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ブラックホールに落ち込む過程の解釈
- 物質がブラックホールに落ち込む際の解釈について考えます。
- 物質は事象の地平面に到達する際、観測者によって異なる時間経過が起きます。
- ブラックホールが蒸発する場合は、物質は蒸発と共に特異点の方向に連続的に移動します。
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このような思考実験の、よくある間違いに、事象の地平面と特異面(特異点)との混同があります。もちろん事象の地平面のすぐ内側に特異面の広がるBHも想像できるのでしょうが、それとこれとは別物と考えておいたほうがすっきりすると思います。 で、事象の地平面を通過するときに、特に何かあるわけではありません。そこで時間が停止するとか距離が無限大になるとか、そういうのは事象の地平面ではなく特異面の特徴なんです。 ところが我々は事象の地平面の内側を見る(知る)ことができません。それは”物理学的”には、内側で何が起こっていても良いということを意味するのかもしれません。そのことを我々は量子力学でイヤというほど思い知らされているわけです。 回答ではないですが、参考にでもなれば♪
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- SPROCKETER
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実際には、ブラックホールの事象の地平面に近づくずっと手前で重力が非常に大きくなるので、観察者が乗っている宇宙船は潮汐力で無限に引き延ばされて崩壊します。 従って、観察そのものが不可能ですし、事象の地平面の内側まで行けるとしても、ブラックホールの固有時間と観察者の固有時間は同じではないので、ブラックホールが蒸発するまで観察者は生きていられません。 あっという間にブラックホールに飲み込まれ、潮汐力に引きちぎられて、雨のように降り注いで終わりです。 もちろん、それまでの間に宇宙では無限に近い時間が経過しますが、観察者から見れば、あっという間であるのに変わりはありません。 もし、ブラックホールに落下しても死なないのだと仮定すれば、ブラックホールに背を向けて宇宙を見ながら落下するとすれば、観察者はブラックホールに近づくに連れて、宇宙の星々が急速に動いて行くのが見えるようになり、事象の地平面を超える頃には、宇宙の終わりまでを早回しのビデオのように見ることが出来るでしょう。 理論的には、そうなりますが、実際にはずっと前に死んでいるでしょうね。探査機を送っても同じで、壊れてしまうでしょうね。だから、そういう光景はコンピュータシミュレーションでしか見られません。
お礼
wikipediaより引用させて頂きます。 >事象の地平面近傍でも潮汐力は非常に弱い。中心にある重力の特異点までの距離が遠いため、ブラックホールの中心に向かう宇宙飛行士がいるとすれば、かなり深く進むまで、スパゲッティ化(英語版)されることはない。 超大質量ブラックホール@wiki 回答ありがとうございました。
- trytobe
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いいえ。外部からの観測者の時間の流れと、事象の地平にある当事者の時間の流れは異なります。 慣性質量と重力質量の等価原理から導かれる相対性理論と、相対性理論から導かれる推論とを、逆方向に互いにつなぎ合わせて、相対性理論に反する結論に導くのは、自己矛盾が含まれる証拠です。
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 そもそもの特異点が出来るのに無限大の時間がかかるということでしょうか?^^;