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右(right wing)の特徴間の整合性
政治思想として、右(right wing)には、 (1)保守的、国粋的、天皇崇拝 (2)規制緩和、小さな政府、市場経済 といった特徴があると思います。 しかし、(1)と(2)とが相容れないものに思われます。 どう理解したらよろしいのでしょうか? (1)の考えからすると、 規制を強くして国のコントール化に置き、 政府を大きく強いものとして影響力を増させ、 市場経済よりも計画経済、 すなわち(2)の真逆、 という気がしてしまいます。
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それは右翼という側だけから見るとそうなるでしょうが、「反左翼としての右翼」として考えると割と整合性が出てきます。 左翼とは、まあいうなれば社会主義者です。社会主義国家とは当たり前ですが大きな政府ですね。大きな政府どころか、政府そのものが統制しているのですから政府が国民を丸抱えしているといっていいでしょう。 そして20世紀になる辺りのソ連が誕生する頃では、社会主義国家とは進歩的であり革新的な思想・政治でもあったのです。新しかったんですね、当時は。 そうなると、左翼主義者は進歩的、革新的で大きな政府を支持する人たちとなります。 それに反対する人たちとなると自ずとまずは保守派となりますし、大きな政府は「社会主義だ」となります。 天皇制についても、「人類皆平等」を掲げる社会主義としては天皇のような貴族的な身分を認めることはプロレタリアート思想に反することとなりますよね。本来平等を目指したはずの社会主義がむしろ特権階級を生むことになったのは皮肉としかいいようがないですけどね。 まあよくいわれることですが、極右と極左ってのはベクトルが違うだけですごく似ている存在ではありますね。ナチスも正式な党名は「国家社会主義ドイツ労働者党」で、その名の通りヒトラーがリーダーになるまでは社会主義的な思想の政党でしたし、北朝鮮の正式名は「朝鮮民主主義人民共和国」です。 ついでですが、一般的に対立関係にあるヤンキーとオタクも「仲間意識が非常に強い」「仲間内だけで通じる独特の言葉を使う」「排他的なコミューンを作る」「別のコミューンとケンカ三昧」「コスプレ好き」と共通項が多いですね。
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- g27xxxxx
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(1)と(2)とでは立ち位置が全く違います。 質問は貴方なりの解釈から矛盾の存在と捉えたのかと思いますが。 (1)は 国家の在り方、政治性について「extreme」又は「ultra」と冠される行動姿勢であり、「far」と称される立ち位置に在ります。 (2)は国家経済の面から、考え方の方向性として少々右向きと捉える見方もありますが、 日本語では「翼」ではなく「派」として分別した捉え方となってます。 (1)は 行動という手段によって強硬に訴えることから、 考え方を表す「派」ではなく、「極」の立場として捉えられています。 (2)は 経済的なメリットを追求する目的から出ている考え方であり、 その方向性としては、極端に突出することのデメリットも考慮する姿勢を維持します。 (1)と(2)とでは、そもそも考え方の出発点が違うので、 同じものとして比較しようとした場合には、何らかの矛盾は当然生じるだろうと思います。
政治、思想をネットにばかり 書き込む人は論外でいいですか? 左と見たときの過剰反応が怖いです、 主張というより広めたいだけにしか 見えません。 子どもが悪口を言いふらして 嫌わせようとしてるような。 >どう理解 右とか左とか言わない 自分の言葉を使っている人です。 どちらか分からなくしたのは 左の思想を悪く言う人がいるからでしょう。 右か左しか物差しがないんですか。 見極めないといけないのは 右でも左でもなく 愛国心の欠片もない、 いつも戦争の話をしている人たちです。 核とか口癖のように言うところに 愛国心があるとは思えません。 戦争したいのか国を攻撃したいのか 分かりませんが、一般の方まで 巻き込むような発言に対して憤慨。 >(2)の真逆、 真逆です。 自分たちの思想で一国を築き上げたように しか思えません。 独裁政権そのものなんです。 そのわりに共産主義を嫌う 矛盾が分かりません。
- potatorooms
