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この式は成り立たないですか?
カロリーが多い食べ物が栄養が多いわけじゃないけど カロリーが少ない食べ物は栄養が少ないですか? でもモヤシは低カロリーで栄養豊富だから この式は成り立たないですか?
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栄養という一つの指標があって、それが多い、少ないで測れるか、ということだと思います。100点満点で0~100の採点ができるか、みたいな話ですね。 結論からいえば、そうではないんです。つまり、お考えの通り「この式は成り立たない」ということです。なぜかということですが、人体に必要な栄養の種類(栄養素)は非常に多種に渡るからです。 まずカロリーがある栄養素は、タンパク質、脂質、糖質になります。どれも過剰に摂取すると体脂肪(エネルギー源として体内貯蔵される脂質)に変わりますが、体脂肪以外に必要な量であれば、タンパク質は筋肉や内臓を作る材料、脂質は細胞が形を保つのに必要な細胞膜を作る材料となりますし、糖質は脳には必須の栄養素で、脳以外の生理作用にも使われます。 どれも用途が違うため、カロリーという指標だけでは判定できません。ですのでよく「バランスよく食べましょう」といことが言われます。 さらに、カロリーがないけれど人体に必須の栄養素もあります。ビタミンやミネラルがそうです。ビタミンB1が不足すると脚気、ビタミンCが不足すると壊血病、ビタミンA不足は鳥目(暗いところで見えなくなる)になります。ミネラルは例えばカルシウムで、不足すると骨が弱くなります。骨はカルシウムが主成分だからですね。もやしにはビタミンがそこそこあります。 それ以外に、食物繊維があります。炭水化物の一種ですが、人体が吸収できるカロリーはありません。便通を良くしたり、腸内環境を整えるのに必要なものです。これも、もやしにはかなりあります。 もやしには栄養がある、というのは、カロリーを伴う栄養素(タンパク質、脂質、糖質)はあまりないものの、ビタミン、食物繊維ならあるからなんですね。カロリーでみたら、ほとんどないといっていいほどなんですが、カロリーがない栄養素は充分にあるわけです。 しかも、タンパク質はアミノ酸というものからできており、アミノ酸には体内合成ができないため食事から摂らなければならない必須アミノ酸というものがあって、必須アミノ酸をバランスよく、かつ多く含んでいるのが「栄養があるタンパク質」ということになります。脂質も脂肪酸というものでできていて、やはり食事から摂らなければならない必須脂肪酸があり、必須脂肪酸をバランスよく、かつ多く含んでいるのが「栄養がある脂質」になります。 ビタミンは、A、B群、C、D、…と多種類あり、ミネラルもカルシウム以外に、鉄、銅等々の多種類があります。どれも必要量を摂取する必要があり、1種類の食物でどれも含んでいるものはなく、いろいろの種類の食品から摂らなければなりません。 ですので、「栄養がある」というのはちょっと単純すぎる言い方で情報としてあまり役に立たず、、「~という栄養がある」という言い方をしたほうがよいのです。
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- kagakusuki
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>カロリーが少ない食べ物は栄養が少ないですか? >この式は成り立たないですか? はい、成り立ちません。 野菜は低カロリーのものが多いですが、その様な低カロリーの野菜の中にもビタミンが多いものがたくさんあります。 また、豆腐は低カロリーですがアミノ酸を多く含んでいます。 また、海藻は低カロリーですが、ヨード等のミネラルを多く含んでいるものが多いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。
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