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立体構造式について。[大学]
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この場合の立体構造は、簡単には正四面体だと考えてください。 そして、「C」は正四面体の重心であり、「-H」「-NH2」「-CH3」「-COOH」は正四面体の各頂点に位置すると考えてください。 立体構造を平面上に表現するための工夫として、楔は手前に向かっていること、点線は奥に向かっていることを示します。 なお、これら物質は「型」の異なるα-アミノ酸(アラニン)ですが、写真の左右で同じ位置にある「-COOH」に着目し、「-COOH」から「C」を見下ろすと、左側では右回りに「-H」「-NH2」「-CH3」の順になりますが、右側では右回りに「-H」「-CH3」「-NH2」の順になって順番が異なり、極端な言い方をすると、左側の物質と右側の物質は別物になります。 しかし、これらは左右の手の関係と同様に、どのように回転させても決して重ならないけれども、鏡に映したような関係にあるので、「光学異性体」または「鏡像異性体」と呼ばれます。 (「光学異性体」が1対存在するので、書き方が2つということになります。) 因みに、左側が「D型」、右側が「L型」なので、「-NH2」と「-CH3」を逆にしてしまうと、「型」が変わってしまいます。 なお、詳細については、高校化学の教科書か参考書で、「不斉炭素原子」「光学異性体」「アミノ酸の構造」をよく読み返してください。
その他の回答 (2)
ANo.2の補足です。 正四面体を回転させることによって、楔や点線で表す原子(原子団・官能基)は当然変わります。 ただし、普通は左右の物質が鏡に映ったような状態を書くので、左側で「C」の上に「-CH3」を書けば、右側でも「C」の上に「-CH3」を書きます。 写真のような書き方をすると、同一物質なのか「光学異性体」なのかが、分かり難くなります。
お礼
補足ありがとうございます。 前の回答をベストアンサーにさせていただきました。
- trytobe
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カメラの三脚みたいなのがあったとして、手前に伸びてるのを「くさび型」、奥に伸びているのを「点線みたいなくさび型」にしておかないと、見た目でパッと手前と奥の区別がつきにくいから。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます。 その点は理解しているのですが、奥や手前にくる原子や原子団は決まっているのでしょうか? 説明不足ですみません。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。 分かりやすかったです。 高校の教科書、もう一度読み返してみます。