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人工衛星の軌道
今度の3月に人工衛星を打ち上げるようですね。 いつも思うことですが、人工衛星は地球の赤道上空を 回るものだと思っていました。人工衛星の原動力は 重力でそれが均等に加わるのは赤道上空と思いました。 地球はきちんとした球ではないからです。 もしくは必ず地球の重心上空をとおって 回っていなきゃいけないと思います。 高度が決まっていて軌道も限られておると、 もう衝突しないようにあげるのは 難しいのではないでしょうか?? 衛星の雲なんてのがあるのでしょうか??
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私は宇宙工学関係ですので, >別の話ですが地球がきちんとした球でないのは >自転しているからですか?? については一般人,しかも自信なしでお願い致します. 私も知らなかったので,調べてみました.下記URL御参照. どうも,本当に西洋ナシ型なのではなく,陸地や山があったりなかったりで, これを平均海水面(ジオイド)を用いて表現すると,西洋ナシ型になるようです.
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- First_Noel
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#7さまの御回答を読みまして,これは書いておかなくちゃと,再度すみません. #7さまの書かれている高校物理は「初等物理」と呼ばれます. 私も宇宙工学関係ですが,高校物理の教科書は関係に非常に良くまとまっているので, 何かにつけよく見ます,いつも手の届くところにおいてあります. 宇宙,と言うか,衛星軌道上当たりより先では,初等物理が高精度で成り立ちますから, とても大切なんです.更に長期に渡り精度を出す場合では,いろいろな要素が式に 入って来て,結局は数値計算せざるを得ない微分方程式となってしまうのですが. 初等物理がそのまま成り立つ,と言うこと,衛星が衝突しないのか,と言うことで ついさっき思い出しましたが,日本も宇宙科学研究所(当時は東大宇宙研)が最初の 衛星「おおすみ」を投入する前に3回失敗しています. その内の1回は,ロケットを切り離した後,残留推力があって,結局は切り離したロケットが 分離した衛星+キックモータに追突してしまったことが原因だと考えられています. 初等物理が高精度に成り立っていたからです.
- jetplane
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僕は高校生なんですが、なんかこれが教科書にあったので一応書いておきます。たぶん専門家の方には、所詮高校生なんだよといわれそうですが。 第一宇宙速度・・・これが、いろいろな誤差をなくして計算した地球をぎりぎり回れる速度だそうです。 地球の半径をR、質量をM、重力加速度をg、人工衛星の速さをv、質量をm、万有引力定数をGとすると、 m(v二乗)/R=GMm/R二乗 ・・・1 地表での力の釣り合い GMm/R二乗=mg・・・2 2を1に代入して v=ルートgR なのだそうです。とても幼稚ですいません。やっぱり、一般人しかも高校生ですから。
- SCNK
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まず基本的な問題として、軌道要素には6つの要素があります。平均軌道高度、離心率、軌道傾斜角、昇(降)点赤緯、元期、近点赤緯です。これらの要素を組み合わせ多数の軌道をとることが可能です。もちろん重力の影響で軌道がずれることもありますし、自転によって引きずられる摂動という現象もあります。これを逆に利用して地球を測定するということも、行われています。 ただし衛星は何らかの目的をもって打ち上げられるわけですから、同じ目的の衛星は近い軌道をとることになります。 衛星の雲というようなものもありえます。高い高度を回る衛星では重力のつりあう場所にいずれ固まります。低軌道衛星では大気との摩擦でいずれ地上に落下します。 現実にニアミスも生じているようです。まあ今のところ静止軌道などを除けば、あまり問題にはなっていません。ただスペースデブリとの衝突の危険性が問題になっています。
- First_Noel
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おおかた回答はありますので,追記まで. 重力が不均一に影響することで,衛星の軌道は乱れます. 例え静止衛星でも,南北に8の字を描くように常に動いています. また東西にも変動することもあります. これらを搭載した推進系で常に制御する必要があります.(南北制御,東西制御) この推進系の燃料(推進剤)がなくなった時点が,衛星のひとつの寿命となります. >重力でそれが均等に加わるのは赤道上空と思いました。 >地球はきちんとした球ではないからです。 おっしゃるとおり,北半球の方が若干へこみ気味です,と言うことは, 例え赤道上空であっても,衛星への重力は若干偏ります. このような状況で重力が均等に働くと言えるのは,極軌道となります. 更に付け加えさせて頂きますと,陸地があるかないか,そこに山があるかないか, 鉱脈があるかないか,など,形のみならず物質の混み具合で重力は至るところで 不均一で,これは赤道上空でも同じです. デブリについては,確率的に殆ど当たることはないから大丈夫,と言う人もいれば, 当たるかも知れないからちゃんとこれこれの対策をすべきだ,と言う人もいます. 私は後者の立場に立つ技術屋です.
- satoumasaru
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> 人工衛星の原動力は重力で いえいえ、人工衛星の原動力は最初に第一宇宙速度まで加速した ロケット等の推進力にあります。 力を与えたばあい、特に力を与えなくても物体はそのまま等速度 で運動します。ニュートンの法則でありましたね。 あなたがもし水平にボールを投げたとしますね。ところが、すぐ 地面に落ちてしまいます。だけどもっともっと早く投げた場合 ボールはおちるんだけれど、地球が曲がっているために、結果的に はボールは地球を一周することになります。これが人工衛星の原理 です。 さて考えてみてください。ボールの速度の原因は何でしょうか? それは最初にボールを一定速度までにした力ですね。重力はボール を宇宙の彼方にもっていかなくしているだけです。 > それが均等に加わるのは赤道上空と思いました。地球はきちん > とした球ではないからです。 もしくは必ず地球の重心上空をとお > って 回っていなきゃいけないと思います。 いえいえ、赤道状態であっても地球の形は「ゆがんで」います。 また、地球は球体ですから、どこの上空でも「地球の重心上空」です。 ですから、どんな初期設定により、いろいろな軌道をつくることが 可能です。 > 高度が決まっていて軌道も限られておると、もう衝突しないよう > にあげるのは難しいのではないでしょうか?? 静止衛星については、赤道上空と、限られた高度ということがあり #2の方がおっしゃられているとおり、だいぶ過密になってきてい るようですね。
- oshiete_goo
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宇宙も良いところ(静止軌道)は過密のようですね. 宇宙のゴミ問題はいかがでしょう. http://www.nishinippon.co.jp/media/A-3000/0110/hosi/kiji/kiji08.html
- akubihime212
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このサイトに、いろんな説明がありますから、ご参考にどうぞ。
お礼
専門家さんの意見はありがたいです。 軌道が変わってくるのを絶えず制御しているのですね なるほど 別の話ですが地球がきちんとした球でないのは 自転しているからですか?? (動くものの距離は縮まるから)?? いやいや極に対してつぶれているんだから 遠心力で周りが膨らんだのでしょうか? それとも・・・。