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「肖像権」は著名人以外でも認められますか？

2017/03/24 18:10

市井の一般人に肖像権なんか無いですか？認められるのはスターとかですか？

noname#226869

その他（法律）
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eroero4649
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2017/03/24 21:25 回答No.5

私が昔聞いたのは、「芸能人などは肖像権。一般人はプライバシー侵害」ということです。芸能人は自分の写真集を出して生計を立てていたりするので、外見の写真そのものに価値があります。写った写真がお金になるのです。だから、その写真などが勝手に使われたら「本来受け取る権利のあるはずのギャラが貰えない」ということになるので肖像権が侵害されたとなります。そして民事上に本来その人が受け取って然るべきギャラに相当する金額や、それによって逸した利益を補てんする権利が要求できるというわけです。しかし、私を含めた一般人は、写真を売っても金になりません。私の外見の写真には経済的価値はないのです。それであれば、その写真が勝手に使われたことで「具体的にどのような損害が発生したのですか？」というとそれはないのです。芸能人の場合は「本来受け取るべきギャラが貰えなかった」という損害がありますけどね。例えば私が写った写真がどこかに勝手に記載された。けしからん、訴えてやるとなったときに、その写真が公開されたことで私が具体的にどんな損害を被ったのかというのが必要なのです。当たり前の話ですが「気分を害した」は損害とは認められません。ただ、一般人の場合はプライバシーを主張することはできます。私が歩いていたところを勝手に撮られて公開されるのはプライバシーが侵害されているといえます。プライバシーに関しては、逆に芸能人は一般人に比べると主張は弱くなります。だって、世の中に数え切れないほどある職業のうち、人前に出る仕事を自らの意志で選んでいるからです。そういう仕事ならプライバシーなんていってられない立場でしょというのはあります。それが嫌なら芸能人をお辞めなさいとなりますね。だから最近、テレビ番組で昔の映像が流されると出演者の顔にモザイクがかかっていることがあります。その人がもう芸能人を引退して一般人になっているからです。AKBなんかメンバーの顔がモザイクだらけでかえってものすごい違和感があったなんてこともありましたね。だから我々の写真などがどこかに公開されたときに「肖像権」を主張したいなら「じゃあ具体的にどのような損害を被ったのですか」という質問に答えられないといけません。また実際はニュース映像などで背後の人たちの顔にモザイクがかかっていることが多いですが、あれは実際は「プライバシーの侵害」にも該当しないそうです。なぜならカメラが追いかけてあえてその人を映したわけではないからです。そこの光景を撮影したら、たまたまあなたが入り込んでいた。むしろ入ってきたのはお前の方だというわけです。だけど昨今はそういうトラブルにそもそも巻き込まれたくないからそういう処理をしているそうですよ。天気予報で「今日は春一番が吹きました」という映像で強い風の中を歩くOLさんらしき人が、実は数ヵ月前の別の天気予報の街の人の映像にも映っていてどうやら一般人ではなく仕込みの人（おそらくはどこかのタレント事務所に所属している人）だろうというのが話題になったことがありました。それを「やらせ」というのかプライバシーに配慮せざるを得ない世相なのかは私はコメントしないでおきます。

質問者