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寄生虫を分解する魔法が与える環境への影響。
例えば、寄生虫(他の生物の体表や体内に付着または侵入し、そこから栄養をとり生活をする小動物, 比喩の意味は含みません)に反応して分子レベルで分解する魔法があるとして、その魔法を地球上全ての環境に放った場合、生態系あるいは自然界にどのような影響を与えるのでしょうか。
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- chie65536(@chie65535)
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>生態系あるいは自然界にどのような影響を与えるのでしょうか。 どの生物も「死滅」するでしょう。 生物(一部の生物を除く)は、細胞核の中に「ミトコンドリア」と言う細胞小器官を持っています。 「ミトコンドリアは、生物が進化する過程で、細胞核に寄生した別の生き物である」と言う説があります。 質問者さんの言う「魔法」が、ミトコンドリアを「寄生生物」と判断したら、世界中の「真核細胞を持つ生物」は、魔法の効果で細胞核内のミトコンドリアを失い、すぐに「全滅」するでしょう。 また、もし、ミトコンドリアが無事に魔法の効果を受けなかったとしても、消化管を用いて、食物を消化吸収するタイプの生物にとって、寄生生物(共生生物)を失うのは、死活問題です。 腸管内にいる微生物は「寄生している生物」です。「寄生」と「共生」は、実は「区別が曖昧」なのです。 質問者さんの言う「魔法」が「共生関係にない寄生」と「共生関係にある寄生」を、区別して作用してくれる保証はありません。 消化液だけでは分解吸収できない植物を主食にしている草食動物は「食物繊維を腸内で分解し、難分解性多糖類を短鎖脂肪酸に転換して、腸で吸収できるようにしてくれる菌」を腸内に持っていて「共生関係」にあります。 そういう菌が「魔法で腸内から消滅」すると、草食動物は、食べた植物を消化吸収できず、いずれ死に絶えます。 草食動物が死に絶えれば、それを餌としていた肉食動物が死に絶えます。 人間も「食物繊維の消化吸収が出来なくなる」ので「腸内で菌の助けを借りずに消化吸収できる植物由来の栄養剤」と「肉食」が食事のメインになります。 食事のメインが「肉食」になると「肉食できる家畜」を「飼育」しなければなりませんが、現在の飼育技術のままで「飼育」できるのは「肉食動物」だけです。 「草食動物の飼育」を行なうには、草食動物が死に絶える前に「腸内で菌の助けを借りずに消化吸収できる餌」を開発する必要があります。 開発が間に合わない場合は「草食性の家畜、草食動物の死滅」→「肉食性の家畜、肉食動物の死滅」が訪れます。 そうなると「腸内で菌の助けを借りずに消化吸収できる栄養剤」があったとしても「人間が自己生成できないビタミン類」は、別途「サプリ」などで摂取しないとなりません。 その「ビタミン剤」が「共生菌や寄生菌の助け無しには製造できなかった」としたら「製造不能」になります。 そうなると人類も「ビタミン不足で、緩やかに死滅していく」でしょう。 そして、最後には、どの生物も「死滅」するでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございました。 定義が曖昧で誤解を与えてしまったこと、申し訳ありませんでした。 あくまでも、虫体の形を取る "寄生生活を取り、寄生対象者に深刻なダメージを与える生物" と解釈していただければ幸いです。 ですので、菌類や "共生生活" を営む生物は "魔法" 攻撃対象には入りません。 それを踏まえて、術者のイメージにも大きく作用されるので、アニサキスや蛔虫、蟯虫、針金虫などがこの "魔法" の攻撃対象になると思います。