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四相交流や五相交流というものもあるのでしょうか
単に数字だけを見て考えた質問で電気のことは全くわからない門外漢です。そういうものはないのか、あるいはあっても実用的な価値がないのか教えていただければ幸いです。
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理屈の上では、4相や5相の交流もありえますが、実際には使われてはいないでしょう。 相の数を増やすのは、整流したときに出力電圧の脈動が小さくなる、というメリットがあります。で、6相は三相から変圧器を使って簡単に作れるので、途中の4、5相を使うメリットは少ないでしょう。 大電流の整流回路だと、出力電圧の脈動抑制と並列接続による半導体素子の定格低減をかねて、12相や24相の交流を内部で作って使っていることもあります。
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- tetsumyi
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三相交流は電線3本で単相3ペア分の電力を送れます。 四相交流では電線4本で単相4本分の電力を送れそうですが、2本づつがペアで互いに逆相の電力を送ることしかできず送電としての効率が悪いです。 3ペアの場合に位相がずれることで、位相がずれて共通線となる1本を省略できて送電効率が圧倒的に高くなるのです。
お礼
多ければ多いほどよいということだはないのですね。また偶数と奇数の関係もあるのかと思いました。
- cwdecoder
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6相交流でアーク(プラズマ)を安定的に発生させ、廃棄物の処理に応用するアイデアもありました。 http://jsmcwm.or.jp/edit/abst/vo08no01_009_015r.html 単相アーク溶接機用の変圧器を6台使用して作り出すとか。
お礼
6相ですか。特別な条件では実用的な価値があるのでしょうか。
- kagakusuki
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大雑把に言いますと、 発電機の中にある発電用のコイルが2組あって、それが直列につながれていて実質的に1組だけしか発電用のコイルがない発電機で作られる交流が「単相交流」で、 発電機の中に発電用のコイルが3組ある発電機で作られる交流が「三相交流」です。 ですから、発電用コイルの組の数を増やして行けば四相交流や五相交流も作る事は一応可能です。 しかし、コイル組の数が増えればそれだけ発電機やモーターの構造が複雑になりますし、単層交流であれば送電線は1本(電気が戻って来る線は地面にアースをする事で地球そのものを送電線代わりにするため、電気を送る線は1本で済みます)、三相交流であれば3本(アースを使う代わりに4本目の送電線を使う場合もあります)で済みますが、四相、五相と相が増えるに従って必要となる送電線の本数が増えるため、送電線を敷設するのに余計なコストが掛かります。 電動機を動かす際には、単層交流よりも相の数が多い交流の方が適しているなど、相の多い交流にもメリットはあるため、単層交流よりも相の数が多い交流交流の中でも最も相の数が少なく、回路や電動機、発電機、送電線等が複雑にならずに済む三相交流が主に発電されています。 【参考URL】 老いぼれ親父の電気工学 > 最新の記事 一覧を見る > 13回目 3相発電機ベクトルの説明 http://ameblo.jp/ameba9567/entry-10765919567.html TDK株式会社 > テクマグ > 電気と磁気の?(はてな)館 > No.26 モータと発電機の切磋琢磨 http://www.tdk.co.jp/techmag/inductive/200805/index2.htm
お礼
私のようななにもわからない者にも大変よくわかるご教示でした。もう少し電気のことを勉強したいと思いました。
お礼
ご教示をうかがい、私ののような無知の者には想像もつかない豊かな技術的世界があることがわかりました。