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なんでもモンゴルなんかが中国を侵略できた?
どうしてモンゴルなんかが人口や武器や文明や兵法が進んでいた当時の中国を侵略できたのでしょう? 馬や弓矢ぐらい遊牧民じゃなくたって練習すれば使えるし、そんなのがちょっと上手いからといって団結したくらいで勝てる相手だとは思えないのですし、馬の良し悪しぐらいで勝てるならそんな簡単なことはないでしょうし、勝因はどこにあったのでしょう? チンギスハーンの生涯を見ていると大征服者ではあるけども、戦が下手とは言えないけど上手いとも言えないように見えます。結構普通にしょっちゅう負けたり、天才的な策略で敵を破ったりっていうのはないです。武将としては並だと思います。 考えれば考えるほど、なぜ中国が原始人みたいなモンゴル人に負けたのかよくわからないです。 このことに詳しい人がいれば教えてください。
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- IXTYS
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こんにちは。 とても良い質問です。 どうして『モンゴルの騎馬軍団』が北宋を倒せたのか。 日本の歴史に武士が台頭して来たのは鎌倉時代です。 当時の武士の訓練のひとつに『流鏑馬』(やぶさめ)という馬上から弓を引いて正確に的を射る武術があります。 当時の日本の武士は横を向いて的を射る。 これが限度でした。 ● 世界広しと言えども、これ以上の弓を引ける騎馬軍団は存在しないと思われていました。 ところが世界に唯一真後ろを向いて正確に弓を引ける騎馬民族がいました。 それがモンゴル騎馬軍団です。 真後ろを向いて弓が引ける。 しかも全速力で馬を走らせながら。 馬上から弓を引く。 前、横、後ろと三方向へ弓が自由自在に引ける。 全速力で走る馬上から。最強の騎馬軍団、これがモンゴル民族です。 世界最強の騎馬軍団だったのです。 これは余談ですが、日本の力士が束になって掛ってもモンゴルの力士に勝てない。 この十年間、日本人力士は大相撲で優勝出来ませんでした。 これはモンゴル人に比べバランス感覚に大きく劣っているためとわかって来ました。 多分、これからも日本の大相撲はモンゴル人の天下が続くことでしょう。 バランス感覚は脳細胞の中の伝達の速さ等微妙な要素が絡み合っています。 一朝一夕に追いつけるものではありません。
- 夕紀(@yuki0421)
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モンゴル軍が騎馬軍で、起動力に富んでいた事が最大の理由です。 貴方は当時の中国の服をご存知ですか?当時は男性も、今の女性のチャイナドレスと同じものを着ていました。 ロングのタイトスカート穿いてるような中国軍、パンツルックの蒙古軍、どちらが広い戦場で戦うのに適してるかは一目瞭然です。(欧州のようにミニスカートにタイツを履いた騎士なら動き易いでしょうが) また中国は戦車(主人とそれを護る武人、御者の乗る二頭引きの四輪の馬車)です。一頭の馬に其々騎乗している蒙古軍とはその機動力の差が明らかですよね。 つまり、鉄砲持った軍に竹槍で戦うようなものだったのです。
- staratras
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モンゴルで毎年夏に行われる「ナーダム」という伝統的なお祭りで「モンゴル相撲」と並ぶ呼び物が「少年競馬」です。小学生の男の子や女の子が15キロから30キロもの草原の長距離コースでモンゴル馬を走らせます。(体重が軽い子どもが騎手となるのは馬の負担を軽減するためでもあります) 最近では2009年に「モンゴル・ダービー」というレースが始まりました。ダービーといっても、日本のダービー(東京優駿)やイギリスのダービーのように競馬場の2400メートルのコースを2分半程度全力疾走するレースではありません。モンゴルの広野約1000キロメートルを7日間かけて走る(馬は途中で乗り換える仕組みで、騎馬民族の遠征を想起させます)という、世界一過酷な超長距離レースです。 こんなレースを21世紀になってから始めることが可能なほど、現在でもモンゴルの国民や風土は馬と深く結びついています。ましてチンギスハンやフビライの時代であれば、その「人馬一体」ぶりは言うまでもないでしょう。 もちろん当時の中国本土(宋)にも馬はいて戦争にも使われましたが、「子どもから老人まで、すべて馬に乗れる」モンゴルなどの遊牧民族のように、騎兵が軍隊の主力になることはありませんでした。 機動力に優る騎馬軍は、中央アジアのように広大な草原が存在する地域では特に威力を発揮しました。これをシステム化できれば、まさに「鬼に金棒」で、モンゴル帝国が、軍事・行政組織として全遊牧民を1000戸単位に編成した(千戸制)ことは、強力な軍事力の基盤となりました。 モンゴルはこのような実務的な面においては、宋などの中国の伝統的な漢民族の王朝より優れた面があったのではないかと考えられます。こうしてモンゴルが13世紀の中ごろに東は中国東部から、西は西アジアやロシアにわたる空前の大帝国を築き、さらには中国全土を支配するようになったことは別に不思議なことではないと考えます。
