当然学問に道を求めると思うんですけど。 >どうしても自分のお気に入りのことを知っている限り話したい。分かってもらいたい~ その気持ちはまあ、イイですけど。むしろ歓迎しますけど、それで、じゃあ詳しく教えてって言うと、実は知らなかったりすると……「あなたの好きはその程度?」って思うじゃないですか。 それもこれもみんな……人それぞれと言われたらオシマイなんですけど、ね。 それにしても、車好きな人は車種とかに異常に詳しいし、芸能人のおっかけはレポーター顔負けだし、他の分野のそういう人達って結構マニアックなのに、歴史に関しては「小説やドラマのかっこいいとこに心酔する」人と、「文献からナニからまかせとけ!」のマニアックな人と別れてますよ……ね?
- gokuh_
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どうもです。 >それでも……、たとえば歴史ドラマを見たとしますよね。 私も調べる事はありますよ。 それらは「~」なんて初耳だ。 「~」って面白いな?もっと詳しく知りたい。 「~」って間違ってるんじゃないか?調べてみよう。 という疑問や追求に関してですけど。 ドラマ・小説にも歴史という言葉が被せられる以上、史実を根本として いますから。突拍子のないモノはifやギャクになってしまう。 ドラマ・小説はストーリーの割愛の妙技が楽しさをますのだと思います。 もちろん >そういうドラマって、成立すると思うんですけど。 それも面白いと思いますよ。 個人的にもそういうのが好きです。 「○○殿日記」「○○卿記」等の類もわくわくしながら読んでしまいます。 でも、いかんせん。ドラマ化には利益利潤がつきまといますからね。 難しいと思ってしまうのです。 川原泉さんの作品は、現実がこの様にドラマ化には出来かねるストーリーが 好まれない状態だからこそ、喜ばれるのではないでしょうか。 皆が皆、同じ手法だとやはり人気が落ちてしまうかもしれませんよね。 追:私も歴史ファンの端くれですから真実により近いドラマを 見てみたいという気持ちはありますよ。
お礼
再度回答ありがとうございます。 >私も調べる事はありますよ。 ……っていうかですね、調べて当たり前だと思っちゃうんですよね。 それがまったくのフィクションなら調べようもありません (でも、どうしてそういうフィクションを着想したのか……とか考えるけど)、でも、現実をベースにした、もしくは現実の名を借りているのだから、好きなら気になるでしょう……と。 ドラマティックなエピソードを見てきたかのように講釈して、自分が当人であるかのように心酔するくらいなら、当然それについて「お勉強」もするべきだと思うんですよ。だって、私だったら、自分が言ったことがもし間違いだったら、すごく恥ずかしいし傷付きますもの。「知ったかぶり」ってすごくイヤなんです。 ありがちなドラマ展開をそのまま楽しむのも止めはしないけど(私は考証にツッコミいれまくりになるのでドラマは見ません。歴史検証番組等は見るんですが…それでもツッコミいれちゃいますね)、そんなにファンならドラマにならない真実も知りたくならないのかな……と。 そういう上っ面が楽しきゃいいファンの感覚が理解出来ないんですよ。 あと、たとえば、戦国武将の名言(と一般に信じられている…言葉)を、会社のエラい人がよく説教がわりに講釈するけど、語源であるはずの武将の経歴も知らない……とか。 ……すみません、なんかキツイ書き方のしかも私見になってしまいましたが、つまり、そういうふうに思ってるんです。 結局、ドラマティックな英雄譚を求める人はお勉強はしたくない……のかもしれませんね。 もちろん、テレビのドラマ等は勉強したい人が見るとは思えないから、内容的にお勉強になることを含めてもしかたないのだろうし。
- gouzakai
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申しわけありませんが私はファンではなく、実際に歴史学を勉強した視点から一言述べさせてください。 信長や秀吉が検地を行ったことはご存じだと思いますが、 さすがにそれはドラマにならないでしょう。経済面ではそれぞれの戦国大名がもっとも力を入れているのですが、やはり政治(軍事を含む)、しかも「オイシイ」とこだけにしなければ盛り上がらないでしょう?ちょうど今の小泉内閣がそうだといえましょう。
お礼
回答ありがとうございます。 実際に歴史学を学ばれたかたからそう言われてしまうと……やはり、私がヘンなのか、と言う気がしてまいりました。 検地の場面ですか……。 別になんのへんてつのない日常であっても、それはそれで見知らぬものを見て自分の知識が増えるんですから、私は有意義で面白いと思います。 それに、そういう日常の生活や出来事がちゃんとあるのだということを知ってこそ、ドラマティックな部分が浮き出してくると思うんですよね。 最初から最後まで波瀾万丈なドラマなんて、逆にめりはりがなくて、うすっぺらいような……。 小泉内閣を例にしていただきましたが。 小泉氏に好感を持たれているかたには申し訳ないけど、私は「やる、やると、御題目ばっかりで、実際それを実行するための明確なヴィジョンも見えてない人間」は好きではありません。頭の言動をただちに実現させる立派な手足が揃っていれば、頭は口を動かすだけで事足りるのでしょうが……。 そういうワケで、小泉内閣を見ると逆に盛り下がってしまうので……スミマセン。
