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みちびき と、同類の人工衛星
GPSを補完して超高精度な測位を可能とする『みちびき』が打ち上げられましたが この、みちびき みたいにGPSを補完する人工衛星は、他国にもあるのでしょうか?! あるいは、GPSでもっと高精度の測位をしていたりするのでしょうか?!
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無いんじゃないかな? 現状みちびきは日本上空に位置しGPSを補完する為の衛星です。 将来的には独自の測位システムへ発展させる可能性も有るのかも知れませんが現状はあくまでGPSを補完し高層ビルなどのマルチパス誤差を補正したりして精度を上げる為の補助システムに過ぎません。 上空にいる時間が8時間なので24時間運用には最低3機が必要となります。 最終的には7機になる計画のようですが、衛星測位システムとして使うには最低20機程度は必要となります。 D-GPSは2000年以前に米軍がGPSに民生用には意図的に誤差を付けてましたが、それを補正するという意味合いが強く今も利用は出来ますが誤差自体取り払われてるのでほとんど意味を成さないものです。 カーナビなどもすでに多くが対応を辞めています。 電波などを使い補正データを得て補正を行います。 もう一つの補助システムがスマホなどが使ってるA-GPSです。 これはネットなど通信を介して事前に衛星の概略位置を得るもので測位までの時間が短縮できたり、窓際など衛星の電波を受けにくい場所で測位できる可能性を高めたりします。 ロシアのGLONASS、中国の北斗、欧州のガリレオはそれぞれ各国が独自に構築を目指すGPSと同じ衛星測位システムですが、完成してるのはGPSとGLONASSだけです。 中国や欧州はまだまだ構築中で衛星数が足りません。 ただ、測位衛星としては利用は出来ます。 捕捉できる衛星数が多ければそれだけ精度が上がるという事です。
- fujic-1990
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現在、衛生を使った方位確定システムには、 米国のGPS、 ロシアのグロナス、 ヨーロッパのガリレオ、 中国の北斗 の4種類があります。 GPS以外のシステムは、アメリカのシステムを補完するシステムではないハズです。 性能については、中国の北斗がGPSを上回ると宣伝していたと記憶しています。 最近の報道によると、中国では、日本の「みちびき」システムがそろって動き出すと、北斗を上回る性能を発揮し、軍事転用されると大変なことになると危惧しているそうです。 ちなみに、みちびきは、単体で常時日本の上空にいるわけではありません。 日本からオーストラリアまで南北に、上の○の部分が非常に小さく(日本を包み込む程度)、下の○が巨大(オーストラリア大陸の大半を包み込むほど)な「8」の字を描きながら移動します。 ※ みちびき 軌道 で検索すると出てきます。 単体で日本上空にあるのは、7~9時間だけだそうです。なので、数個(最低でも3個)の衛生が必要です。数台が交代で日本上空にあって、位置情報を確かなものにすることになっています。 日本は狭く、みちびきの日本上空での軌道も非常に狭いので、日本ではどこでおほぼ真上から電波を受け取れます。 なので、山でもビルでも障碍になりませんが、少ない衛星で広い国土をカバーしようとすると、必ず斜めから電波を受ける地域が発生します。 当然、山陰・ビル陰では電波を受けにくくなりますので、みちびきほどには精度を出せるとは思えません。 みちびき以上の精度を出せるのは、おそらく赤道にある国が自国上空に静止衛星を打ち上げた場合と、数え切れないほどたくさんの衛星を打ち上げる場合だけだろうと思います。
補完するものではなく、代わりになる衛星は、中国や、ヨーロッパにはあります。 みちびきは、GPSの補完ではなく、日本限定で変わるものになります。 GPSは、もともと高い精度で測位は可能です。 ただ、元々が軍事衛星です。 相手の国の特定の位置にミサイルを落とすために設計開発した測位システムです。 ただ、これは、敵国からも使えるわけです。 なので、アメリカ側で、任意に精度を落としたり、位置を故意にずらすという仕組みを持っています。 空港などでは、D-GPSというシステムを使うことで、位置をずらされた時に対応できるシステムもあります。 GPSは、地球の外側をぐるぐる回って居る衛星からの電波を受信して、測位を行います。 GPSで測位をするためには、最低3個のGPS衛星からの電波を受信できなければなりません。 ただ、GPSの特性から、その電波は高い周波数のため、ビルや山などで遮られてしまうため、都市部では、測位ができない状態が発生します。 みちびきは、それをかなり解消するために、日本の上空にとどまった衛星軌道を使っています。 なので、他の国ではほとんど使えないという特徴があります。 なので、日本限定なのです。