「湯桶読み」というネーミングについて
湯桶読みというネーミングについて違和感をどうしても抑えられない30男です(^^ゞ
まず熟語の読み方として、湯桶読みは「訓読み+音読み」で丁度その反対は重箱読みだという事は理解しています。
小学生(いや中学生? 全く自信なし)の頃だったでしょうか、この読み方というか用語を国語で習って以来、音音や訓訓ではない変則的な読み方だなぁとは思いつつ、和語と漢語を組み合わせて語彙を増やそうとした際に、
その和語に対応する漢字を使おうとした時に音読みで結合してしまうと、言葉の意味がイメージしづらかったとかもそういう単語が生まれてしまった要因なのかなぁなんて勝手に思っている訳ですが、
[或いは、漢語の方を和語に変えて結合しようとしてもやはり上手くいかなかったとか?]
何故にそういう変則読みの代表選手として「湯桶」を選んでしまったのでしょうか?
(1)皆さん、「湯桶(ゆトウ)」って知ってました? ←少なくとも子供の僕は「なんのこっちゃ? それって"ゆおけ"とはちゃうんですか?」と目が点になりました。
その他の該当熟語の例(雨具、手帳、野宿、見本etc.)を挙げられてやっと「あぁ、そういう事か」と思ったのを覚えています。
あの頃の僕でこうなのですから、今の子供たちは尚更「はぁ?」ってなっていちいち先生が「湯桶(ゆトウ)とは、…」と説明しなくちゃいけないと思うのですが。。
(2)何故もう少し漢字としても簡単で、子供でも知っていそうな単語を使って例えば「見本読み」等のようにしなかったのでしょうか?
(3)そして何より不服というか腑に落ちない最大の理由は、「湯桶」と言う熟語には「ゆトウ」の他にも正規の読み方として「ゆおけ」と言う読みが存在します。
[個人的には、”ゆおけ”の方が読みとしてはメジャーな気さえするくらいです]
そういう単語を変則読みの代表選手に挙げるのはどう考えても不適切な気がしてならないです。
因みに重箱読みの方は、箱という字が少し画数も多くて難しそうな気もしますが、これ以外の読み方はないように思いますし、今は昔ほどおせち料理を用意する家庭も減っているかも知れませんが、それでもまだ「湯桶」よりはなじみがある気がするので、代表選手でも構へん構へん!って感じです。
皆さんの湯桶読みに対するご意見、ネーミングの由来、現場の国語教師の方のお気持ちなどお聞かせいただければと思います。
お礼
ありがとうございました。 とても分かりやすく書いていただいて、 すごくよく分かりました。 こういうことが分かる方を尊敬いたします。