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もし職人的に研究する種の男性が居なかったら
世の中、なんでそんな事にのめり込んでるんだって男性が色々居ますが、 たまにそれが成功して農業、医療、科学、インフラ等が進歩しています。 今の便利で豊かなそれらの多くは、のめりこんだけど成果が出なかった 無数の男性の中の一部が成果を出して広まり築かれたものの様に見えます。 もしそうした職人的に研究する種の男性が居なかったら、 人類の文明の進歩はとてもゆったりしていたんじゃないかと思いますが、 どう思いますか? 別にそんな男性が居なくても進歩したでしょうか?
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日本に限って言えば,その考え方はある程度正しいかも知れません。 ですが,一方海外での研究事情を見てみると,やはり天才はいます。 僅かな労力で成果を出してしまう人が居ます。天才は実は山ほどいて,誰かがやらなかった仕事や研究は,きっとすこしだけ送れて誰かがやってしまうのだと思います。 ゆったりと言えるほどゆっくりは進まないと私は想います。 でも一方逆のことも考えられるなとおもいました。 ちょっと謎かけに近いかも知れませんが,人類のこれまでの発展にはおそらく今までの誰一人が欠けても成り立たなかったと考えることができると思います。風吹けば桶屋が儲かるの論理です。何気ないこのサイトでの恋愛相談が何十年後のエネルギー問題を解決する為に必要かもしれません。例えばです,ここで彼女の事を相談していた中学生が彼女よ上手くいくことで有名高校,大学と進学,その後米国で新エネルギーの開発に成功した。なんて感じです。こんなことだけでなく,科学はやはりニーズがあって成長するものでもあります。再生医療は,平和な世の中で人の寿命が延びてくることで脚光を浴びました。これが世の中が戦時中のままであえば再生医療もまったく別の方向性を持っていたでしょう。 今の人類の進歩には誰一人欠けても成り立たなかった。そんな考えも私は嫌いではありません。
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- ichikawa2017
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>職人的に研究する種の男性 どのような点を職人的と言われているのか分かりませんが、研究には基礎と応用があります。 現代の大学で言えば理学部と工学部の違いです。 基礎研究の場合は、それこそそんなことを研究して何になるのかと思われるようなことをやっています。 小柴 昌俊氏がノーベル賞を受賞した際にマスコミの記者から何の役にたつ研究かと聞かれた際に何の役にも立ませんと回答していました。 基礎研究というのは大なり小なりこのような性格を持っています。 アインシュタインも原爆を作ろうと思って研究していた訳ではありません。 応用研究というのは、この基礎研究の成果が何かに使えないかと研究します。 この応用研究の結果を人間の日常生活に役立てることはできないかという研究もやられます。 一般に工業化と呼ばれます。 工業化されて初めて一般の人の目に触れることになります。 結果としてご質問の「のめりこんだけど成果が出なかった無数の男性の中の一部が成果を出して広まり築かれたものの様に見えます。」という印象になります。 どの段階の研究でも「のめりこんだけど成果が出なかった」ということはありません。 どの段階の研究でもまず結果を予測するということをやります。 仮説を立てると言います。予測通りの結果が出なくてもそのような仮説は成り立たないという成果になります。 つまり先人の失敗の積み重ねがあって初めて人の目に触れるような成果が生まれます。 ある日突然新しい技術が生まれるということはどの分野でもありません。 天才と呼ばれる人はこの積み重ねられたものの中から効率よく役立つ成果をつなぎ合わせて次の技術を生み出す人です。 お湯を沸かせば蒸気が出て容器の蓋を持ち上げることは誰でも知っていました。 これを機械運動に使う方法を考えたのがパパンです。 往復運動だけだったのを回転運動に変える方式を考えたのがワットです。 これを使って外輪船を作ったのがフルトンです。 