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預言者ムハンマドについて
なぜ商人が預言者になったのですか?また、どうやってムハンマドはメッカを征服しアラビア半島までもを”無血で”統一できたのですか? 最後に、世界中のムスリムが巡礼するメッカのカーバ神殿は元は多神教の神殿であったそうです。ムハンマドはアッラーの為に神殿を新築しないで邪神の巣くう神殿をリフォームして安っぽく済ませました。こんな邪道な事をした理由は?問題は無いのですか?たくさん聞いてすいません。
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>なぜ商人が預言者になったのですか? コーランによりますと、洞窟で瞑想していたら彼の前に大天使ガブリエルが現れて「おまはんが預言者やで」とお告げになったので預言者になったとのことです。選ばれてしまったものはしょうがないですね。もちろん、彼はお断りはしなかったというのはありますけどもね。 >どうやってムハンマドはメッカを征服し 私もイスラム教は詳しくないのですが、割と俗物的、即ち軍事的に征服したみたいです。 >アラビア半島までもを”無血で”統一できたのですか? 「無血統一」ってどっから聞いた話ですか?私が知る限りは、軍事的に中東地域を征服したと聞いております。 >こんな邪道な事をした理由は? 真面目に回答すれば、元々その神殿に人々が大変な愛着を持っていたので、それを壊して「あの人は神殿を破壊した。恐れ多いことだ」といわれるより、そのまま神殿の権威を利用したほうが得策だと判断したのでしょう。実際、現在も信仰は続いているわけですからその判断は正解だったといっていいと思います。信じている人が「それでいい」と思っているなら非信者がとやかくいえる筋合いにはありません。
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>なぜ商人が預言者になったのですか? 預言者となった人物がたまたま隊商に属していただけです。 商人つまり隊商であったから預言者になった訳ではありません。 預言者になる、という考え方が一般の日本人には余り馴染みがない言葉でピントはきません。 理屈で言いますと憑依状態(トランス状態)になるということです。 日本では天理教の教祖である中山みきや大本教の教祖である出口なおなどが神の声を聞いたといってそれを唱えるようになったのが始まりです。 憑依状態にならないまでも宗教体験というのは日本人であれ欧米人であれ多くの人が経験しています。 禅の頓悟などというのも、この宗教体験の一つです。 宗教体験を経験したことがない人が宗教を説いても無理があるとされています。 >どうやってムハンマドはメッカを征服しアラビア半島までもを”無血で”統一できたのですか? 無血で統一したわけではありません。 数々の戦争で勝ち残って統一を果たしました。 中東の地帯というのは農耕地が少なく牧畜が盛んな地域です。 この牧畜も家畜とともに一定のエリアを移動する手法です。 水が乏しく自然条件が過酷なために血族が団結する必要がありました。 これがやがて部族となり沢山の部族が暮らしていました。 人間集団ですので当然のことながら自分達のエリアを巡って争いが起きます。 国境線というものをもたないこのエリアという考え方は現代の日本人にとっては非常に理解しにくいかと思います。 中東の国々でアフガニスタンとかパキスタン、カザフスタン、などという国名の末尾のスタンというのがこのエリアに相当します。 国境線で地域を区切るという考え方はヨーロッパ人の発想です。 この部族間の争いの調定役としてムハンマドが認めらたのがアラブ統一の始まりです。 部族にはそれぞれの部族を庇護する神様を持っていて宗教共同体とも呼ばれます。 この神様というか宗教の原点となっていたものがありました。 キリスト教でいう旧約聖書の原本のような説話です。 旧約聖書に原本(元になる話)があったか否かについての議論はキリスト教圏では深刻な問題で高等批評、文書仮説、四資料仮説などと呼ばれ現在も喧々諤々やっています。 これがやがてユダヤ教ではタナハあるいはトーラーと呼ばれるようになり、キリスト教では旧約聖書と呼ばれるものになり、イスラム教ではコーランと呼ばれようになりました。 つまり、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も姉妹の宗教で同じ唯一絶対神を持つ宗教だということです。 この唯一絶対神をユダヤ教やキリスト教ではヤハウエとかエホバとよび、イスラム教ではアラーフと呼んでいます。 いずれの宗教でも自分達がこの唯一絶対神から選ばれた民だという考え方があります。 お互いにオレ達が選ばれたのだ、と主張しますから衝突が絶えません。 何分にも神様を信じない(=神様を冒涜する)異教徒を駆逐する行為ですから神様から認められた聖なる戦いということになります。 旧約聖書をお読み頂ければ分かりますが戦争のオンパレードです。 >ムハンマドはアッラーの為に神殿を新築しないで邪神の巣くう神殿をリフォームして安っぽく済ませました。こんな邪道な事をした理由は? 自分達の神様が唯一絶対ですから、邪道でもなんでもありません。 日本人が信仰の自由という言葉を聞くとどの神様を崇めてもそれは自由だ、と受け取りますが、キリスト教特にプロテスタントが言う信仰の自由というのは、神様を崇める方法は各人自由だという意味です。 カトリックが定めた礼拝方法を否定しているだけですので誤解なきように願います。 またフランスなどで生まれた自由、平等、博愛という言葉も、神様の元での自由であり平等であり博愛だ、ということです。 信仰する神様が違う異教徒には認めていませんので注意して下さい。 典型的な例が南米のインディオを殺戮してインカ文明を滅ぼしたスペインの将兵は全て敬虔なクリスチャンだったということです。 自分達が信じるヤハウに従わないインディオを地上から抹殺するのは、彼らにとっては正しい行いだったということです。 ユダヤ教を信じるユダヤ人を殺害したナチスの将兵も殺戮を終われば、今日一日の無事を神様に感謝しながらベッドに就きました。 >問題は無いのですか? アラーフは異教徒の神殿など認めていません。 アラーフは自分の姿はもとより偶像を作りことを禁止しています。 つまり、イスラム教徒にとっては何の問題もありません。 最近もバーミアンの巨大仏像を破壊しました。 遺跡だとか史跡だとか文化財だとかという考え方はアラーフの前では通用しません。 この辺が日本人にとって最も分かり難い部分かとおもいます。 最近アメリカの大統領候補がイスラムを追放しろ、と言って人気を集めている背景にはアメリカがプロテスタント国だという背景があります。 イギリス国教会の迫害から逃れたピューリタン(清教徒)が設立した国だという根強い意識があります。 大統領が就任する際にも聖書に手をおいて宣誓する国です。 州によっては、聖書に反する進化論を子供に教えることを禁止している国です。 フランスも学校などの公共の場で女性がスカーフを着用することが禁止されています。 イスラムの教えに従うなどということは一切認めていません。 これら唯一絶対神を信奉する国々を理解するのは日本人にとっては非常に難しいことです。 日本人の価値観が通用しない国があるということを充分にご理解願います。 何かあれば補足で追加のご質問を願います。
お礼
ありがとうございます。現実的なんですね。
なぜ商人が預言者になったのですか?」←誰を預言者にするかは決まってません・・ インスピレーションは 色々な人に降りて来ます・・ その中で探求心の強い人が予言者として立つだけです・・ だから あちこちに預言者が産まれたり 自分をキリストだと言う人が現れるのです・・
お礼
たくさんいたうちの1人だっただけなんですね。
お礼
ありがとうございます。現実的なんですね。