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中国公船が領海侵入した瞬間に有害通航となる理由
尖閣方面で中国公船がしきりに領海侵入してきますが、彼らが領海に入った瞬間に日本の権益を犯す有害通航となる理由は何だと思いますか。 通常、領海内であっても外国船舶は無害通航権を認められており、中国公船といえども無害通航する限りは合法的行為として日本側はそれを認めなければなりません。 がしかし、日本の海保は中国公船の領海侵入直後にそれを有害通航とみなして警告を発します。 私は自分なりの答えを持っていますが、他の理由もあるかも知れないので質問してみました。 ちなみに「分からない。」という回答でも大変参考になります。
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国連海洋法条約第17条は「無害通航権」を定めています。これは海上交通の便宜を図るために、領海上の主権を一部制限するもの。沿岸国の平和、秩序または安全を害しない限り、全ての船舶は他国の領海を通航することができる(第19条)。巡視船どころか軍艦であっても無害通航権を認めるというのが現行の国際法解釈の主流です。 では中国の巡視船はいったいどのような活動をしているのだろうか。基本的にはパトロールでしょう。 日本外務省はこれを「日本国領海内を徘徊・漂泊する事案」と称している。「徘徊・漂泊」と「通航」に違いはあるのか、ひょっとして無害通航権で認められる範囲内ではとの疑問もある。ただし無害通航権を主張するには「継続的かつ迅速」な移動が求められるので、「徘徊」している場合は「領海侵犯」に該当すると解釈していいでしょう。
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- PeachBoy135
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>彼らが領海に入った瞬間に日本の権益を犯す有害通航となる理由は何だと思いますか。 無害通航権は「沿岸国の平和・秩序・安全を害さないこと」を条件に認められている権利なので、中国公船が「沿岸国の平和・秩序・安全を害す船」なのであれば、無害通航権は認められない。 つまり、日本側は「中国公船を、沿岸国の平和・秩序・安全を害す船、と認識している」と言う事に他ならない。
お礼
ありがとうございます。
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