これを陸上機械に使ったいわゆる蒸気機関車を作ったのがトレヴィシックです。 別な言い方をしますと、天才というのは誰もが見過ごすことを見過ごさなかった人ともいえます。 物が高いところから落ちることは誰でも知っていました。 これをなぜ落ちるのかと考えたのがニュートンです。 このような天才がいなくてもいずれ必要な技術は生まれてきます。 これは現代であれ中世であれ石器時代であれ変わりません。 沢山の石を割って一番矢じりにふさわしい石を探し割り方を工夫するということを続けた結果です。 現代はこれを手分けして基礎研究だの応用研究だのと言っているだけです。 道具を使う動物は沢山いますが、人間と動物の違いは取得した知見を言葉を通じて子々孫々伝えていくという点です。 動物は言葉を持ちませんので、その個体の知見となるだけで子々孫々に伝えられるということがありません。 この能力を持っている限り技術というものは進歩します。 >人類の文明の進歩はとてもゆったりしていたんじゃないかと思います。 技術開発というものは上記のような性格を持っていますから知見が積み重なれば積み重なるほど加速度的に早くなっていきます。 技術開発を加速させる行為は戦争です。 命がけで国家予算をつぎ込んでやりますから急速に進歩します。 インターネット技術も軍事用に使われるようになって急激に発達しました。 現代は経済戦争と呼ばれる競争の時代です。 携帯とスマホを比較すれば新しい技術の発達速度の違いは一目瞭然です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私は天才の存在はあまり大きな役割を果たしていない気がします。 天才的な頭脳はそれこそ動物時代からあったはずですが、 この文明社会で「現実に役立つ物」を作ろうとすると、 加工や実働や耐久性などで想定外のトラブルが必ず起こります。 この研究改善のやる気がある人が居るか居ないかが、 全人類の中から天才が生じているはずなのに それが形にならず消えるか否かを左右しているのではないか と。 失敗から生じた新発見が新素材~不可能だった理論を可能にする礎になど 天才の存在あってこそな所もあると思いますが、 天才の存在だけでは動物社会止まりだったのではないかとも思います。 >今の人類の進歩には誰一人欠けても成り立たなかった。 >そんな考えも私は嫌いではありません。 わかります。 人類にとって天敵に食い殺されないのは今は当たり前ですが昔は無かった。 伝染病で大勢が死ぬ時代、飢餓、飢餓による奪い合い、その恨みの暴力、 私達が今現在生きて存在する事も過去に抗い築いてくれた人が居たから。 また、 社会問題の背景にある個の問題にはその家系の遺伝と生活遺伝が関わり その集団の心理が社会を動かすうねりを生じさせてもいます。 そして、一見無駄で無意味に見えるものにも恩恵も弊害もあり どこかの誰かが過去を見つめ返した瞬間に意味を持ち時に人を動かす。 この世界に無駄なものは何一つ無いとも言えるでしょう。 人間が感情を挟む隙すらないほど ただただ世界は矛盾無く繋がっても居ますから。 ただ、人類の文明は生物の延長線上の存在に過ぎないとも感じます。 天敵が学習し回避し、餌を学習し捕食し より確実に生存する脳を得た数億年前から、 無数の命を繋ぐ上で合理的な現実を積み重ね続けた末に 群れ文明を継承し育み悲しみを繰り返すまいと 天敵、飢餓、疫病、事故死を減らし 短絡的な学習改善機能の弊害として差別や迫害や戦争も抱えつつ 何が起こったか記し伝えよりよい答えを探し 文明の進歩による生きる余力の末に 生きる現実から生じる奪い合う暴力が減り、 物流と人の移動の低コスト化による交流が かつての様な国単位の偏見を軽減し。 より合理的な生命しか生き延びれない世界で 生き延びて来て収斂進化した結果が 今のこの全てに繋がっている様にも見えます。 誰がどう抗った所で悲しみを繰り返すまいといううねりには抗えない。 深刻な問題が克服される度に下位問題が繰り上げられ大きくなり克服され 終わりの無い繰り返しの中を生きて行く。 そうした形のものの様にも見えます。 ・・質問からは脱線ですね。 職人的に研究する種の男性の存在は石器を作り天敵に確実に抗える者が より生存したあたりで数百万年かけて淘汰~傾向が築かれたのやも。 それがその後の定住~文明進歩にも役立った様にも。 ともあれ色々考えさせられました。ご回答ありがとうございます。