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麻酔薬の作用時間の決定因子について
私は現在、薬学部で学んでいる者です。 実習で「ペントバルビタールとチオペンタールを用いたマウスの睡眠導入観察」を行いました。 実験条件は、「マウス2体を用いて一方にはペントバルビタール(0.5w/v% , 50mg/kg , i.p.)を、もう一方にはチオペンタール(0.5w/v% , 50mg/kg , i.p.)を投与する」でした。 その際、睡眠導入時間と睡眠時間のどちらもがチオペンタールのほうが短く、教科書などから予想される結果に則したため、実験は成功したとの結論に至ったのですが、ここで一つ気になる点が出てきました。 それは、タイトルにもありますが、麻酔薬の睡眠時間を左右する因子が何なのかということです。 ペントバルビタールもチオペンタールも同じバルビツレート系薬で、共に脂溶性も高いです。 ですが、チオペンタールは静脈麻酔薬で、ペントバルビタールは睡眠導入薬と用途が違い、また実験結果のように睡眠時間も約30分ほど異なりました。 この違いは何に起因するもの何でしょうか? 私自身考えてみたのですが、チオペンタールにのみ含まれる硫黄原子がGABAA受容体に何らかの相互作用を表すことで睡眠時間が短くなっている、又は硫黄原子がチオペンタールの再分布を速めている、の2案が挙がりました。 どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、回答のほどよろしくお願いいたします。
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- jing0708
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硫黄原子の関与は確かに重要ですが、既に答えは出ています。それは考察とは言いません まず、きちんと医薬品のインタビューフォームを読みましょう。そこに動態に関する詳しい情報が載っています。 また、GABA受容体の感受性の差については論文が出ていますので、Pubmedで調べましょう。 あまり簡単に分子学的な相互作用を決定してはいけません。それらはきちんと分子生物学を熟知して、ほかの実験をやらなければ出してはならない考察です。 ほかの方も書いていますが、代謝過程なども考えた上でしっかりやってください。
- trytobe
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それを、教科書とにらめっこして考えるのが「実習」の「レポート」をさせる意味です。 これを教えてしまったら、その実習の時間がムダになってしまいますから、必死に悩んで「他の講義の教科書や参考書も広げて」、分子構造や代謝経路も含めて考えてください。