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なぜ大学は軍事研究を嫌がるのか
- 日本では価値観の変化や反戦の風潮があり、自分の名前が悪者として残ることを恐れるため。
- 自衛隊や防衛省との関与を避けたいため。
- 利権や名誉を求める詐欺師や幹部自衛官、官僚による研究者の地位の低下を予想しているため。
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ご質問の回答から少しズレてしまうのですが、なぜ外国で研究をしないのか? という質問に対して少しだけ。 私自身も留学経験があり、そのまま残って研究をしないかと誘われたこともあるのですが、 やはり言語の問題、差別感は5年程度その土地で頑張っても払拭できませんでした。 これは研究そのものとはまったく別の次元の話で、そこで職を持って生きていくのに困難が伴うという意味です。 どういったことかといえば、例えばあなたが心臓病になったとします。 そこに外国人で世界的にゴッドハンドと言われる医師がいて一人で手術をしてくれるという話になりました。通訳はいませんし周りは彼の片言に日本語で動きます。 あなたは彼に片言の日本語で説明を受けます。「だいじょうぶあるよ。わたしうまい、しんぱいない。あなた麻酔でねてるだけ、説明は英語だとできるけどあなた英語苦手ね?なので心配しないで大丈夫」 隣町には普通の大学病院があって、その外国人の医者よりも明らかに能力や業績は落ちるのですが、 「xxxさんご心配なさらないでください、この人工弁は安全に収まるように血管の太さや・・・・」と素人的には十分なしかも小難しい説明をしてくれるとしたときに、あなたはどちらを選びますか。 外国で研究を教授や室長などでやっていくために必要な部下としての大学の学生や研究員は、研究の良し悪しではなくてこのようなちょっとしたアクセント、言葉の感じだけで明確に差別をしてきます。 むろんそれを凌駕する一流の研究をし続ければいいのですが、人生は長くときには停滞するときもあります。 そんなとき、母国語で自分の人間性を出して乗り越えられる方が安心は安心ですよね。 なんで外国で研究しないの。 その疑問に安易に一つ答えるとしたときに、こんな答えもあります。
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- lovelykajiyan
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日本国憲法にそぐわないからです。 日本国憲法は、占領軍の指導の下に日本が完全に独立できないような足枷を付けたのです。 それは、軍備を持つことです。 他国に国防を依存するのは、属国や植民地に等しいのです。 産学と同じように軍学が協力すれば、より効果的な軍備ができます。 それが分かっていてもできないのは、日本が法治国家を目差しているからです。 野党など反政権の集団は、憲法や付随した法を盾に非難されたら、大学の人事は成り行きません。 つまり、免職や退職せざるを得なくなるのです。 大学は、危ない仕事はしないということだと承知します。
- SPROCKETER
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軍事目的の研究開発は後世になると空しく思えるものが多いからではないかと思いますね。 老朽化した戦闘機、戦艦、戦車の写真を見ると、リベット止めやテルミット溶接で作られた雑な作りが多いですが、そういう古い技術を見て、こんな物で戦争を戦えたものかと思う人が多いだろうと思います。 それに比べると、今の戦闘機、戦艦、戦車はコンピュータで設計され、誤差がほとんど出ない精密設計になっているので、まるで印象が違いますが、これも50年過ぎたら、粗雑な設計だとか、古臭い技術という見方がされるはずなのです。 実際、情報革命が始まってからというもの、新技術開発が急速に進んだ結果、自動化やロボット化が進んで、軍事技術で大きな変革が続き、今では無人兵器が主流を占める戦争に変貌しています。従来の戦争観は過去の遺物になり始めているのです。 巡航ミサイル、遠隔制御ロボット兵器などが主戦力になった戦争では、人間同士が戦う戦争ではなく、ロボットが人間を殺戮するだけの戦いが増えているように思います。 そういう対人殺戮兵器の開発に人生を投入するのは、人間疎外を感じる研究者が多いからではないでしょうか。もちろん、何もしなくても、兵器の無人化は急速に進んで、人間が武器を取って戦う戦争は過去のお話と言われる時代が始まっているわけですが、戦争に対する認識や解釈にマスコミが踏み込んで報道しないのが、前近代的な認識が残り続ける原因になっているのだろうと思います。 たった1人の遠隔操作オペレーターが戦場でロボット兵器を使って1万人を超える人間を殺害し、最後は敵国の暗殺者に撃ち殺されて死ぬという事件がありましたが、昔だったらSF映画にしか出て来ない話が、現実に起こっているのが実態なのです。 すでにロボット無しには戦争が成り立たない時代に入っているにも関わらず、過去の遺物のような有人兵器しか持たず、無人化が進んだロボット戦に対する認識が甘い日本の方が、時代錯誤なのかもしれませんね。
