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三人称小説のコツは?
三人称小説を書こうとすると、 「(○○のセリフ)」 ○○は言った。 「(××のセリフ)」 と××。 みたいな感じの今一つ単調な文章になってしまいがちです。うまい回避方法はないでしょうか?
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- izumi044
- ベストアンサー率36% (1333/3622)
どんな小説を書いているのかわからないのですが。 私は描写を入れてそのシーンを表現することを意識しています。 -------------------------------------------- 「ねえ、何度いったらわかるのかしら」 A女史の冷たく鋭い口調にBは思わず身をすくませる。息と同時に言葉も飲み込んでしまったらしく、頭の中にはひらがなの一文字すら出てこなかった。 激しく動揺し、脈打つ鼓動を抑えようと呼吸に意識をむけけていたほんの数秒の沈黙がさらにA女史を苛立たせ、Bの肩を軽く小突かせる。 「そうやって黙っていればこちらが折れると思ってるなら、大間違いよ」 感情を表に出さないようにしているつもりでも、声が震えているのは隠し切れない怒りのせいだろう。 -------------------------------------------- 「うーんとねえ。わたし、ソフトクリームが食べたい」 ぷるんと光る厚みのある唇に人差し指をあて、上目遣いにねだるのはAの得意技だ。 「あのさ。男だったら喜ぶかもしれないけど、わたし、女だからね」 軽くあごを引いてにらみを利かせるふりをしてみても、Aにとってはそれすらもお約束であり、当たり前のコミュニケーションでしかない。 「やだあ、Bちゃんったらあ。わたし、おごってもらおうとか考えてないのにい」 目を伏せ口を尖らせながら髪をいじり、傷ついたかのようにAはそのまま押し黙った。 この沈黙を破るのはBの役目であり、最後にはいつも根負けすることを知っているAは、拗ねるふりすら楽しんでいるようにも見える。 -------------------------------------------- あまりうまい文章でなくて申し訳ないですが、こんな風に「言った」という表現を極力避けて書くように気を付けています。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11074/34518)
「小説で上手く書き分けたいそうだ」 「それは僕には無理だな。僕は小説が書けない。そもそも、そんなに小説を読まないしね」 「いつも長文の回答を書いてるじゃないか」 「あれはエッセイみたいなものだからね。小説とはそもそも違う。それがわからない質問者さんじゃないよ」 「だけどこういうのは、手法としてはあざとくないかね?それに、高橋源一郎のパクリじゃないか」 「パクリっていわないでくれ。リスペクトとか、オマージュとか。そもそも近代文学は全て夏目漱石のパクリともいえなくもないわけで。漱石は日本近代文学のビートルズだよ。彼がだいたいのことをやっちまった」 「君の程度の低い文学論なんてどうでもいい。だいたいこういうやり方じゃ、対話しかできないんじゃないかい?」 「なんだい、いったい?俺も話に混ぜてくれよ」 「おいおい。なんだよこのとってつけたような話の入り方は」 「いやいや、僕がいいたいのは必ずしも読者に細かく伝える必要もないんじゃないかなと思うのだよ。作家がきちんとしていれば、誰がいったかなんてのは伝わるんじゃないかな」 「そうだ、そうだ。なんだかよくわからんけれど、きっとそうだ」 「だから君は横から茶々を入れないでくれ。ややこしくなる」 「登場人物の口調を変えれば、伝わるんじゃないかな。むしろ誰がいったかなんていちいち説明したら文章のリズムが切れると思うんだ」 「君は言葉のリズム感を重視するからね。けれど、そのせいで君が書いた文章だとすぐバレるらしいじゃないか。2ちゃんねるで文体に特徴があるからすぐわかるって特定されたんだって?」 「いや、その話はここでは勘弁してくれ。それも作者の個性ってことでさ」 「しかしこういうのを三人称小説っていうのかなあ」 「俯瞰した視点からの表現だから、三人称だよ」 「なんだか言い訳くさいなあ」
お礼
ありがとうございます。ただ…ちょっと会話だけというのは…。
- kagakusuki
- ベストアンサー率51% (2610/5101)
「~は言った。」や「と~。」ばかりではなく、もっと語彙を増やせば済む話ではないでしょうか? 例えば 危機的な状況に陥った我が社では各部署の主だった長を招集し、緊急会議が開かれた。 真っ先に発言したのは○○部門課長のAである。 「(Aのセリフ)」 その意見に対して直ちに××部のBから反論があった。 「(Bのセリフ)」 Aはその反論をねじ伏せるかのように 「(Aのセリフ)」 と断言する。 しかし、その程度の事ではBは引き下がらない。 「(Bのセリフ)」 そこへCも参戦する。 「(Cのセリフ)」 三つ巴の争いは次第にエスカレートし、最早議論というよりもただの言い争い、責任の押し付け合いにすぎなくなり始めた。 そこへあたかも天啓のごとく、混乱する碁の盤面にDが妙案の一石を投じた。 「(Dのセリフ)」 その奇策のあまりの見事さに会議に参加していた面々は皆、 「なるほど!」 「その手があったか」 と口々に感心の声を挙げる。
お礼
ありがとうございます。ためになります。
お礼
ありがとうございます。参考になります。