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状態動詞に関する疑問とは?
- 状態動詞に関して教科書で不明な点があり、確認したいです。
- 状態動詞には「現在」を表すことができる動詞があります。
- 状態動詞の可能形は、現在そうであることを表すため、すべて状態動詞と考えられます。また、否定形も現在可能でない表現です。しかし、辞書形でない動詞の活用形を考えると少し混乱します。
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確かにちょっと混乱しているようですね。 まず、状態動詞というのは、動詞のなかで状態をあらわすものをさすのですね。 一方、あなたが挙げた例のDやEに用いられている「泳げる」「見える」ですが、これは可能動詞と呼ばれるものですね。「泳げる」は「泳ぐ」から分かれてできた動詞ですが、「泳ぐ」とは別の動詞です。「見える」も「見る」から分かれてできた動詞で、「見る」とは別の動詞です。 そしてこれらは状態動詞であるとも言えます。 ところで、動詞は活用をしますが、「泳げる」「見える」が状態動詞である以上、それがどう活用しようとも状態動詞であることには変わりありません。 だから「泳げない」「見えない」は状態動詞かどうか、などと考えるのは無意味です。 「泳げる」の活用形「泳げ」に助動詞の「ない」がついたものが「泳げない」ですが、「泳げる」が可能動詞である以上、活用した「泳げ」も可能動詞であり、それに「ない」がつこうが「ます」がつこうが関係はありません。 それと、「食べられる」「見られる」「寝られる」はそれぞれ、「食べる」「見る」「寝る」という動詞に「られる」や「れる」がついたものです。 ですから、これが状態動詞かどうかを考える場合は「食べられる」「見られる」「寝られる」ではなく、「食べる」「見る」「寝る」で考えなければなりません。 とするとこれは状態動詞ではありませんね。 もちろん、「食べられる」「見られる」「寝られる」は状態を表していると言えますが、状態動詞とは言えません。 それと、「触れない」は可能の意味を持っていません。言い切りは「触れる」で、その活用形の「触れ」に「ない」がついただけです。もちろん「触れる」は状態動詞ではありません。またこれに可能の意味をつけたい場合は「触れ」に「られる」をつけて「触れられる」となります。 というわけで、まとめて言うと「動詞の分類は終止形で考えましょう」ということになります。
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- SPS700
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ここでは、そのままで(辞書の形で)状態を示す動詞を「状態動詞」、辞書の形から可能形などに作り変えて状態を示すものは、「状態動詞」ではない、といえば簡単だと思います。 だから「泳ぐ」などは運動動詞で、「泳げる」と可能形になった時は状態を表す。 1。では、すべての動詞の可能形は、状態動詞であると考えていいでしょうか? いいえ、これらは「状態動詞」ではなく、状態を表す動詞の派生形になる、と思います。 2。また、否定形はどうでしょうか? 「泳げない」ならやはり状態を表すと思います。 3。泳げる、見える、は状態動詞だと教わったのですが、何か腑に落ちません。 (ほかに、ある、違う、なども状態動詞と) このうち「泳ぐ」は、運動動詞、その他は状態動詞だと思います。 4。泳ぐなど(全ての)辞書形は運動動詞で、泳げるなど(全ての)可能形は状態動詞ということでしょうか。 そうだと思います。 5。食べられる、見られる、寝られるなども、可能形はすべて状態動詞だと思うのですが、そう理解していいでしょうか。 これは状態動詞ではないが、可能形だから状態を表しているのだと思います。
お礼
ご回答くださいましてありがとうございました。 とても参考になりました。 運動動詞や状態動詞などの名称にひっぱられているのかと思いましたが、もしかしてそれでいいのかもしれないです。 まず「形態素」とか「運動動詞」とかそういった名称を覚えることが大変なのですが、いつか回答者様のように、理論立てて考えられるように頑張ります。とても助かりました。
お礼
ご教示くださいましてありがとうございました。 中間からの「食べる」などを代表する動詞が状態動詞ではないこと、とてもよく分かります。「泳げる」と「泳ぐ」が別の動詞で、「泳げる」自体が終止形である、ということなのかなと思いました。 ただ、「泳げる」と言う動詞が別の動詞だとすると、辞書などには、「泳ぐ」の可能形として「泳げる」が出てくるのがなぜなのか、すこしわかりませんでした。 英語より日本語の方が難しいかもです… ありがとうございました。