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溶質‐溶媒の分子間相互作用のみが考慮されている溶液

溶質濃度が十分に低く溶質分子間の距離が十分離れているため、溶質同士の分子間相互作用を無視し、溶質‐溶媒の分子間相互作用のみが考慮されている溶液とは何ですか? その溶液の簡単な解説も合わせてよろしくお願いします。

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回答No.1

物質(溶質)を溶媒に溶解し、溶液として取り扱う。あるいは溶液内反応を利用する時、同じ大きさの異種分子が特別な相互作用をせず、無秩序に混じり合った状態にある溶液を理想溶液という。 実際には溶媒どうしの相互作用があり、溶質には溶媒中に分散しているのではなくて、溶媒との相互作用(溶質ー溶媒相互作用)を考慮しなければならない。 溶媒と溶質の分子間相互作用の主なものは、分散力(ロンドン力)、双極子相互作用、誘起双極子相互作用、配位相互作用などがある。 Hildebrandの正則溶液論では、これらのうち分散力(ロンドン力)のみが分子間力として考慮されている。 溶液として取り扱う時には、溶媒ー溶媒相互作用、溶質ー溶質相互作用も考慮しなければならない。

mi-chanhaneco
質問者

お礼

詳しく教えてくださり、とても勉強になりました。ありがとうございました。

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