- hue2011
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回答者様の回答をいくつも見ていて回答する気になりました。 そうじゃなくてーと言いたくなるのですが。 歴史が厳然とそこにあるのです。 ノーベル賞のノーベルは、ダイナマイトの発明者でした。 岩を切り崩したりして開発をするために、あるいは鉱山を採掘したりするのに人力では及ばない能力を発揮しました。 しかしそれは戦争にも使われ犯罪にも使用されました。 で、あだ名が「死の商人」ということになったのです。 この技術のおかげで彼は大金持ちになりましたが、当然そのお金の中には無実の人間を殺したりした報酬がはいっていたわけです。 彼の、ほとんど死神と言われたその呼び名はもう生きている間には解消できません。 死後もその遺族親類が同じ汚名を継承してずっとつらい思いをする可能性があります。相続を放棄してもそうなるでしょう。 そして考えに考えてたどり着いた結論が、新しい技術や発見をしたもの、世の中を豊かにしたもの、平和に貢献したものに自分の遺産を提供し、たたえることでその人の今後の活動にも助けとなり人からも尊敬されるような話題にしたい。 で、ノーベル賞というものに行きついたのです。当初は評判の視点はそんなに考えていませんでしたが、そのあとの経緯で、どちらかというとそっちのほうが大きくなりました。 生前にはおそらく一度も善人だとか言われたこともないノーベルでしたが、その遺産が今も活躍しているわけです。 ほとんどの発明は、当初は周辺にいる自分の仲間が楽になるように、傷ついたり死んだりすることがないように発想されたものです。 ここで、自国第一がはいってくるとどうしても価値観がおかしなことになります。 自国の兵隊がなるべく死なないで帰ってきてくれと思うなら、機関銃や戦車や化学兵器がすぐ出現するのです。 発明者や科学者が当初の考えがいかに平和的でひとのためを思ったとしても、自国でないものを破壊し虐殺する方向に行くのです。純粋な理論だと思っているものでもその運命から逃れられない。アインシュタインでもフォンブラウンでもどんな天才でも同じです。 これは政治が悪いというより、科学者本人の視点スコープに見誤りというかフォーカスの甘さがあるわけです。 たしか化学兵器を世界で一番最初に考えたのはユダヤ人の化学者でした。 このひとも、自国ドイツの兵隊が腕や足をふきとばされて帰ってくることがないように、そこに投げただけで戦闘が終わるものを考えたわけです。 結果として、そのドイツから自分の同族が大虐殺を受けるための道具を発明したことになります。 当初の目的がいかに高尚だといっても、どう使われるかわからない。 だけど科学者は自分の理想に酔い、それが遣われた結果どういうことになるかの想像力に常に欠けているのです。 だったら、科学者会議みたいな団体が、自分らに属しているものは、こういうことには手を貸さないという声明を出すことに非常に意味があるのです。 自分の研究が高尚だと考えているものに対し、まて、いったん立ち止まって考えよ、というブレーキをかけるのです。 その資金を出そうとしているのはどこか。仮に空軍だったらそれを使って敵国の兵隊の虐殺をするかもしれないから、そういうとこから金をもらうなというのです。 大学の場合は、資金の出どころを監査できる仕組みがあった上、大学としての指針があればその研究を思いとどまれという根拠があることになります。 もちろん、こんなことですべてのことが平和利用だけで収まるわけがないのは学術者会議のほうだってわかっています。 だけど、一度もブレーキを踏まずにビルに突っ込むよりは幾分でも世のためになる方向に行こうとしているわけです。 自国第一主義がすべての戦争や他国民の蹂躙の原因になります。 かつてドイツで「ドイツが一番」「まず経済発展を」と掲げて出てきたヒトラーが大人気で舵を切ったおかげでああいうことになりました。 現在、自分の国を一番にしよう、経済を発展させると言っている大統領の国があり、これが他国民に対し何をしでかすかあまりにもきなくさい。 そんなこともあり、歴史的に間違ったことをしたくないのだ、そこまでいけないかもしれないけど、そういうことに加担はしたくないのだということを主張したいのです。 外に対して主張したいのではなく、メンバーに対し意識をちゃんと持てと言っているのです。
- Dr_Hyper
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まず前提として、日本の大学、研究機関は、今も、そして今後ますます困窮していき、大学や研究機関がどんどん封鎖されていく可能性が非常に高いということを理解してください。 毎年ノーベル賞学者が、基礎研究が危機に瀕している。今後ノーベル賞はおろか、日本は科学後進国になりかねないという発言がすごくたくさんなされているのに、マスコミを含めてそれらの報道はほとんどされていません。 平たく言うと、研究をするひとたちの給料がどんどん削られて、今いる研究をするひとたちがやめたら補充しないでポストを減らしている状態なんですね。 つまり大学側はお金に困っているんです。文科省はこれ以上金は出せないといっているので。 その現状に防衛省が目をつけました。 