No.12(No.9、No.8)です、
私の回答の主要な部分はNo.12の回答で終わりですが、私とのやり取りで、私なりに書いておきたいことがあるので書きますが、興味がなければ無視していただいて結構です。
質問者様は
>>ご教示戴いた侵略したとする例の中の多くは、国境の辺境の地な
ので、
それをどちら一方の国のものとするには、無理があるように思う、
と云う感想を述べました。
とあります。
確かに大航海時代から始まる西欧の武力侵攻については領土問題があったような場所への軍事侵攻ではありませんし、元寇についても、朝鮮は元の服属国であり、沖縄は当時日本と元の両方に服属していたので、元と日本との間に領土問題があったわけではないので、質問者様の定義する「侵略」に該当します。
しかし、歴史上、他国への軍事侵攻というのは国境の辺境の地から始まっております。国境の辺境の地から徐々に国土を膨張させていったのです。
ナチスドイツにしてもオーストリア併合→ポーランド侵攻というように国境の辺境の地から徐々に国土を膨張させていっております。
これは中国の兵法三十六計にある「遠交近攻」に他なりません。
つまり洋の東西を問わず、軍事戦略上飛び地の経営が難しいからです。
例えば冷戦時のベルリン封鎖に対しては大空輸作戦でソ連の封鎖は失敗しましたが、これが飛行機がなかった時代であれば、おそらく封鎖は成功していたでしょう。
それなのに、
>国境の辺境の地なので、
それをどちら一方の国のものとするには、無理があるように思う
との発言には多くの人が賛同するのかということに疑問を持ちました。
あとそれと、
南樺太についてですが、日本政府も、あるいは日本で発行されている地図の多くも南樺太をロシアと同じ色にしていないことを考えると、世界の多くがロシア領と認知しているのかは疑問に思います。
台湾についてですが、台湾にはかつて中国大陸を支配していた中華民国政府が存在しますが、台湾という地は中華人民共和国が領有権を主張する理由が存在しない場所です(その理由は私の先の回答で述べました)。要は内戦の相手はいるが、内戦の相手がいる地は中華人民共和国の外です。例えればイラン帝国亡命政府(本拠地は米国)に対し、内戦だということでイラン・イスラム共和国が軍事侵攻するようなものです。
もしも中華民国政府の「中国大陸における唯一の合法政府は中華民国政府である、本来であれば台湾にある中華民国政府が中国大陸を支配すべきであるが、現在中華人民共和国を名乗る集団に不法占拠されている。」との主張に立てば、中華人民共和国の台湾への軍事侵攻は内戦になりますが、質問者様は中華民国政府の主張に正当性があるとお考えなのでしょうか。(繰り返しになりますが、台湾を国家とみなし、中華民国政府を正統な政府とみなしている国もございますので、たとえ中華民国政府の主張に賛同されたとしても特に依存はございません。)
お礼
asam09 様は色んな事を勉強されて、知識も豊富なようですが、 身近な竹島や尖閣諸島などは、どのように解決したら良いと考えているのでしょうか。