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一人称小説の問題 : 「私」はいつ語っているの?
趣味で小説を書いている者です。一人称小説の書き方について悩んでいます。 「私」などの一人称で書かれる小説は、<主人公が語っている>ということが前提であると思います。夏目漱石『こころ』の後半のような手紙や、日記、回想録、あるいは誰かに話していると考えることもできます。 では、「私」がその語りを行っている(小説を書いている)のはいつだと考えればよいのでしょうか。 例えば、泳ぐことのできなかった主人公が泳げるようになったあとで、その間の出来事を振り返って日記を書いている、とします。 その場合、主人公が語っているときはすでに泳げるようになっているので、小説の最初で臨場感を出すために「私は泳ぐことができない」と書くと矛盾が生じることになります。 また、「これから辛い試練が待ち受けていることを、私はそのとき知るよしもなかった」と書くと矛盾はしませんが、臨場感は失われます。白けてしまう読者もいるでしょう。 一人称小説で臨場感を失わず(未来からの視点をできるだけ入れず)、かつ語られているときと矛盾しないようにするには、「私」がいつ語っていると考えればよいのでしょうか。他に何か解決方法はあるのでしょうか。 ご意見がありましたら教えてください。よろしくお願いします。
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noname#194289
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お礼
>書きたいところ=現時点 >語りを行なっているのはどの時点かではなく、書きたいのはどこなのか >どう見せるか、どう読ませるか、どう書いたら一番しっくりくるか 自分の書きたいことが一番大切なのですね。「語り」の行われているのはいつかなどと色々考えるあまり、自分がどう書きたいのかを見失っていました。原点に戻って考えようと思います。 非常に参考になりました。ご回答ありがとうございました。