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"JOHN 3:16" の謎
以前から気になっていたのですが、スポーツの競技会場の観客席で黄色地に黒くハッキリした文字で”JOHN3:16”と書かれたパネルを掲げている人をたびたび見かけました。私が最初に気づいたのはソウル五輪の時でした。最近は見かけないように思います。知っていらっしゃる方、「今さら何だ?」と思われるかもしれませんが、アレはいったい何のメッセージなんでしょうか?
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John 3:16という表記の意味そのものはkuma-oさんの回答の通りです。 で,これがなぜ観客席で見られるようになったかというと…これを広めた人物がいたんですね。 Rollen Stewart(ローレン・スチュワート)といって,アフロヘアーの巨大なかつらと巨大な口ひげをつけて(それも虹色に染めて),「John 3:16」というプラカードをもってあちこちのスポーツ競技の客席に現れたそうです。 最初は単なる虹色のかつらだけだったのが,あるとき宗教心に目ざめたのか,プラカードが登場し,時にはそれに電飾までつけたりして,野球場のホームプレート裏に陣取っては大きく振って見せるなど,異様に目立っていたため,テレビにもたびたび映り(あまりにも目ざわりなのでテレビ局がカメラワークに苦労したそうです),またスポーツ雑誌にもインタビューを受けるなどして,「レインボーマン」の異名とともに全国に彼の存在が広まったようです。 ただ,彼自身は1992年9月22日に,ロサンゼルス国際空港のハイアットホテルにピストルをもって従業員を人質にたてこもり,8時間半後に特殊部隊が突入して逮捕されています。従業員は無事で,室内からは虹色のかつら,大量の火器,聖書が見つかったそうです。 彼は終身刑の判決を受け,現在もカリフォルニア州の刑務所で服役中です。 彼の生涯を描いた「レインボーマン」というドキュメンタリー映画もあります。参考URLは映画評ですが,スチュワート本人の写真も載っています。 さて,彼が始めた「John 3:16」のプラカードは,その後真似する人がたくさん出たのですが,ひところよりは減っているようです。 理由は,推測の域を出ませんが,「宗教的な文言を大きく掲げることは他の観客やプレーヤーの信教の自由を侵害する」として,宗教的な掲示を禁止する球団・球場が現れたり,それを無視してJohn 3:16を掲げた観客が職員につまみだされたり,それを不服として連邦地方裁判所に提訴したり…と,これをめぐるトラブルが相次いだのが原因の一つではないかと思います。
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- coolguys
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確か、 聖書か何かの第3章16節だったと思います。 残念ながら、内容はわかりませんが。
- kuma-o
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「JOHN 3:16」というのは、新約聖書の 「ヨハネによる福音書」3章16節にある言葉を 指しているのではないでしょうか。 JOHN、というのは「ヨハネ」の英語名です。 日本でも聖書から言葉を引用する時に、 「ヨハネ 3:16」と書いたりします。 ちなみに「ヨハネによる福音書」3章16節は 次のような言葉です。(手元にある聖書から引用します) 神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛してくださった。 それは御子を信じるものがひとりも滅びないで、 永遠の命を得るためである ここに出てくる御子、はイエス・キリストを指しています。 この回答に自信はありません。
お礼
ご回答ありがとうございます。やっぱり聖書なんですよねえ・・・。この文言とスポーツの関係は何?ということも不可解です。
お礼
とても詳しく答えて下さってありがとうございました。こんな人物と経緯があったとは知りませんでした。当時あまりに目についたのでTVなどで説明が聞かれると思っていたのですが・・・。ヤバい予告メッセージなんだろうかと気になっていたんです。何かとてもアメリカ的な話題だなあと感じました。