はじめまして♪
アルコール度数20%未満の物でも漬け込む事は可能ですが、日本酒やワインやビールなどですと、アルコール濃度が低いためより長期間漬け込まないとイケマセンし、旨味成分のアミノ酸等が雑菌などで分解され、いわゆる「腐敗」が進みやすいので、お勧め出来かねます。(不可能では無いが、、、ヤメた方が良いでしょう。)
アルコール度数が高い程、漬け込みによる作用が早く、更に腐敗の懸念も少なく成ります。
「梅酒」という概念では、風味なども考慮しますと、余計な味や香りがほとんど無い、市販品としてはホワイトリカーがベストと考えます。
同じ様な作り方をする場合も、ホワイトリカー35度を規準とし、アルコール度数が同程度か、それより高いもの、で試した方が腐敗、腐ってしまう。という最悪の状況を避けやすいと思います。
最近は安価に販売するため、度数が低い焼酎やウイスキー類も在りますが、一応30度以上の物なら大丈夫だろう。と予想します。
焼酎、ウイスキー、バーボン、テキーラ、ウォッカなどなど。。。
ただ、それぞれに「独自の風味」が在りますので、出来上がった梅酒は、本来の梅酒とは違った風味に仕上がる。と思います。
ま、度数が70を超えて来る様なテキーラやウォッカともなりますと、元のお酒の風味は少ないので、単なる「アルコール漬け保存」のような状況に成ると思います(氷砂糖等を加えた熟成が、ほとんど進まない?かもね。)
あ、梅の実って、特に青い状態では「猛毒」でもあるので、90度を超えた、文字通り「アルコール保存」の状態ですと、毒性が無くなりにくくて、危険かもしれません。
(未熟な青い梅の実には、青酸カリと同じ様な強い毒性がありますからね。高純度なアルコールだったら2~3年は漬け込んだ方が良さそうでしょう。)
「毒」に関しては、神経毒のふぐ、石川県だけ「ふぐの卵巣」つまり「ふぐの卵」を、歴史的に独自の管理で漬け込むという風習から食されていて、今でも法律上で地域限定の特例として認可されています。
(一度だけ、戴いた事がありますが、オっカナビックリ、緊張し過ぎていて、どんな味だったか?全く記憶が在りません、、お吸い物にはおそらくたらの白子、ナニカの動物の脳が入っている!?って思った、まだ10代の経験でしたしね。苦笑。)
ホワイトリカーは、固有の味や香りが少なく、漬け込む材料の風味をストレートに活かしてくれますから、定番なのでしょう。
いろいろチャレンジしたい場合は、科学的な配慮と、出来上がったときの風合いを想像しながら、失敗を恐れず、楽しんでみて下さい♪
お礼
こんばんは。 ラム・テキーラ・ブランデーがおすすめなんですね。 勉強になります。 今日、店頭でアルコールのお値段を調べてきましたが ホワイトリカーが一般的なのがなんだか納得できました。 漬けやすくてしかもお安いんですね。 ラムやブランデーのお値段は高く感じました。 でも興味があるのと果物酒の勉強にもなるので いくつかチャレンジしてみようと思います。 ありがとうございました!