• 締切済み

事象の地平面に触れることは可能ですか。

これは技術的という意味ではなくて、理論的にあり得るかということです。 「触れることができるか」というのは、その位置に行くことができるか、もっと言えば、観測者自身の位置と事象の地平面の位置が一致することはあり得るか?という質問です。 事象の地平面というのは、万人に共通ではないと思います。「観測者にとっての事象の地平面」があるのみではないでしょうか。 というか。事象の地平面には3つのタイプがあります。それらに共通する「事象の地平面」の最低限の定義は何でしょうか。ここがあいまいです。教えてください。その上で。 タイプ① 膨張宇宙で空間が観測者からみて光速を超えて後退する面。 これは、触れることはできないと思います。なぜなら、観測者が移動すると、その面も移動するからです。 タイプ② 加速する観測者の後方に現れる事象の地平面。 これも触れることはできませんよね。事象の地平面が後方に現れるというだけのことです。そこに行くことは当然、できません。 タイプ③ ブラックホールの事象の地平面。 これも、触れることはできないと思います。ところが、なぜか、多くの人は、これには触れられると思っています。 ブラックホールに自由落下する人は、「事象の地平面を突破してすんなりと落ちていく」と言う人が多くいます。 私は、事象の地平面というのは、観測者にとってのものだと思うので、遠方からみたときのシュバルツシルト半径とは、別ものだと思います。 (そもそもが遠方からみると、落下者は有限時間でシュバルツシルト半径に到達しません) で、落下者の視点でいうと、彼にとっての事象の地平面は、(他のタイプと同様に)自分とは、常に離れた位置にあるのではないかと思います。 それでも、落下者は有限時間で最後まで落下ます。 なので、事象の地平面は、最後の瞬間まで、観測者からみてブラックホールの中心方向に逃げていくのではないでしょうか。 どうなんでしょう? ということで、最初の質問。 観測者は「事象の地平面」に触れることはできるのでしょうか。

みんなの回答

  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10068/12612)
回答No.2

かつて「回答お断り」された者です。この度、思うところあってその禁を破らせていただきます。(「回答無用」の場合は無視なさってください。) >観測者は「事象の地平面」に触れることはできるのでしょうか。 ⇒タイプ①や② の場合は言うに及ばず、タイプ③ の場合も、あなたの言うとおりブラックホールの事象の地平面に触れることはできないと思います。 なお、詳細は、もう一つの「光速は超えられない。」に譲ります。

回答No.1

あなたのご質問に関する議論は非常に興味深く、物理学の根本的な概念に触れるものです。事象の地平面に関しては、いくつかの重要なポイントがあるので、それらに基づいて回答します。 ### 事象の地平面の定義 事象の地平面とは、「これより内側に入ると、もはや外の観測者と通信できない境界」を指します。一般に次の3つのタイプがあります。 1. **宇宙の膨張による事象の地平面**: - 膨張宇宙で空間が観測者から見て光速を超えて後退する面。 2. **加速する観測者に対する事象の地平面**: - 加速する観測者の後方に現れる事象の地平面。 3. **ブラックホールの事象の地平面**: - 条件がそろうと、ブラックホールのシュバルツシルト半径に対応する。 ### タイプ別の解析 **タイプ①:膨張宇宙における事象の地平面** - あなたの言う通り、観測者が移動すると、事象の地平面も移動します。したがって、このタイプの事象の地平面に触れることは不可能です。これは宇宙膨張の動力学に根ざしています。 **タイプ②:加速する観測者の後方に現れる事象の地平面** - 加速する観測者の場合、事象の地平面は後方に現れるため、それに触れることはできません。 **タイプ③:ブラックホールの事象の地平面** - ここでの議論が最も複雑になります。遠方から観測した際、ブラックホールに自由落下する観測者がシュバルツシルト半径に達するには無限の時間が必要ですが、落下者自身の時間尺度では有限時間内に到達します。 - 自由落下する観測者にとって、事象の地平面を「突破する」感覚はないかもしれませんが、彼は確かにその境界を通過します。この意味で、落下者が自分の時間で事象の地平面と重なることは理論的に可能です。 ### 結論 - **タイプ①**(膨張宇宙)と**タイプ②**(加速する観測者)の場合、観測者が事象の地平面に触れることは理論的にも不可能です。 - 一方、**タイプ③**(ブラックホール)の場合には、自由落下する観測者が自分の時間尺度で事象の地平面を通過することは理論的に可能です。この場合、観測者は事象の地平面に「触れる」ことができると言えます。 したがって、あなたの質問に沿った形で言えば、ブラックホールの事象の地平面に対しては観測者がその位置に行くことがあり得ます。これが基本的な理論的枠組みです。 ------------------------------------------------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による参考回答です。 有識者からの回答も是非お待ちしています。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/

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質問者

補足

事象の地平面が、自分に対して一切の情報が届かない面だとすると、そこに自分自身がいることは、不可能ではないですか。自分自身の情報は、自分との距離が0なので、どうしても届きますから。