お金に困っているなら、少しばかり援助しましょうか?と。ミサイル一つ買わなければ、何人もの優秀な研究者を一生分雇って十分な研究費で研究させてあげられるよ。 と甘い言葉で囁いている。 研究者のなかにはその言葉に、じゃあお願いします。と言い始めた人がいて、現在それらの研究が始まっている人もいます。 もしそれがメジャーになって、国防のために研究をする。という状態になってしまえば、大学は完璧に戦争のための研究、戦争のための教育機関へとなっていってしまいます。日本のメインの研究機関は大学です。もし大学が防衛省の意向で自由に研究の方向性を変えられてしまえば、大学自体が防衛の研究のほうこうに転換させられてしまいます。 そんな空想の世界のことではありません。強い金属の研究をしているひとが、例えば耐震強度や火災の耐熱を指標に研究をしていたのに、ミサイル、原爆、といったものに耐えられるようにとなれば、当然大学ではミサイルの衝撃はどのようなものか。とかそれに耐えるためにはどのような性質が必要かと学ぶべきことまでネジ曲がっていきますよね。当然それらを学ばなければ研究などできないわけですから。 研究者は本来みんな自分の独自の研究をしたいのですが、それをするために国民の理解をし易い具体例を挙げなから研究費を取ろうと思います。細胞の性質の研究をしているひとも、再生医療に将来役に立つとかガンの医療に貢献できると記載します。 でも、もしそのお金の出処が防衛省になれば、この研究は国を守るために重要でと体裁だけ書き始めます。心臓組織の再生医療の研究している人が、地雷で吹っ飛んだ足の再生に研究を転換せざるをえないというのは難しい論理ではありません。 そのうちそれがどんどん極端化していくと、それは歯止めが効かなくなってしまうでしょう。 また当然のことながら国家機密を題材に研究することになるので、海外との共同研究や資料のやり取りなどもできなくなり、日本の研究が一気に鎖国状態になるのは目に見えています。ロシアの研究機関や中国の研究機関がなかなか世界レベルにならないのは情報統制が厳しいことも理由の一つでしょう。 これらのことからも、研究は自由な発想の元、国家権力に縛られない状態で教育とともに勧めていかなくてはならないと考えれば、防衛のためという足かせを持たされた研究は、自由な研究の状態を失ってしまい、平和憲法を維持する国家にはまったく向いていません。 ちなみに、ある種の日本の大手企業は軍需専門の研究者を独自に抱えており、ペンタゴンにも定期的に留学したりNASAにいって勉強したりしながらちゃんと軍事研究をしています。 日本は全く軍事研究をしないでお金ばっかり払っているわけではないんですよ。 ただ一般の研究者が軍事に傾いていくのは教育自身が軍事に向かうこととまったく同じですからだめだ。といっているだけです。
お礼
ていねいにありがとうございます。 鎖国で研究するデメリットがよくわかりました。 でも疑問があります。 自由に独自研究したくて死後の名誉を気にする人なら日本の大学で教育を受けても海外に行ってそこで研究をすればいいと思うんです。 なぜ日本の大学に所属して研究することを望むのでしょう? 軍事研究はどこの国もその研究者の母国以外では関与することが厳しいけど、人類の普遍的利益に貢献する研究はその人がどこの出身でもどこの国でもできませんか? 実際に日本人のノーベル賞受賞者にもアメリカに移住している人がいました。
- Nouble
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では 答える、前に お考えを 聞かせて、ください 一、 死の商人 に、ついて https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E3%81%AE%E5%95%86%E4%BA%BA?wprov=sfsi1 二、 倫理とは何か? お伺いの上 言及すべきもの が、あれば また、来ます
お礼
回答ありがとうございました
彼らがなんで反対しているか、というのは、70年前の「敗戦のトラウマ」を引きずっているおじいさんたちがいるからだと思いますよ。戦前には、戦争を「煽っていたのに」、敗戦後には、手のひらをかえして左に位置しているマスコミもありますし。偽善的。自分の目に自分を偽っているから反省もせず、現実的な思考をしないためでしょう。偽善的で非現実的。 自国で軍事研究をしなければどうなるか? 他国で研究開発された武器などを購入することになり安全保障上でマイナスになります。 防衛のための研究開発は必要でしょう。
お礼
ロシアやアメリカは戦争の英雄が普遍的に尊敬される国だから優秀な科学者が協力してくれるんですよね? 日本だと予算アップしてお金で釣るという発想しかないです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ノーベル賞を受賞して金をもらうのは、ただ大金が手に入ったイエーイではなくて、ノーベルの意志を肯定する研究者人生を受け入れる契約なのですね。 で団体の意向表明は、気の弱い教授先生が軍人から誘惑されたとき断る理由を前もって作ってあげてるような感じなんでしょうか。 いまでも漠然と部外者の空想しかできないですけど分かったような分からないような感じです。