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右翼をその定義にすると、日本の場合、保守-革新 の役割と不一致を起こすと思います。 保守政権が自民党なわけですが、自民党自身は池田内閣、田中内閣を挙げるまでもなく、高福祉、積極財政、大きな政府を指向しています。 自民党の中でも反主流派、最近だと小泉政権などでないと、財政縮小を指向しません。 あと、これは何となくなのですが、国内の右翼の宗教的な指向は、神道でいうと新興かつ政治色が強い靖国派で、もともとの天皇を崇拝する神道とは異なる方向に向いているように思えます。 その意味では、尊皇とは言えないところがあるように思います。 右翼と言ったときに、ブレがあるように思うんですよね。 むしろ、右左ではなく、日本に、戦前、天皇すら無視して国家を利用していた支配階層があったわけですけど、権力基盤を強化し、社会階層を復活したい人たちと、その取り巻きが存在すると考えると分かりやすい気がしています。
- hekiyu
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右、というのは今日では保守のことを指します。 保守は何を守りたいのか、といえば、先人達が 築いてきた、歴史、伝統、習慣、常識といった モノを守りたいのです。 だから保守なのです。 これに対して、左は革新でアリ、今日では主に 社会主義を指します。 社会主義は、理性に反する歴史、伝統、習慣、常識 などは無視、破壊しろ、という立場です。 規制緩和、小さな政府、市場経済 ↑ 以上の説明で判ると思いますが、 保守 = 規制緩和、小さな政府、市場経済 ではありません。 今までの長い歴史で、規制緩和、小さな政府、市場経済 であったなら、それを守るのが保守です。 長い歴史で、規制強化、大きな政府、計画経済 であったなら、それを守るのが保守です。 保守的、国粋的、天皇崇拝 ↑ 伝統などは国によって異なりますので、伝統を守る となると、どうしても国粋的になりがちになります。 天皇などは伝統の代表ですので、これも守って 行こう、ということになります。
- ww_x
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その感覚は正しいです。 細かいことは抜きにして大局的に言えば(1)と(2)とは本来は相容れません。 ネット界にも沢山の右翼的書き手(ネトウヨ)がいますが、ネトウヨも(1)のタイプと(2)のタイプに分類されます。 (1)のタイプの右翼・ネトウヨは経済政策に重きを置かず外交安全保障政策や国家観・政治的価値観に重きを置きますが、(2)のタイプの右翼・ネトウヨは市場原理主義的な経済政策や金儲け・利権維持、彼らの資産を支える国家の安定に重きを置きます。 (2)のタイプは自分の利益を維持するために(1)の主張を演技的に取り入れ、強く主張します。国滅びれば自分の資産や利権が雲散霧消するからであり、自民党に政権運営させればバブル的に儲かるからです。 つまり、(2)のタイプは自分の利益を守るためにあえて国粋的な政治主張を展開し人々が自民党に投票するように仕向けるのです。 (2)のタイプは本来の右翼ではありません。金目当てです。 本来の右翼である(1)のタイプにとっては、彼らの主義主張を追求していけば必然的に富国強兵・大きな政府・統制経済・保護主義に進みます。(2)とは逆です。 (1)から見れば(2)のタイプが「売国奴」であるかのように見える時もあるはずです。市場原理主義や経済のグローバル化はそれぞれの国の中間層や弱者を傷つけます。国固有の富も海外の大資本に吸い取られます。 更に(1)の中でも細分化されまして、天皇崇拝する復古型の右翼・ネトウヨと、天皇とは関係なく国や郷土を強く意識し保全しようとする右翼・ネトウヨとがあります。 前者はその主張の特殊性と反民主性により時々日本国中から嫌われますが、後者は時として左翼リベラルと行動や主張を共通化するので左翼呼ばわりされる時があります。 漠然とした目で見れば後者は右翼ではないかのように見えたりもし、右翼とは前者だけであると錯覚されがちで、なので右翼に単純にあこがれる素人は前者のごときを右翼の標準型と理解して自分もおかしな復古型右翼主張を取り入れ、いつの間にかおどろおどろしい主張を繰り返すいわゆる「ネトウヨ」になってしまいがちです。 本来ならば現代日本の右翼は民主主義と人権を強く意識した現代型の右翼でなければなりません。そうでなければ、そうでないような国は守るに値しません。