これくらいの時代の中国って官僚や文人が尊敬され、軍人は半端者がなるみたいな風潮があったんじゃないかな?自然、軍事力弱まる。宋もときどき文治主義をとって、軍事力がずいぶん削れてたり、遊牧民への貢物で民が疲弊していた。遊牧民は馬や弓に生まれたときから慣れ親しんでいた。相手の視認距離よりも遠くから矢が射掛けられるという逸話もある。突撃する時も、まず遠距離から長距離用の弩を放って、近づいてきたら中距離用の弓を放って激突という手順もあったらしい。苦手な攻城戦とかは征服した民族の家族を人質にとって、異民族をこきつかってた。島国の日本と違って、中国は昔から北や西の騎馬民族の侵略、略奪に悩まされ続けていた。
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1963/11745)
チンギスとフビライが天才だった事 中国が1つにまとまって団結してなかった事 など色んな要因が重なったと思います 当時鉄砲はありません 鉄砲無き時代 騎馬軍団は最強です 当時のモンゴル帝国もそうでした
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
馬や弓矢ぐらい遊牧民じゃなくたって練習すれば使えるし ↑ 使える、といってもレベルが違います。 モンゴル人は子供の頃から馬を靴代わりにつかって いる民族です。 現代のモンゴル人だって、その乗馬をみた司馬遼太郎が ハリウッドの西部劇が子供に見えた、と述べています。 人馬一体だそうです。 弓もしかりです。 彼らは、馬と同じく子供の頃から狩猟として練習して いるわけです。 軍人しか練習しない文明国とは違います。 人民総てが軍人みたいなものです。 弓を取り上げ矢を継ぎ放つ、この一連の動作は 日本刀術の抜き打ちなみの速さだったといいます。 それに彼らは遊牧民族です。 定住していませんから、全滅させることが難しい のです。 チンギスハーンの生涯を見ていると大征服者ではあるけども、 戦が下手とは言えないけど上手いとも言えないように見えます。 結構普通にしょっちゅう負けたり、 天才的な策略で敵を破ったりっていうのはないです。 武将としては並だと思います。 ↑ 堺屋太一氏によると、彼は適材適所が上手かったそうです。 字も読めない部下達を、世界でも最も優秀な官僚群に 育て上げたといいます。
- jkpawapuro
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中国を征服したのは孫のクビライですから、詳しく知りたければクビライハーンを調べた方がいいですよ。 要は自分らが団結したところでそれだけでは大中国には勝てないですけど、相手がバラバラならチャンスありますよ。 バラバラのうち一国を占領しその地を完全支配しその地の兵を支配下に置く、つまり中国人の兵を味方につけるのです。そしてまた相手の一地方を制圧したらそこの兵を支配下に置く。野戦はやはり騎馬兵たるモンゴル人が圧倒的ですけど、こうして支配下に入れた漢人兵力も攻城戦等で重要な働きをしています。 あとはそうですねえ、モンゴル人は最初は馬に乗れる以外原始人だったかもしれませんが、クビライの代には多くの漢人を登用し国づくりに参画させて、中国人の技術文化文明を自分のものにしていってるんです、つまり原始人のまま中国を征服したのではなく自分らもちゃんと進化してるんです。
- SPS700
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世界第一の学者でも、学校に行ったこともない人にグサリと刺されれば、死ぬのと同じでしょう。歴史って自分に都合のいい作り話ですから、ま適当に読めばいいと思います。
補足
皆さまの回答を見ていると、騎兵の質が良かったから天下取ったみたいな意見が多いのですが馬や弓が上手いとそれだけで手も足もでないものなのでしょうか? 足軽に日本の侍のような弓矢や刀が通らない鎧を着させて長い槍を持たせて槍衾にしてしまえば騎兵なんか敵じゃないと思うのですけど、もしくは馬の使えない地形に誘い込むとか、罠を仕掛けて馬を使えないようにするとか、馬を積極的に殺すとか、馬の餌になる草を焼き払うとか、弓兵の質は劣るが数で雨あられのように浴びせるとか、弓の腕を補う武器を作るとか、戦車を使うとか色々あると思うのですが。 馬と弓矢の腕が上なのが戦えば必ず腕が上の方が勝つというの簡単すぎるのではないかと思うのです。皆様の回答が違うと言っているわけではありません。 例えばチンパンジーは人間より速く力も強いですが、チンパンジーを殺すのなんて簡単です。銃で撃ち殺すとか罠を仕掛けるとかいくらでも殺しようがあります。 なので馬と弓が上手いからモンゴルが中国に勝ったと言われると、紀元前からからあんなに高度な戦争をしていた中国が破れるだろうか?と思い。 どうしても疑問なのです。