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「さ入れことば」について教えてください
「読まさせられる」のような使役受身形でよく誤用の「さ入れことば」が使われます。使役受身形だとそれが誤用だというのはわかるのですが、では「私は今からしゃべらさせていただきます」というのも、やはり「さ入れことば」とよぶのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
では「私は今からしゃべらさせていただきます」というのも、やはり「さ入れことば」とよぶのでしょうか? はいそうです。 誤: 私は今からしゃべらさせていただきます 正: ー 私は今からしゃべら せていただきます ________________________ 差: さ ですから「さ」が余計、すなわち「さ入れことば」です。
- Sat_H
- ベストアンサー率43% (87/202)
さ入れ言葉ですね。使役受身形(~(さ)せられる)よりも、「~(さ)せていただく」で聞くことのほうが多い気がします。 「さ入れ言葉」の防ぎ方は下リンクが参考になります。動詞の勧誘表現(書く→書こう、食べる→食べる)の末尾が、 ・「~よう」のとき(食べる→食べよう):サを1つ入れる(食べさせる) ・「~そう」のとき(話す→話そう):サを1つだけ入れる(話させる)※2つ入れた「話ささせる」はさ入れ言葉 ・それ以外(書く→書こう):サを入れない※サを入れた「書かさせる」はさ入れ言葉 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n1900
- 131tobi
- ベストアンサー率54% (18/33)
【さ入れ言葉】に関しては、下記がわかりやすいと思います。 【「ラ抜き言葉・レ足す言葉・サ入れ言葉」は日本語の揺れか?乱れか?】 https://edupedia.jp/article/53233f93059b682d585b6426 以下は一部の抜粋(重言)。 ==============引用開始 3 【サ入れ言葉】 3つめは、【サ入れ言葉】について、です。 広まっているのは【サ入れ】言葉です。会合などで司会者が「次に移らさせていただきます」と言うのをよく耳にします。この場合は「移らせて」でよいのに、ていねいにと思ってか、余計な【サ】を入れてしまいます。「帰らさせていただきます」「歌わさせていただきます」など、多くの人が間違いと気づかずに使っています。』と、【サ入れ言葉】について、ズバッと、指摘してありました。 この【サ入れ言葉】も、テレビ番組で、たびたび耳にすることがあります(困ったものです、と思うのは、オッサンだからでしょうか)。 「移らせていただきます」 「帰らせていただきます」 「歌わせていただきます」 が正しいのは、言うまでもありません。 「言わさせていただきます」は、「言わせていただきます」と、 「置かさせていただきます」は、「置かせていただきます」と、 「預からさせていただきます」は、「預からせていただきます」と、 「見させていただきます」は、「見せていただきます」と、 「急がさせてすみません」は、「急がせてすみません」と言うように、上から目線じゃなく、さり気なく教えてあげましょう。 「この言い方のほうがかっこいいよ」とつけ加えながら・・。 学校の先生方だけでなく、各民放テレビ局さんも、せめて【サ入れ言葉】については、正しい日本語を教える(伝える・広める)一翼を担ってくださるとうれしいなと思いました。 ==============引用終了 あるいは下記はどうでしょう。 【突然ですが問題です【日本語編10】──「~させていただく」【解答編】】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1286.html 以下は一部の抜粋(重言)。 6)がいわゆる「サ入れ言葉」になっている。 ■Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%AE%E4%B9%B1%E3%82%8C ================================ 使役の助動詞は、下記のように使う者が多いことから、五段活用動詞とサ行変格活用動詞の後では「せる」が使われ、上一段活用、下一段活用、カ行変格活用の動詞の後では「させる」が使われるという規則が見出されてきた。 やる(五段) → やら+せる 叩く(五段) → 叩か+せる 降りる(上一段) → 降り+させる 受ける(下一段) → 受け+させる しかし、一部では、下記のように五段活用動詞とサ行変格活用の動詞の後でも「させる」を使うことがある。これがいわゆる「さ入れ言葉」である。 やる(五段) → やら+させる 叩く(五段) → 叩か+させる 敬語(特に謙譲語)に不慣れな人が、過剰に敬意表現を並べてしまうために使われるのではないか、ということから若い世代に多いと言われる[要出典]。 「ら抜き」は以前から乱れの代表格として指摘されているものの、こちらは2000年代に入ってから取り沙汰されるようになった。特にバラエティ番組「SMAP×SMAP」のコーナー「ビストロSMAP」で中居正広が「(ゲストが注文した料理を)作らさせていただきます」と言っているのはおかしいのではないかと新聞に投書が掲載されたことがある。 ================================ この問題に関して、敬語の第一人者とされる菊地康人氏は下記のように書いています。 【読書感想文/『敬語再入門』(菊地康人/講談社学術文庫/2010年3月10日第1刷発行)】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.html ==============引用開始 【引用部】 ちなみに、五段活用の場合は本来「せていただく」ですが、「読まさせていただく」式の誤用も聞きます。これも、もはや使役の原義をとどめていないということでしょう。原義を忘れて謙譲語IIに向かうのなら、むしろ、一律に「さ」入れるほうが簡単でいいのかもしれません。(P.195) うなってしまった。当然、その形が「サ入れ言葉」と呼ばれていることを踏まえている。それでいてこういう怖いことをアッサリ書けるのは、思考に柔軟性があるから。 ==============引用終了 これはこれで柔軟な考え方で、将来的にはそうなるかもしれません。 現段階では……一般にサ入れ言葉は「作らせていただきます」でいいのに「作らさせていただきます」のように余計な「サ」を入れる形です。「作る」は五段活用なので「サ」は入りません。 「読まさせられる」は、サ入れ言葉ではないような……。 これはちょっとメンドー話で「読ませられる」「読まされる」の両方が成立するはずです。 元々は「読む」(使役形は「読ませる」)から派生した「読ませる」という動詞が存在します。 https://kotobank.jp/word/%E8%AA%AD%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%8B-654927#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89 「読む」の使役受身が「読まされる」。 「読ませる」の受身が「読ませられる」ではないかと。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
「私から申し上げます」とかの「しゃべる」を謙譲語にする形にすれば、「させていただく」を用いる必要がない。 こうやって日本語を語ると、お前の日本語は間違っている・誤用だ・そんな時には使わないというご指摘回答をいただけるので、それを待って、もっと良い日本語の回答を期待いたしましょう。
お礼
日本語は難しいです・・・。 ご回答ありがとうございました。
- Gletscher
- ベストアンサー率23% (1525/6504)
恥ずかしい「さ入れ言葉」です。
お礼
やはりそうですね。 ありがとうございました。
お礼
文法的な解析は難しいものですね。 詳細なご説明をいただき、ありがとうございました。 とても勉強になりました。