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平面グラフの問いです。
平面グラフの頂点(節点)を凹凸多角形に、頂点連結用の辺(稜)を凹凸多角形の境界線に、それぞれ変換したとします。 その場合、元の平面グラフの連結性と、変換後の凹凸多角形の境界線共有性とは、同値になりますか。 つまり、平面グラフ頂点の彩色問題を、4色問題のような地図色分け問題に、変換できますか。
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ご質問の変換の定義から明らかにYESです。 元の平面グラフにおいて頂点A,Bが辺Lで結ばれているならば、変換後には凹凸多角形の境界線L*になるのでA, Bの変換後の凹凸多角形A*, B*は境界を共有して接していますよね。 また逆に、変換後の凹凸多角形X, Yが境界Hを共有して接しているならば、X, Yに変換される前の対応する頂点X*, Y*はHに変換される前の辺H*で結ばれていますよね。 つまり平面グラフ頂点の彩色問題は、地図の色分け問題に言い換えることができます。 ところで、ご質問の変換によって出来た凹凸多角形たちは、凹凸多角形の頂点や境界をそれぞれグラフの頂点や辺と考えれば、平面グラフとみなすことができます。 平面グラフGについて (頂点、辺が与えられた時) Gの「面」を、辺で囲まれた領域と定義することにします。(したがって一番外側の無限に広い領域も一つの面とみなします) この時、 面Aを頂点A*に、 面A,Bの共有する境界の各辺Lを頂点A*, B*を結ぶ辺L*に、 置き換えて得られる平面グラフG*をGの双対グラフと言います。 G*の双対をとるとGに戻り、 Gの頂点とG*の面, Gの辺とG*の辺, Gの面とG*の頂点, がそれぞれ一対一に対応しているのがわかると思います。 双対グラフを考えることで Gの面に関する問題は、G*の頂点に関する問題に Gの辺に関する問題は、G*の辺に関する問題に Gの頂点に関する問題は、G*の面に関する問題に 言い換えることができます。
お礼
御回答を誠に有難う御座いました。