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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:熱力学についての質問です)

可逆断熱膨張によるガスタービンの出力を求める方法

このQ&Aのポイント
  • 可逆断熱膨張を使用して出力を出すガスタービンについて、入力条件と出力条件から出力温度と出力を求める方法について詳しく解説します。
  • ガスタービンの入力条件は毎時1800kgのガスが1MPa、900℃の温度で入り、0.1MPaの圧力で出ることです。この入力条件を元に、出力温度と出力を計算する式と具体的な計算方法を説明します。
  • ガスタービンの出力温度は、入力条件から求めた可逆断熱膨張係数 κ を使用して計算します。また、出力を計算する式はガスの流量、比熱、入力温度と出力温度の差から求めることができます。具体的な計算手順を解説します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • jamf0421
  • ベストアンサー率63% (448/702)
回答No.1

ここでガスは空気です。分子量もそれに対応しています。空気はほぼ二原子分子より成り立っています。 さて、比熱に効いてくるのは並進運動と回転運動と見做しています。(振動の寄与はかなり高温にならないと効いてきません。)一自由度あたりの内部エネルギーへの寄与は1 molあたり(1/2)RTです。並進運動の自由度はx, y, zの三方向で自由度は3, 2原子分子の回転主軸は二つで自由度は2ですから内部エネルギーはU=(3/2)RT+(2/2)RT=(5/2)RTとなります。よって定積比熱が Cv=(∂U/∂T)_v=(5/2)R...(i) となります。理想気体ならばCp=Cv+Rです。したがって κ=Cp/Cv={(5/2)R+R}/{(5/2)R}=1+2/5=1.4...(ii) となります。 断熱可逆膨張ならば、膨張前をi, 膨張後をfで表して変化の前後において PiVi^κ=PfVf^κ...(iii) となります。それぞれの状態に於いてPiVi=nRTi, PfVf=nRTfが成立していますから、これを(iii)の両辺のそれぞれ代入します。 nRTiVi^(κ-1)=nRTfVf^(κ-1)...(iv) です。これより Tf=Ti(Vi/Vf)^(κ-1)...(v) となります。(iii)より (Vi/Vf)^κ=Pf/Pi...(vi) ですから、(v)は Tf=Ti(Pf/Pi)^{(κ-1)/κ}...(vii) となります。数値をいれると(900℃=1173 Kを考慮) Tf=1173x(0.1^(0.4/1.4))=607.6 K...(viii) です。 ガスタービンのタービン仕事(これから圧縮仕事をひけばエンジン出力)は Wt=[燃料流量]x[エンタルピー変化] で今の場合燃料流量は 1800/3600=0.5 kg/sec...(ix) です。またエンタルピー変化はCpΔTですから Wt=0.5x1.005x(900-335)=284 kJ/sec...(x) となります。kJ/sec=kWです。

gyagya0012
質問者

お礼

とても丁寧に教えてくださってありがとうございますm(_ _)m すごく分かりやすかったです!!

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