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経営安定基金(鉄道)

国鉄が分割民営化されたとき、経営安定基金が設けられ3島会社の赤字補填に運用益があてられています。 では3島会社からローカル線の経営が切り離されたとき、切り離された鉄道会社(だいたい3セクと思います)は、距離に応じて?この経営安定基金の運用益はえられるのでしょうか? それとも3島会社は赤字路線を切り捨てられていながらそれまでと同じ比率?で運用益をえてるのでしょうか?

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  • gsmy5
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回答No.1

得られません。 なぜなら、JR発足時にはJRに移管した路線がさらに分離される必要がないとされていたからです。 但し、特定地方交通線と言って、国鉄から分離することになっていたローカル線の内、JR移行時点で廃線(バス化、3セク化)できなかった路線はいったんJRが経営を引き受け後に路線廃止することになっていました。もともとJRになるはずでなかった路線であるため、これらの路線が廃止されても基金や運用益の扱いはJRとしては変更されません。 JR移行後はこの特定地方交通線以外の路線廃止はほとんどありませんし、ましてや3セク化などは存在していません。(ちなみに特定地方交通線以外で廃止された路線は、北海道の砂川-上砂川、留萌-増毛とJR化後に変更された新幹線の扱いに伴い並行在来線が3セク化された区間のみです。それ以外に多くの路線が廃止された感がありますが、すべて特定地方交通線の廃止ですので、質問の基金には無関係という建前になります) また、特定地方交通線以外で廃止に至った路線は、本来基金の運用益さえあればJRとして維持できるはずの路線だったのに(JRの経営失敗ではなく)その後の社会情勢の変化で維持できなくなった物であり、基金運用益(金利低下により実際はほとんどない)や副業の収益などを駆使しても維持できなかったわけですから、廃止して営業路線が少なくなったからと言って基金の額等を変更する必要性はないのです。 そもそも基金の運用益自体、JR後の市場金利の低下により、JR発足時の計画よりはるかに低い金額となっており、質問のような考慮以上に大きな問題となっています。

jkpawapuro
質問者

お礼

後半はJR関係者のいいわけくさく聞こえますが、とにかくJR発足時にJRに路線維持の義務が負わされた路線は維持されてるとの見解ですね。 ご回答ありがとうございました。

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