- gokuh_
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それはテレビ番組だからでしょう。 「人間五十年~」のシーンで事細かに何故小姓が5人だったのか? 誰が武具を用意したのが?柴田勝家は何処で何してた?丹羽長秀は? と事細かにドラマを進めては本筋から離れて店舗のテンポの無い つまらないドラマになってしまうでしょう。 歴史に限らずドラマ・小説は如何に割愛するかとう技術でその良し悪しが 別れてしまいます。 (それに影で大慌てする家臣の史料がほとんどありません。) まぁ、「人間五十年~」のシーンだけで申せば、最初に準備出来たのは 信長の側に付き従う5人だけだったということで「え? いまから行くの?」 という事態が読みとれますし短期決戦ですから兵糧はいりません。 その後、熱田神宮に集まって・・・と話を事細かに進めれば1~2時間では 終わらないでしょう。 ストーリーの割愛は歴史に限らず大切なことですからね。 普通のドラマでも朝起きて歯磨いたか?トイレ済ませたか?ゴミだしたか? と、朝すべきことを全部演じたら純愛モノでもサスペンスものでも調子が 狂ってしまうでしょ。 >歴史「ファン」の人は、そういう舞台裏が気になったりしないのでしょうか? 私は歴史は歴史。 歴史ドラマ・小説は歴史ドラマ・小説。 と、区別してそれぞれを楽しんでいます。 スポーツ観戦とスポーツドラマは全然別物ですよね。 同じ事だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 ドラマは……まあそうですよね。 きれい事にするために舞台裏をはぶくことはします。実際、私もアマチェアで文章書いてますから、わかります。 「ドラマは面白い場面になればいい、学問は真面目に」と、割り切ればいいのでしょうが……。 それでも……、たとえば歴史ドラマを見たとしますよね。 そうすると、その場面のことが気になって、翌日図書館に行って関連文献あさりまくり(今だったら、ネットで検索)とかしませんか? ……私はするんですけど。 架空のドラマじゃ、そういう背景を調べることは出来ないけれど、現実にあったことなら可能なわけですから。 漫画家で川原泉さんというかたがいらっしゃいますが、このかたが時代モノを描かれたとき、史実に基づいた話ではなく完全なフィクションなのに、御殿様の一日を、朝起きてから、顔を洗ってとか、食事の内容はこんなもの、風呂に入る時のしきたりは…とか、ストーリィに関係ないことをえんえん描いてましたが、このかたの漫画は人気ありますよ。 そういうドラマって、成立すると思うんですけど。
- Eivis
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やはり~気質、~カタギとか云われるものから来ているのではないでしょか? 強いとか弱いに関係なく受け取られる方の美学に沿うものですから、源氏・平家、信長・光秀、家康・光成、巨人・阪神などなど 歴史に関係ないところまで、自分と一体になって感情を共有できるものを求める、または憧れているのだと思います。 ・・・中々情熱的な感激屋さんでないと・・・これは冷やかしではありません・・・出来ない純粋な気持ちの発露だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 えっと……、スミマセン。 名場面で盛り上がっちゃう人間のことを「純粋」だとおっしゃっていただいたと……そう理解して間違いありませんか? そうだとしたら、例にあげた我が家の人物は確かに、「話を聞かない男、地図が読めない女」でいう男性の典型的なパターンですから、名場面とかにはのめり込んでしまいますが。 「受け取られる方の美学に沿うもの」という御言葉がいまひとつ理解出来ないのですが(スミマセン、反論じゃないんです。ホントにその言葉の意図するべきところを私が読みとれてないだけです)、問題が「気質」にあるというのなら、たんに個人の興味の方向性の違いでしょうか。 でも、それにしても、歴史上の人物って、有名なエピソードだけで認識されていますよね。 たとえば、「毛利の三本の矢は知っていてあたりまえ!」という人でも、「その当時、毛利がどれだけの勢力を持っていて、周囲の勢力はどうで、兄弟が力を合わせた場合の勢力とそうでない場合のそれは、周囲に対してどれくらいの意味を持って」ということは説明してくれませんものね……。
お礼
再度回答ありがとうございます。 話がそれてしまいますが……。 私、ドラマなんて全然信用してませんよ。ええ、それはもうきっぱり。 そもそも歴史書だって真実とは限らないんですから。 だいいち、ドラマ見てるより、放送大学見てるほうが楽しいと思いますもの。 ……それを言ったら、そういうモノ(ドラマ等)を好む歴史ファンは、たまたま歴史が題材なだけで「歴史」自体はどうでもいいのかもしれませんね。……ああ、そうか、そうかも! なにか答えが見えてきた気がします。 でも、そうだとすると、歴史ファンは二通りあるのかしら。だって私は、歴史に詳しくもこだわってもいないから「マニア」ではないけれど、好きだし興味はあるんです。そういうのも……熱狂的ではなくても「ファン」ですよね。