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クロマトグラフィー

薄層クロマトグラフィーの問題で出てくる極性の低い高いってどういうことですか? 吸着クロマトグラフィーと分配クロマトグラフィーの問題の違いって何なんですか? わかりやすく教えてください!

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回答No.2

薄層クロマトグラフィーでは、固定相にシリカゲルを用いると、シリカゲル表面のシラノール基と溶質の分子構造中に存在する極性基や不飽和結合との間に水素結合が形成されるから、極性の高い化合物ほどより保持され、Rf値が小さい。 吸着クロマトグラフィーは、溶媒ー固定相間の溶質分布平衡が固定相表面への吸脱着によって成り立つ分離モード。吸着プロセスは溶質と吸着剤間での静電相互作用、双極子ー双極子相互作用、水素結合など。 分配クロマトグラフィーは、互いに溶け合わない2種の溶媒の一方を担体に担持させ、他方を移動相として用いる。移動相溶媒のほうが固定相溶媒より極性が低い場合は順相分配クロマトグラフィー、固定相溶媒のほうが極性の低い場合は逆相分配クロマトグラフィー。 分配クロマトグラフィーでは、分子量の差が分離に大きく影響する。吸着クロマトグラフィーでは、官能基の種類や立体構造の違いなどが認識される。

回答No.1

極性;イオン結合をもつ分子、共有結合性の分子を構成する原子の電気陰性度が異なる場合、電子雲の分布に偏りが生じるから、正負の電荷の重心が一致しなくなり、分子は双極子モーメントをもち、分子は極性分子となる。 ハロゲン類,水酸基-OH,アミノ基-NH2,ニトロ基-NO2,カルボキシ基-COOHなどの極性極をもつ化合物は、双極子モーメントをもち分子は極性を示す。分子が双極子モーメントをもつ場合には、分子間に引力または反発力が働く。 液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィーなどによる物質の分離では、分離される物質、移動相、固定相の極性の大小が物質の分離されやすさを支配する要因。

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